Fluid Audio、設置場所の音響特性に合わせた補正ができるお手頃価格の同軸モニター・スピーカー「FX80」「FX50」
モニター・スピーカー・ブランドFluid Audio(フルイド・オーディオ)から、オーディオ・ソースの特性を忠実に再現するモニター・スピーカー「Fシリーズ」のフラッグシップ・モデルが登場。「FX80」「FX50」が、ローランドより2月1日に発売される。
Fluid Audioは、数多くのスピーカーの開発に携わった経験を持つKevin Zuccaro氏が2010年に米国で設立した新進のスピーカー・ブランド。音楽制作の現場で使われるモニター・スピーカーに求められる、原音に忠実な音で再生するスピーカーコーンやツイーター、こだわり抜いた設計のエンクロージャーなど、高い品質と手ごろな価格が評価されている。日本国内では、ローランドが2017年より製品の輸入・販売を行っている。
今回登場の「FX80」「FX80」は、音楽制作に求められる性能を追求した、モニター・スピーカー「Fシリーズ」の新しいフラッグシップ・モデル。高音を再生するツイーターと、低音を再生するウーファーを同軸上に配置する新構造を採用し、音の「位相ずれ」を抑制。音源の再現性が向上している。また、2つのドライバーにそれぞれ独立した電源を供給するバイアンプ方式を採用し、ドライバーの出力変動による干渉を防ぐ。
▲ツイーター(網がかかった中心部分)とウーファー(外側の円)を同軸配置(写真左)。背面には入力端子とバウンダリー補正スイッチを用意(写真右、FX80)。
さらに、新たに搭載した「バウンダリー補正スイッチ」で、周波数帯域ごとに音量の調整が可能。設置する場所の音響特性に合わせて音を補正して、最適なバランスに整えることができる。アンプ部には新たに高品質のClass Dアンプを採用、従来モデルより出力を向上させながらコンパクト化を実現した。
使用環境に応じて選べる2機種を用意。110W出力の「FX80」、90W出力の「FX50」がラインナップされる。いずれも2ウェイ・バスレフ型、入力端子はXLR、TRS、RCAを備える。手頃な価格で、より確実な音源モニタリング環境の構築ができるモニター・スピーカーとなっている。
▲FX80は254×340×295(W×D×H)mm、7.8㎏(1台)。
▲FX50は176×234×230(W×D×H)mm、3.8kg(1台)。
製品情報
価格:オープン(市場想定価格 36,500円前後 税込)
◆Fluid Audio FX50
価格:オープン(市場想定価格 23,000円前後 税込)
※FX80、FX50ともに1台ずつの販売
発売日:2020年2月1日
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