UVIから象徴的な国産シンセのコレクション「JP Legacy」、プレミアムコレクション「Vintage Vault 3」も登場

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UVIから2つのシンセコレクションが登場。象徴的な国産シンセサイザーのサウンドを凝縮した4つのシンセ音源からなる「JP Legacy」、UVIが誇るプレミアムビンテージシンセコレクションの最新版バージョンとなる「Vintage Vault 3」が発売された。「Vintage Vault 3」には「JP Legacy」も含まれる。

■国産アナログシンセのサウンドを4つの音源に凝縮した「JP Legacy」

「JP Legacy」は、象徴的な国産シンセシリーズのサウンドと魅力を凝縮した4つのシンセ音源からなるインストゥルメントスイート。UIのデザインや型番を見ればわかるとおり、ベースとなっているのはRoland JUPITERシリーズだ。


UVIのサウンドデザイン職人の手による実機を使用したプログラミングされたサウンドをベースとした音色は、実機の質感をありのままに伝えつつ、定番の音から実機のイメージにはない新鮮な響きまで幅広く網羅。そしてUVIの伝統手法による厳選された高級機材による収録とソフトウェアならではの利便性や融通性によって、新たな可能性と刺激をもたらす。収録インストゥルメントの概要は以下のとおり。

・SATURN-4
ベースとなった実機は1978年に誕生した4ボイスのポリフォニックシンセサイザーで、4オシレーターをシンクしたモノフォニックサウンドが特徴。
・SATURN-6
至宝のビンテージシンセ、12オシレーター・6ボイスのアナログポリフォニックシンセをベースモデルにしたソフトウェアシンセサイザー。その壮大で分厚いサウンドの中でもとりわけ、夢心地のパッドとドローンサウンドが無二の存在。
・SATURN-8
ベースモデルはブランドのフラッグシップであり、世界で最も象徴的なアナログシンセサイザーの1つ。16オシレーター・8ボイス仕様に加え、クロスモジュレーション、オシレーターシンク、PWM、ハイパスフィルター、バリアブルローパスフォリター、LFOに2つのエンベロープジェネレーターの豪華装備は当時の最高峰。
・MARCURY-80
SATURN-6のベースモデルの拡張ラックマウントバージョンとして用意された16オシレーター・8ボイスのスーパー音源モジュールがベース。フルアナログのVCOとローブースト回路がそのサウンドを象徴づけ、キーボードバージョンにはない魅力と特徴を持つ。


■65インストゥルメントを収録したコレクション「Vintage Vault 3」


「Vintage Vault」のバージョン3では新たに、FM Suite、PX P10、PX V8、String Machines 2、USQ-1、UVX670、そして同時発売のJP Legacyの7製品を新たに加え、14インストゥルメント、3500を超える音色を拡充。合計30製品、65インストゥルメント、111ドラムマシーン、10,000を超えるプリセット音色、500,000超のサンプルを有したバンドルセットになる。そして総額3,450ドル/約40万円以上(バンドル製品を個別に購入した場合)をバリュープライスで提供する。

価格や量だけでなく、質と機能にも大きな魅力を備えた「Vintage Vault 3」。音質面では、実機の質感がありのままに得られるのが最大の特徴だ。これはUVIのこだわりであり、世界最高峰と評されるサンプルオシレーターが実機の音色をそのまま発する。 そして各モデルの魅力、ニュアンス、個性を余すことなく伝承するため、その音色プリセットは、卓越したサウンドデザイナーによって1つ1つ丹念に仕上げられている。パワフルなシンセエンジンを生かした設計は、実機の雰囲気を彷彿させつつ、モダンパラメーターと融合した機能性と扱いやすさ統一された操作感も見逃せない。また、サンプルエンジンは一般的なエミュレーションよりも軽快な上、CPU効率が高いのも魅力。模倣やクローンではない、実機を超えたビンテージシンセのサウンドを伝承するマッシブ音源集に仕上がっている。

製品情報

◆JP Legacy
価格:199ドル/ユーロ(UVIストア価格) / 22,000円(税込 国内UVIセールスパートナー価格)
◆Vintage Vault 3
発売記念価格:599ドル/ユーロ(UVIストア価格)/ 66,000円(税込 国内UVIセールスパートナー価格) ※2020年1月31日まで
通常価格:399ドル/ユーロ(UVIストア価格)/ 44,000円(税込 国内UVIセールスパートナー価格)
発売日:2020年1月9日
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