【インタビュー】First placeが語るXmasの思い出「優しいですよね、サンタさん」
First placeが11月13日、2ndシングル「SNOW LIGHT」をリリースした。タイトルチューンは“1人ぼっちのクリスマス”をテーマに、届かない君への想いを歌詞に乗せたピュアなラヴソング。切なくも前向きな歌声が印象的なクリスマスシーズンにピッタリのナンバーだ。カップリングにはKAITO作詞による「帰り道」ほか、自身初のタオル回しがライブに映える「証明-アカシ-」(通常盤のみ)を収録するなど、ヴァラエティーに富んだ仕上がりとなった。
◆「SNOW LIGHT」ミュージックビデオ 動画
First placeはTVアニメ『名探偵コナン』エンディングテーマ「さだめ」で昨年メジャーデビュー、今年はミニアルバム『L.D.Love』をリリースするなど活動スタンスも音楽の幅も着実に確実に広げてきた。そしてシングル「SNOW LIGHT」に収録された彩り豊かな3曲は彼らのライヴステージに新たな風をもたらすはずだ。BARKSではメンバー全員にシングル「SNOW LIGHT」についてじっくり話を訊くと同時に、クリスマスの思い出を語ってもらった。メンバーも知らないプライベート秘話が次々と飛び出した爆笑インタビューをお届けしたい。
◆ ◆ ◆
■小学生の時の俺のイメージは
■“足が速い人”だったと思う(笑)
──2ndシングル「SNOW LIGHT」はFirst place初のクリスマスソングですが、初めて曲を聴いたときの印象はどうでしたか?
KAITO:聴いたら一発で“クリスマスソングだな”って感じられる、わかりやすい曲だなと思いました。
TAIHEI:鈴の音が入ってたり、雪のキラキラした景色が浮かぶような音作りになっていて、やっぱり“クリスマスにぴったりな曲だな”という印象でしたね。
RYOMA:サビの歌詞とメロディがとてもキャッチーで、すぐに一緒に口ずさめる曲だなと。
KENTO:デモ音源は女性の方の声が入っていたので、すごく切ない印象を受けたんですよ。“これを自分たちが歌ったらどうなるんだろう?”っていうのが第一印象でしたね。
▲初回限定盤A |
TAIHEI:曲のテーマが“1人ぼっちのクリスマス”なので、失恋した主人公の切ない感情に乗せて歌うことを意識しました。でも、ただ切ないだけだと聴いている人に悲しい気持ちだけが残ってしまうかもしれないので、包み込むような温かさのある歌声を意識しました。
KAITO:TAIHEI君が言ったように、切なさはあるんだけど、失恋をしたことに対するダメージの強さよりも、うっすら残る辛さを感じたんです。なので、どっぷり主人公になりきって歌うというよりも、主人公の世界を少し離れたところから眺める感じでフラットに歌いました。
RYOMA:最初は結構キャッチーな印象を受けた曲だったんですけど、“1人ぼっちのクリスマス”というテーマを頭の中に置きながら歌っていたら、だんだん切なく悲しくなってしまって。“この気持ちをどう表現したら?”と悩みながらですが、うまく歌で表現できたなと思います。
──歌詞の捉え方は、メンバーそれぞれの解釈があるものなんですね?
TAIHEI:“1人ぼっちのクリスマス”っていう大きなテーマが共通してあるので、その中でそれぞれが感じたことを表現するっていう。
KAITO:よっぽど違わなければ、それが深みになると思うんです。せっかくメンバーが4人いて4つの声があるので、合わさったときに何層にも表現できる。
──なるほど。KENTOさんはどんなことを意識して歌いました?
KENTO:今回、あまり“KENTO節”を出さずに歌いましたね。
KAITO:“KENTO節”ってなに?
RYOMA:たしかに初めて聞いた(笑)。
KENTO:今回は自分が歌いたいように表現するというより、さっき言ったようにデモの女性の声のイメージに寄せたんですよ。つまり、“自分らしさ=KENTO節”ではないっていう意味で……ついつい“KENTO節”って言っちゃいました(笑)。
▲初回限定盤B |
KAITO:2番Aメロで僕とKENTO君のユニゾンがフィーチャーされてるんですけど、2人の声をユニゾンさせると、足す(+)ではなく、かける(×)のような声質になる、そういうところが改めて面白いなと思いました。メロディはTAIHEI君が歌ってる1番と一緒なんですけど、テンポが違って曲の雰囲気も変わっているので、また違ったテイストが耳に残るんじゃないかな。
TAIHEI:今、KAITOが言った1番Aメロの歌い方に注目して聴いてほしいです。ここは“主人公が彼女を思い出しているような感じ”で歌いました。これまではストレートに声を出してクリアに聴かせることを意識してたんですけど、この曲ではストレート過ぎずちょっと声をこもらせるような優しい歌い方をしました。
RYOMA:2番Bメロは俺とTAIHEIの2人で一緒に歌っているんですけど、KAITOとKENTOが一緒に歌った2番Aメロとはまた違った表現ができているんじゃないかなと思っていて。その表現の違いを聴いてほしいですね。
KENTO:個人的に好きなのは、サビ前の“僕は夢中すぎたね”の部分です。その後、サビで一気に盛り上がっていくんですけど、盛り上がる前ってすごく大事じゃないですか。
KAITO:“この後、サビですよー!!”みたいな、J-POPならではの“くるよ感”ね(笑)。
KENTO:そうそう。それです。
▲RYOMA |
RYOMA:子供の頃は、クリスマスプレゼントをとても楽しみにしていました。ありがたいことに、うちには毎年クリスマスにサンタさんが来てくれたんですよ。確か中学生くらいまででしたかね。
KAITO:中学生まで!? 俺は小学5年生で来なくなったよ。RYOMA君はいい子だったんだろうね。
──一番うれしかったプレゼントは?
RYOMA:ゲームですね。それまでは、友達の家に行ったときにちょっとやらせてもらうぐらいで、ゲームを持ってなかったんですよ。クリスマスプレゼントで初めてもらって、ゲームに目覚めちゃいました。
──RYOMAさんの年代でゲームを持ってなかったっていうのも珍しくないですか?
RYOMA:僕、短パン小僧だったんですよ。中学生まで自転車も持っていなかったから、どこに行くにも「俺、走るから大丈夫!」って言ってた。だから小学生の時の俺のイメージは、“足が速い人”だったと思う(笑)。
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