【インタビュー】First placeが語るXmasの思い出「優しいですよね、サンタさん」

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■「また明日」って言葉も奥深いね
■俺が考えてたことと全然違う!

──KENTOさんのクリスマスの思い出は?

KENTO:僕の思い出は、クリスマスにフラれたことですね(笑)! 高校3年生のときだったんですけど、仲の良かった女の子とクリスマスの日にディズニーランドに行くことになったんですよ。クリスマスにディズニーですよ? ほぼ確定だと思うじゃないですか。だから、事前にドラマ『花より男子』の映像作品を観てシミュレーションしたりしてね。それで、“パレードの終わりかけにシンデレラ城の前”というベストなタイミングとシチュエーションで告白したんですけど、なんとフラれたんです! 「そういうふうには見てない」って言われました(笑)。

──はははは。そこまでお膳立てが出来ていてフラれるパターンもあるんですね(笑)。

KENTO:いや、ホントにしばらく苦笑いですよ。あの華やかなイルミネーションも暗く見えました(笑)。

KAITO:それ全部、夢だったんでしょ(笑)?

RYOMA:“夢の国だからね”って、うまいね(笑)。

KENTO:はい、夢です(笑)。でも、世の中の男の子に、「現実は、ディズニーで告白してもうまくいかないことがある」と言いたい(笑)。

▲KENTO

──「現実」って言っちゃってる時点で、夢の話ではないじゃないですか(笑)。TAIHEIさんの思い出は?

TAIHEI:クリスマスはほぼ毎年、家族といますね。僕は家族といるのが好きで、部屋を暗くしてみんなでケーキを食べるんです。

RYOMA:暗くして食べるの?

TAIHEI:そう、誕生日みたいに。

RYOMA:サンタさんからもらったプレゼントで覚えているのは?

TAIHEI:陸上部だったので、「カッコいいスパイクがほしいな」って言ってたら、サンタさんが届けてくれたんです。優しいですよね、サンタさん(笑)。KAITOは?

KAITO:僕は、従兄弟がいっぱいいるんですよ。ちなみに僕が初孫で、一番年上なんです。その従兄弟に12月24日生まれの6歳になる子がいるので、毎年クリスマスには親戚が集まって誕生日会を合わせて行うんですね。その従兄弟が本当に可愛くて可愛くて(笑)。

RYOMA:KAITOの家は、何かあるごとにパーティーやってない? 「今日はパーティーあって、料理がいっぱい用意されているから、ご飯を食べずに帰る」って言うこと多いよね。

KAITO:そうそう。いまだに僕の誕生日も親戚中でお祝いしてくれますから(笑)。親戚ぐるみで仲がいいんです。

▲TAIHEI

──それぞれのキャラクターが浮き彫りになる逸話ばかりで(笑)。では、カップリング曲についても聞かせてください。「帰り道」はKAITOさんによる作詞ですが、メロディと言葉のハマりがすごく気持ちいい曲ですね。

KAITO:もともとは仮歌詞がついていたんですけど、その歌詞がサビのメロディと英詞とのハマり具合が良すぎたんです。だから、“この英詞を超せる歌詞が書けるかな?”というところから作詞を始めました。でも、“好きな人との帰り道”とか、“高校進学や大学進学、就職とか、それぞれの分かれ道があって、年明けにはもう一緒にこの道を通ることはないんだなっていう切ない想い”とか、そういうものを書こうと。自分の実体験というわけではないんですけど、“学生時代の気持ち”を想像して、それを膨らませて書きました。

RYOMA:仮歌詞のサビは“I love you, I love you”みたいな感じだったんですけど、そこにKAITOが“愛なんて恋なんて”っていう日本語詞を乗せてきて。“よくこんな歌詞ができるな、純粋にすげえな”と思いました。

──もともと英詞だったとは思えないほどハマってますもんね。

KAITO:その仮歌詞に負けたくなかったんですよね。日本語で、かつ意味のあるわかりやすい歌詞にしたかった。言葉を探すのに結構時間をかけたので、自分的にも納得する歌詞が書けました。

RYOMA:“俺もこんなふうに思ったことあったっけ”みたいな、懐かしい感じの恋愛で。そこがいいなと思いましたね。

KENTO:“君が言う「また明日ね」が 昨日よりも不自然なんだ 考え過ぎかな”っていう歌詞は、世の中の男子全員が経験したことあるんじゃないかなと思っていて。まさに僕が中学校のとき、隣の席に転校生の女の子がきたので、いろいろ教えてあげたんです。そうしたら当時仲良かった女の子が妬いちゃったみたいで。学校からの帰り道、何か言いたそうだったんだけどなにも言わず、「また明日ね」って言ったときもすごい暗くて。「あれ、俺、なにかしたっけな?」って……そういう過去がフラッシュバックしました。

▲通常盤

KAITO:俺は別の意味で書いた言葉なんだけど、そういう解釈も面白いね。“「また明日ね」って毎日聞く言葉なのに、年明けはもう会わなくなるかもしれない。そんな不安が自分の中にあるから、相手が普段通りに言ってる言葉でも違って聴こえちゃう”っていう意味なんです。

RYOMA:「また明日」も奥深いね。

KENTO:俺が考えてたことと全然違うじゃん!

KAITO:いや、人それぞれに捉えてもらっていいんだよ。それが歌の面白さだから。

──TAIHEIさんも共感した部分はありました?

TAIHEI:僕、恋愛が苦手なタイプだったので、“愛しい恋しい感情の渋滞”の“感情の渋滞”の部分がしっくりきて。“俺、めっちゃ渋滞してたな”と振り返りました(笑)。

KENTO:渋滞は何キロくらい?

TAIHEI:フルマラソンくらい。渋滞にハマりまくってたね。

KENTO:それはかなりの重傷だったね(笑)。

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