元ちとせの奄美シマ唄リミックス企画、最後を飾るのは坂本龍一

元ちとせの楽曲を国内外のアーティストがリミックスする＜元唄　幽玄　〜元ちとせ奄美シマ唄REMIX〜＞の最後を飾る作品「渡しゃ REMIXED BY 坂本龍一」が、本日11月27日（水）に配信リリースされた。

◆「渡しゃ REMIXED BY 坂本龍一」MV、関連画像

6月にスタートした＜元唄　幽玄　〜元ちとせ奄美シマ唄REMIX〜＞は、『元唄（はじめうた）～元ちとせ 奄美シマ唄集～』（2018年）の収録曲から毎月1曲のリミックスを配信していくというシリーズ企画だ。これまで坂本慎太郎による「朝花節」、ラス・Gによる「くばぬ葉節」、Chihei Hatakeyaによる「くるだんど節」、ティム・ヘッカーによる「長雲節」、ドリアン・コンセプトによる「豊年節」がリリースされてきた。

今回選曲された「渡しゃ」は、“海島の間に橋を架けて私の愛しい人を渡してほしい”と唄われるスタンダードな1曲。坂本龍一は「元さんの音楽を、流れる河のように、あるいは揺蕩う海のように描きたかったので、アルバムをよく聴いたところ“渡しゃ”が一番ふさわしいと思い選びました。しかしオリジナルの歌は僕にはまだ少し元気過ぎたので、実は少し遅くしてあります」とコメントを寄せている。

配信リリースに合わせて、YouTubeでは映像作家の夏目現（I was a Ballerina）による幻想的なミュージックビデオも公開された。



なお、12月25日（水）には今回のリミックス楽曲をコンプリートした6曲入りのアナログ盤が発売されることも決定している。