【ライブレポート】吉澤嘉代子、<お茶会ツアー>@キネマ倶楽部「今日はかなり絶好調な気が(笑)」
吉澤嘉代子が、全国10都市11公演のツアー<お茶会ツアー 2019>を開催。11月6日、7日の東京キネマ倶楽部で公演が行われた。
◆ライブ写真
2年ぶりの開催となった今ツアーは鍵盤に伊澤一葉を迎え、10月3日の佐賀・Restaurant & Cafe 浪漫座からスタート。長崎県美術館や大分県の由布院空想の森アルテジオ、広島本覚寺など、今回も<お茶会ツアー>ならではの会場がセレクトされ、お客さんとクイズを楽しんだり、新曲を披露したりと、盛り沢山の内容で行われた。
東京公演初日の6日は、ドラマ「架空 OL 日記」の主題歌として書き下ろされた「月曜日戦争」からスタートし、吉澤は「全国各地を回ってきましたが、今日はかなり絶好調な気が(笑)。この夜を一緒に楽しく過ごせたらいいなと思います」と挨拶。和やかなムードの中、「綺麗」、「手品」、「地獄タクシー」、「残ってる」などのオリジナル曲に加え、YUKIに曲を提供した「魔法はまだ」、私立恵比寿中学のために書き下ろした「曇天」も披露された。
<お茶会ツアー>の恒例となってきた企画コーナーは、まず吉澤嘉代子に関する問題に挙手で答える「クイズコーナー吉澤嘉代子検定 何級?」から始まり、そこで勝ち残った5人による、せんだみつおゲーム形式の「吉澤嘉代子ゲーム」で優勝者を決定。また中盤の「お悩み相談コーナー“スナックかよこ”」では事前に集められたみなさんのお悩みに答えつつ、その中で印象的なお悩みを寄せてくれた1人をステージに招いてトークを展開したのだが、「じゃあ、ここで1曲一緒に歌ってくれますか!?」という吉澤の無茶振りにも動じず、見事な歌声を披露。吉澤と2人で「アボカド」をデュエットし、会場を沸かせていた。
伊澤のピアノと吉澤のアコースティックギターによる「movie」そして「一角獣」で本編を終えると、アンコールで吉澤は「2年ぶりのお茶会ツアー。会場の雰囲気もお客さんの雰囲気も違うので、何回やってもドキドキが止まらないけどすごく楽しい!」とこのツアーを振り返った。また今年はデビュー5周年ということで、アンコールの1曲目では1stミニアルバム『変身少女』に収録されている「美少女」を会場のお客さんと合唱。ラストはこの<お茶会ツアー2019>で歌いたかったという新曲であり、「久しぶりに、恥ずかしいほど剥き出しの大切な曲」になったという「抱きしめたいの」がアコースティックギター1本の弾き語りで披露された。
デビューから5年。通常のリリースツアーであっても、こういったお楽しみ要素の強いツアーであっても、唯一無二のセンスと圧倒的な表現力でオーディエンスを魅了し続けている吉澤嘉代子。次回は11月30日、吉澤の地元である埼玉県川口市の川口総合文化センター・リリア メインホールで、スペシャルコンサート<デビュー5周年記念 吉澤嘉代子のザ・ベストテン>の開催が決定している。
文:山田邦子
写真:Tetsuya Yamakawa
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■セットリスト
11月6日(水)、11月7日(木) 東京 キネマ倶楽部
M1.月曜日戦争
M2.綺麗
M3.手品
M4.魔法はまだ
M5.曇天
M6.地獄タクシー
M7.シーラカンス通り
M8.アボカド
M9.よるの向日葵
M10.残ってる
M11.movie
M12.一角獣
EN1.美少女
EN2.抱きしめたいの
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