いい音爆音アワー vol.107 「ナイス・ジャケット♪ノーマン・シーフ特集」
いい音爆音アワー vol.107 ナイス・ジャケット♪ノーマン・シーフ特集
2019年 10月16日(水)@風知空知
CDになり、配信になって寂しいのが、「ジャケット」というものの存在感が小さくなってしまったことですな。音の方は、ハイレゾとかでまた新しい可能性があるのかもしれませんが、ジャケットとしてはなんと言ってもアナログ時代、30cm四方のLPがよかったということに、異論のある人は多分いないでしょう?今またアナログがちょっとしたブームになっているのは、ジャケットの魅力も大きいだろうね。音楽作品の顔として、音楽そのものとともに、好悪や評価の重要な対象として、私達を魅了し続けてきたこのジャケットに関しても、いろんな切り口で選曲してみたいと、前から考えているのですが、実際ジャケットをテーマにするのは今回が初です。
で、今回は、ノーマン・シーフという有名な写真家が撮ったポートレイトを使ったジャケットを集めてみました。シーフが撮った写真はなんとなく分かります。眼と髪に特徴がある、と私は思っているのですが、こちらをしっかり見ていて、髪に動きがある写真が多いです。それと、グループの写真がとてもうまいと思う。何人もいると、1人くらいイマイチな感じで映っている人がいたりするものですが、シーフの写真は必ず全員活き活きしています。
写真だけでなく、デザインについても、彼が関わったジャケットはたくさんあるのですが、その中で、もちろん、音も素晴しいモノを選びました。
ちなみに、「ジャケット」という言い方、米英ではしません。英語では「cover」。アナログ時代は「sleeve」とも言いました。なので、「ナイス・ジャケット」とは「素敵な上着」になってしまい、正しい英語にこだわりたい私としては抵抗あるのですが、「ナイス・カヴァー」ではカヴァー・ヴァージョンのことだと思われるだろうし、日本ではどうしてもあれは「ジャケット」なので、それでいきます。
福岡智彦 (いい音研究所)
セットリスト
▶Norman Seeff
1939年3月5日、南アフリカ共和国ヨハネスブルグ生まれ。
17歳の時、史上最年少で、南アフリカのサッカーリーグ「Premier Soccer League」のプレイヤーとなる。
1965年(26歳)、医学博士となり、3年間、ヨハネスブルグ・スウェトの病院の救急内科で勤務する。
1969年、ニューヨークに移住。間もなく、彼がマンハッタンで出会った人々を撮った写真が、デザイナーのBob Catoの目に留まる。Catoはコロムビア・レコードのクリエイティブ部門の副社長も努め、担当したアルバム・カヴァーが2作、グラミー賞を獲得したこともある実力者。彼はシーフに、The Bandのアルバム『Stage Fright』での写真の仕事を与えた。これが評判になり、たちまちシーフはロック・フォトグラファーとして認められた。
1971年末、Catoの推薦によりUnited Artists Recordsのクリエイティヴ・ディレクターとなるため、ロスに移転する。
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1939年3月5日、南アフリカ共和国ヨハネスブルグ生まれ。
17歳の時、史上最年少で、南アフリカのサッカーリーグ「Premier Soccer League」のプレイヤーとなる。
1965年(26歳)、医学博士となり、3年間、ヨハネスブルグ・スウェトの病院の救急内科で勤務する。
1969年、ニューヨークに移住。間もなく、彼がマンハッタンで出会った人々を撮った写真が、デザイナーのBob Catoの目に留まる。Catoはコロムビア・レコードのクリエイティブ部門の副社長も努め、担当したアルバム・カヴァーが2作、グラミー賞を獲得したこともある実力者。彼はシーフに、The Bandのアルバム『Stage Fright』での写真の仕事を与えた。これが評判になり、たちまちシーフはロック・フォトグラファーとして認められた。
1971年末、Catoの推薦によりUnited Artists Recordsのクリエイティヴ・ディレクターとなるため、ロスに移転する。
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