【ライブレポート】バックストリート・ボーイズ、6年ぶり来日公演「26年間も最高のファンであり続けてくれてありがとう」

▲photo by Justin Segura

10月16日(水)、バックストリート・ボーイズが約6年ぶり通算7回目の来日公演＜バックストリート・ボーイズジャパンツアー2019＞を大阪城ホールにて開催した。10月12日（土）・10月13日（日）に開催を予定していた同ツアーのさいたまスーパーアリーナ公演は、台風19号の影響を考慮しやむを得ず中止となってしまったが、ソールドアウトした昨日の大阪城ホール公演では全33曲を披露し、来場した1万人の観客を魅了した。同公演のオフィシャルレポートを掲載したい。

◆ライブ 画像

場内は、暗転してスクリーンに映像が流れだすと同時に沸き立った。全米1位を獲得したアルバム『ブラック・アンド・ブルー』収録の「エヴリワン」のイントロと共にスクリーンが上がると、バックストリート・ボーイズが登場。待ちに待ったメンバーの登場に、ファンからは割れんばかりの歓声が起こった。ブライアンは「オオサカー！ パーティする準備はできてるかい？」と呼びかけ、5人そろったキレのあるダンスと共に、デビュー・アルバム『バックストリート・ボーイズ』から、「アイ・ウォナ・ビー・ウィズ・ユー」「ザ・コール」「ドント・ウォント・ユー・バック」と懐かしの曲を次々と披露していく。

メンバーが一人ずつ日本のファンへのメッセージを語り、今年2019年1月にリリースされ20年ぶりの全米1位を獲得した最新アルバム『DNA』の中から1曲ずつ、楽曲の一部を歌うソロパートもあった。ソロパートのトップバッターであるブライアンは「みんな今夜は元気にしてる？ DNAツアーへようこそ！ みんな、僕たちと同じぐらい楽しんでくれてる？」とファンに呼びかけ、『DNA』より「ノーバディ・エルス」をしっとりと歌い上げた。ジャケットを脱いだメンバーも再登場し、5人でパフォーマンスを再開すると、ステージ近くにいるファンにハイタッチをしたりとその至近距離でのファンサービスに会場からは黄色い声があがった。

▲photo by Justin Segura

ソロパート二人目のハウイーは「ゲンキデスカ？」と見事な発音の日本語と「メンバーを代表して、この国に戻って来れてとってもハッピーだ」と感謝のメッセージを送り、「シャトー」を披露。ニックは「オオサカ、アイシテマス！」「みんなが世界一のファンだっていうのはみんな知ってるよね？」と想いを語り「ザ・ウェイ・イット・ワズ」を届けた。

その後、他のメンバーが衣装チェンジをしている間にAJとケヴィンが残り、「みんなが恋しかったよ！ 26年間も最高のファンであり続けてくれてありがとう」（AJ）、「みんなが言った通り、僕たちは日本に来るのがとても大好きなんだ。みんなとここにいられることに感謝しているよ」（ケヴィン）とそれぞれコメントした。またライブの後半では、5人全員で26年間の思い出を振り返り、ブライアンが「ニックはすごい声が高かったよね」といじれば、ニックが「ブライアンは田舎なまりだったよね」といじる仲睦まじいシーンも。

美しいハーモニーが際立つアカペラで「ブリーズ」を披露すると、会場は感動の渦に。そして大ヒット曲「エヴリバディ（バックストリーツ・バック）」のリミックスが流れる中、全身白の衣装チェンジした本人たちが登場し、会場のボルテージはさらに跳ね上がった。メンバーも飛び跳ねて大阪城ホールを一気に盛り上げてからは、その勢いのままエネルギッシュなパフォーマンスが続き、バックストリート・ボーイズ最大のヒット曲「アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ」で本編を締めくくった。

アンコールで再びステージに登場した5人は、最新アルバムからのファースト・シングル「ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート」と、彼らの代表曲の一つでもある「ラージャー・ザン・ライフ」で華々しいフィナーレを迎えた。