【インタビュー】過去最強のJILUKAを見せる
BARKS主催ツアー<千歌繚乱 1st LIVE TOUR 〜錦秋の候〜>に出演するJILUKA。
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これまでにもリリースやワンマンライブを控える節目節目に同イベントシリーズ<千歌繚乱>に出演してきた彼らだが、今回はベストアルバムの発売、5周年、という大きなトピックスを持ってツアーに参加してくれる。このロングインタビューでは、ベストアルバムについてはもちろん、彼らが今考えていることなどをたっぷり語ってもらった。
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──JILUKAはいよいよ5周年を迎えますね。
Ricko(Vo):もう5年経つのか…という感じですね。すごく早く感じます。JILUKAを始動してから、ずっとみんなで全力疾走してきたんですよ。レコーディングにしても、ライブにしても休まずにやってきたし、新しい仕掛けも常に話し合っている。そういう日々がずっと続いていて、5年間はアッという間でした。JILUKAを始めてから、急に時間が経つのが早くなったような感覚があるんですよね。そう感じるというのはそれだけ密度の濃い活動をしている証なので、いい状態で5周年を迎えられるなと思います。
Boogie(B):今は自分達の人生で、一番楽しい時期。バンドを続けられているということに……、バンドをやれること自体に幸せを感じています。5年間自分達のスタイルを崩さずに、このメンバーで続けてこれたのはすごく貴重なことですよね。うちのバンドはメンバー同士の仲もすごくいいんですよ。音楽を始めた時の楽しさを保ったまま、仲のいい4人でバンドをやれているという意味で、自分にとってすごく大切な5年間になった。これからも今の状態を保ってJILUKAを続けていきたいと思っています。
Sena(G):これまでの人生で出会ってきた人の中で考えても、このメンバーって一緒に過ごす時間や本音で話し合うことがダントツに多いんですよ。学校みたいに“卒業まで”といった区切りもないし、もう家族みたいな感覚。JILUKAは自分の人生とイコールになっている。だから、5年間を切り取ってどうこう思うということは正直あまりないんですよ。一般的な家族が「この5年間はどうでした?」と聞かれても答えようがないのと同じで、これまでを振り返って感慨深くなることはないですね。ただ、自分にとってJILUKAがそう感じられるバンドになって良かったということは、あらためて感じています。
Zyean(Dr):Senaと同じように、僕にとってJILUKAというバンドをやっていることは当たり前のことになっているんですよ。良くも悪くも、特別感がないに近いというか。だから5年経ちましたよと言われても、そうなんだ…みたいな(笑)。でも、JILUKAである人生というのは、自分がやりたいように生きているということでもあるんですよね。そういう人生を退屈に感じるわけはなくて、常に充実感がある。もちろんバンドをやる中で大変なことやツラいこともあるけど、そういうことも全部ひっくるめて、いい人生を送れているなと思います。
Ricko:俺は今年の5月に出した『Polyhedron』というカバーEPが、この先のJILUKAにとって転機になったんじゃないかなと思います。厳密にいえば最初のシングルから全部の音源が転機になってきたけど、『Polyhedron』は5年やってきたうえでメンバーでいろんなことを話し合って出した作品なんですよ。それに、あのEPを作ることで、メンバーそれぞれ沢山のものを得られたし、バンドとして見えたものもあった。JILUKAは今までずっと重たいサウンドでやってきたじゃないですか。それが自分達のやりたいことだから今後もサウンドは変わらないけど、こと歌のパートに関しては、あのEPは1つのターニングポイントになったんじゃないかなと俺は思います。
Boogie:俺は去年の5月にやったTSUTAYA O-WESTのワンマンが、強く印象に残っています。あのライブは、それまで重ねてきたものをベストの状態で出せたんですよ。もちろんすべてが完璧だったかと言われるとそうじゃないけど、ライブ中の感触が良かったし、終わってからも手応えを感じることができた。今はあのライブを超えたいという気持ちでライブに臨んでいますね。それはメンバー全員の共通した思いで、TSUTAYA O-WESTのワンマン以降、アレンジだったり魅せ方だったり、今まで以上に意見が出るようになった。JILUKAの活動を振り返った時に、あのライブのことは絶対に外せないですね。
Sena:僕の中で転機になったなと思うのは、去年の9月に出した『Metamorphose』というアルバムです。もちろん総てのリリースが自分にとって転機の連続だけど、それを大きく上回ったのが、あのアルバムだった。僕は作品を作るたびに死ぬんですけど、この時は3~4回死にましたから(笑)。アルバムのSEの数は、僕が死んだ数……みたいな(笑)。それくらい突き詰めたし、あのアルバムを作ったことでちょっと考え方が変わった部分もあって、それが今のJILUKAにつながっています。だから、僕にとって『Metamorphose』は、すごく大きな意味を持ったアルバムです。
Zyean:その『Metamorphose』の次にカバーEPをリリースしたんですけど、その辺りがステップアップという面で大きかったと思う。僕らはレコーディングするたびにアーティスト/プレイヤーとしての向上を目指していたんですけど、カバーEPの時はそれだけじゃなく、別の人達が作った曲を土台にして、いかにその自分達の色を出していくかということも大きなテーマだった。そういう作り方をするのは初めてで、すごく自分の視野が広がったんですよ。今までやっていたこと以外のものもやりたいし、やれるんじゃないかなと思うようになった。だから、今は僕自身が今後のJILUKAを楽しみにしています。
──JILUKAは、この1年程で新しいフェイズに入ったんですね。続いて、5周年を記念して11月13日にリリースされる初のベストアルバム『XANADU』について話しましょう。まず、収録曲はどうやって決めたのでしょう?
Sena:ベストというからには、名刺代わりの作品になって欲しいという共通認識があって。“これは入れなきゃダメでしょう!”という曲が全員一致していたから、揉めることもなくサラッと話し合って決まりました。
──曲を改めて聴いて、それぞれ感じたことなどもあったのでは?
Ricko:作品をリリースするごとにバンドが成長してきたんだな、ということを感じましたね〜。ベストなので当然初期の曲も入ってるんですが、今にしてみれば、“もう少しこういうふうにすれば良かった”とか“なんでこれができなかったんだろう”って思ったりもして。もちろん、それはそれで常に向上を目指しているので当然の事ではあるんですけど、“あの時の自分”にしか録れなかった、あの時ならではの良さを今にして感じたりすると、進化している事を実感しますね。
Zyean:今回ベストアルバムにどの曲を入れるかという話になった時に、今まで出してきた曲を時系列に沿って改めて全部聴いてみたんですが、めっちゃ欲張りなバンドだなと思いました(笑)。いろんなエッセンスが入っているし、いろんなことをやっていて、これだけネタがあれば、それはライブも楽しいよなと。『XANADU』はJILUKAの幅広さがパッケージされているので、聴いてくれた人に楽しんでもらえると思います。
Boogie:俺は、自分達が独自のスタイルを持っていることを再確認できました。JILUKAはメタルが根底にあるけど、画一的なスタイルはなくて、自分達がカッコいいと感じるものとか好きなものを融合させて形にしている。だから作品によってテイストが違っていて、その時にやりたかったことが明確にわかるのは『XANADU』の面白さだと思う。
──確かにそうですね。
Boogie:第1期というか、初期のほうの曲はライブで演奏することで“もっとこうしたい”というのが出てきて、それを活かして第2期に。その次の『Metamorphose』から『Polyhedron』までが自分の中では第3期という位置付けなんですが、『XANADU』に入れる新曲2曲は第4期のJILUKAだと言っていいんじゃないかな。JILUKAの過去、現在、未来という総てを網羅できるベストです。
Sena:僕は制作する時はどんどん自分を追い込むんですが、追い込めば追い込むほどクリエイティビティや周囲に張っているアンテナの感度も上がって、そのまま極限状態までいって死を迎えるんです(笑)。こうやって通して楽曲を聴くと、“あっ、これは死なないとできないヤツだな。ああ、この時も死んでる。これも死んでる、死んでる…”って、どの制作でも自分は死んだなということがわかりました。『XANADU』はそういう曲しか入っていなくて、本当の意味でベストアルバムだなと思います。
──JILUKAの楽曲はBoogieさんがおっしゃったように、特定のメタルの模倣ではないということと、サビのキャッチーさが特色になっています。その辺りについての考えも聞きたいです。
Sena:サビがしっかりした曲にしたいということは、JILUKAを始める前からありましたね。サビだということがわかりやすい構成が好きで、その周りをどういう風に武装していくか、ということはいつも意識しています。たとえば、シャウトだけの曲でもサビがキャッチーになれば、僕の中ではそれは正義なんですよ。シャウトしているからサビとして成立しないということはなくて、楽曲としてちゃんとストーリー性があれば、シャウトしていてもリスナーはサビだとわかる。そういう起伏のある曲を作りたいというのが、コンポーザーとしての自分の根本としてあるんです。
──“アグレッシブ&キャッチー”という方向性をカッコよく仕上げるのは難しいことですが、JILUKAはそれに長けていますね。それに、カッコいいリフが多いことも魅力です。
Sena:リフはライブとかを通じて楽曲を演奏することで、自分の中に新しいインスピレーションが湧いてくるんですよね。だから、みんながもたらしてくれているのかなと思います。
Ricko:Senaは、リフ博士みたいな感じだよね。
Zyean:そうそう(笑)。よくここまで、いろんなリフを考えるなと思う。
Ricko:似たようなリフがないからね。しかも、カッコ悪いリフがないんですよ。俺はSenaが作るリフが超好きです。
Boogie:歌えるリフが多いしね。
Ricko:そう。それに、ギターソロがまたね……。
Sena:いやいやいやっ褒めすぎ! 次いきましょう、次(笑)。
一同:(笑)
Ricko:いや、やめない(笑)。Senaのギターソロはテクニック面に目を向けられがちかもしれないだけど、すごく歌心があってエモいんですよね。それがすごくいい。それに、コードワークも超ヤバい。
Boogie:ヤバイね。俺らは彼のバッキングだけのトラックを、すぐにほしがるという(笑)。Senaのコードアレンジはすごくきれいで、バッキングトラックだけでも聴けるんですよ。それもサビのキャッチーさを増幅していることは間違いないですね。
──リードギター指向が強いのに、バッキングのコード感なども凝れるというのは大きな強みといえますね。ギターの話が出ましたので、それぞれ自身のプレイに関して大事にしていることなども話していただけますか。
Zyean:ドラムに関しては、僕は超絶的なドラムを聴くのが好きなんです。すごいプレイを聴いて、自分もやりたいと思って鍛錬して、JILUKAで活かすという感じです。
──その結果、Zyeanさんのドラムは凄いことになっています。全体的にテクニカルですし、超高速の2バスなども生で踏まれているんですよね?
Zyean:踏んでいます。バンドによっては音源は割り切って打ち込みにすることもあるみたいだけど、僕はそういうのは嫌だから、生で叩けるように練習します。
Boogie:Senaがデモを送ってくる時はドラムも打ち込んであるんですけど、絶対に今のZyeanにはできないフレーズが入っているんですよ。それでZyeanが「これは無理だよ」と言うと、Senaが「えっ? ああ、できないんだぁ。じゃあ、やめるしかないなぁ……」って煽るんですよ(笑)。そうするとZyeanも負けず嫌いだから、「いや、よく聴いたらできるわ」とか言って。その時はできないけど、練習してレコーディングまでに仕上げてくるから、凄いなといつも思いますね。
Sena:デモを送ると、いつもZyeanは悶々としているよね(笑)。でも、ハードルがあるというのは、いいことだと思うんですよ。僕は作品ごとにチャレンジしているアーティストが好きで、自分達もそうありたいと思っているんです。
Boogie:ドラムだけじゃなくて、ベースもキテるんですよ。基本的にベースはギターとユニゾンだから、難易度がめっちゃ高い。なんか、勝手にギターとベースがタッピング(右手の指で指板上の弦を叩いて音を鳴らす特殊な奏法)のユニゾンをすることになっていたりするし(笑)。
Sena:いや、Boogieが遊びでタッピングしていたから、やりたいのかなと思って(笑)。
Boogie:遊びは、あくまで遊びだよっ(笑)! 俺の場合JILUKAの曲を弾くのが練習みたいなところがある、もはや(笑)。JILUKAの曲を弾こうと思ったら、普通の教則本に出ているような練習をしても弾けないんですよ。
Ricko:普通そんな練習はないってこと?
Boogie:ない(笑)。だから、JILUKAの曲を弾けるようにするための練習というのはなくて、実際にひたすら曲を弾くしかないんですよ。Senaのお陰で、ベーシストとして成長できたなと思います。
Sena:本当に、そう思ってる?
Boogie:……半々かな(笑)。
Ricko:あはは(笑)。JILUKAは歌も難しいですね。普通の声でメロディーを歌うこととシャウトの両方を求められるというのがあって。最初はシャウトが全然できなかったんですよ。いろいろ試行錯誤してシャウトのやり方を体得したんですけど、リリースごとにさらにレベルが上がっていく。それで、毎回「できねぇ、できねぇ」と言うんですけど、みんなと同じように、がんばってクリアしてきました。
Ricko:ライブは楽しくなるとすごく歌えるんですよ。シャウトしてテンションが上がって楽しくなって……というふうになるので、苦にはならない。かなりシャウト率が高いけど、喉が潰れたこともないですし。
Sena:シャウトする時の発声が、ちゃんとしているんだろうね。レコーディングしていても、シャウトしたからクリーンな声が出なくなるということがないんですよ。“怒鳴る系”のシャウトは喉が潰れて声が出なくなりがちだけど、Rickoはそうじゃないことがわかる。
Ricko:そうなのかな? 自分では“怒鳴る系”だと思ってたけど。俺は知識でやっているというよりは、感覚なんですよ。だから、よくわからない(笑)。
Sena:才能だね。Rickoは、こういうシャウトをしてほしいと言うと、やったことがなくてもすぐにできるし。
Boogie:RickoはZyeanと違って、褒められるとすぐに練習するんですよ(笑)。それで、どんどん上手くなるという。
Ricko:なんか、すげぇ単純なヤツみたいじゃん(笑)。
Boogie:えっ、違うとでも?(笑)。
──ハイレベルなプレイの数々も『XANADU』の大きな聴きどころです。先ほど新曲も収録するという話が出ましたが、どんな曲が入りますか?
Sena:クリーンな声を主体にした曲です。ベストアルバムというからには、どの方向にも刺さるように、新曲は収録曲にない方向で攻めようと思ったんです。それに、未来を見せるというところで、今までとはちょっと違う方向性のものにしたいというのもあって。それで、クリーンボイスに重きを置いた曲にしました。
──それは楽しみですね。
Sena:1曲はわりとJILUKAらしい疾走感があって、歌はクリーンというパターン。よりポピュラリティという面でも刺さっていくような仕上がりを目指しています。もう1曲はヘヴィなJILUKAのサウンドとクリーンな声を融合させた曲ですね。1曲目で表現しきれなかったものを、こっちで形にしたいなと思ったんです。新曲は2曲とも面白いものになると思うので、期待していてほしいです。
──『XANADU』のリリースが待ち遠しいです。と、その前に10月に<千歌繚乱 1st LIVE TOUR 〜錦秋の候〜>に出演されるので、ライブについても話しましょう。それぞれステージに立つにあたって大事にしていることは?
Sena:楽曲の難易度が高くても、JILUKAのライブの時は動きが少なくならないようにしてます。ヴィジュアル系ギタリストの先輩方は、みなさん華がありますよね。僕はそういうギタリストに惹かれるので、自分もそうありたい。だから、“地蔵にならないギタリスト”ということ大事にしています。ライブの時の運動量を増やして、魅せる部分は魅せる、ということを意識しています。
Ricko:俺は、ボーカリストというのはメンバー4人が並んだ時に“この人がボーカルだな”とすぐにわからないとダメだと思っているんですよ。だからライブの時もバンドの最前線というか、フロントマンらしいステージングを意識しています。暴れる時は全力で暴れるけど、落ち着いているシーンもあれば、エモいシーンもあるというように、いろいろな表情を見せられるようにしています。
──激しいライブでいながら、Ricko さんのMCは柔らかみがあることも特色になっていますね。
Sena:それは自分達なりにちょっと思うところがあって。“メタル=怖い”とか“テクニカル=敷居が高い”みたいに思われることが多いじゃないですか。それで僕らは初見の人に壁を作られがちなんですよ。だからMCは親しみやすいものにしたほうがいいだろうと。Rickoは本来親しみやすいキャラなんで自然とああなるというのもありますが(笑)、あのMCで「僕達、怖くないですよー!」って見せるようにしてます。偏見とか、色眼鏡なしで自分達の音楽を聴いてほしいですからね。
Boogie:俺は“ライブは発表会ではない”という意識でいます。音源どおりキッチリ弾くことは大事だけど、ライブでは感情に任せる部分もあっていいと思っているんです。そうやって、ライブでしか見れないものを見せたい。演奏に集中して棒立ちで弾くというのは、俺の中ではあり得ないですね。そんなライブを観るくらいなら、家で音源を聴けばいいし。ライブにきてくれた人には、ライブでしか得られないものを提供したいと思っています。
Boogie:あと、俺はドラムにすごくうるさいんですよ。Zyeanはめっちゃ上手いから、JILUKAのドラムは凄いらしいよという評判を聞いてライブを観にくる人もいる。そういう人に対して、Zyeanは本当に凄いんだぞと証明したいから、彼には厳しくしているんです。
Sena:1打のミスとかでも叱ってるよね(笑)。
Zyean:そう、マジでうるさい! しかも言い方が結構酷くて、「お前は日本一ヘタだ」とか言うんですよ(笑)。
Boogie:いや、Zyeanは人に対してすごく優しいヤツだけど、自分にもめっちゃ甘いんですよ(笑)。ライブ前にふざけて「俺はドラムマシンだ。俺はミスしない」みたいなことを言ってた日にミスったり(笑)。自分だけにしかわからないような些細なミスであっても、俺は彼が本当に凄いと思ってるんで完璧であってほしい。だから、目くじら立てて厳しく言うようにしています。
Sena:だから、Boogieは“姑”と呼ばれています(笑)。
──ハハハッ!
Zyean:最初の頃は僕も尖っていたから、言われると反論していたんですよ。でも、言われているうちが華だなと思って。自分の視点ではわからないことって、いっぱいあるじゃないですか。特に身近なところで一番聴いてくれているBoogieが言ってくれることは、8~9割正しいだろうなと思って。それで、聞く耳を持つようになりました(笑)。
──Zyeanさんは本当に優れたドラマーでありつつ、柔軟なんですね。Zyeanさんがライブをするにあたって大事にされていることは?
Zyean:僕はテクニカルなフレーズを多用するんですけど、ドラマー仲間とかには「余裕そうに叩くよね」と言われることが多いんですよ。でも、余裕ぶっているだけで本当はツラい(笑)。余裕そうに叩いているのがカッコいいと思ってやっているんですけど、最近は素を出してツラそうに叩くのも“アリ”なのかなと思うようになってきました。必死に叩いている姿を曝け出して、叩き方ももっと大きくして、むしろ熱いドラマーになったほうが伝わる気がして。だから、今後はそういうところも頭に入れてライブをしていこうかなと思っています。
──おおっ! 新たなZyeanさんが見れそうですね。<千歌繚乱 1st LIVE TOUR 〜錦秋の候〜>に加えて、来年2月1日にTSUTAYA O-WESTで行う5周年記念ワンマンや、“V系メタルバンド vs メタルバンド”という組み合わせで11月に5大都市をサーキットするJILUKA主催イベント<MAD PIT TOUR 2019>なども楽しみです。
Ricko:2月のワンマンは5年間のJILUKAの集大成を見せるライブにしたいですね。5年間活動してきた中で得た知識や経験といった総てのものを、そこにぶつけていこうと思っています。秋から冬にかけたライブを通して自分達はさらに進化するだろうから、2月のワンマンでは過去最強のJILUKAを見せることになると思う。全力でぶちかますので、楽しみにしていてください!
Boogie:俺らはヴィジュアル系メタルバンドをやっていて、最近はいろんな媒体やバンドマン、関係者といった方達からJILUKAの名前を出していただくことが増えてきました。それは本当にありがたいし、それに応えたいという気持ちがあるんですよね。そのために自分達はしっかりとしたJILUKAの色を出して、シーン全体を引っ張っていけるバンドのひとつでありたいと思っている。そういう意識のもとに<千歌繚乱>や<MAD PIT TOUR 2019>、2月のワンマンに臨みます。
Zyean:<MAD PIT TOUR 2019>に関しては、僕らは今までラウド系界隈のバンドとヴィジュアル系バンドが競演するイベントを何度か開催しているけど、ツアーをまわるのは初めてなんですよ。ヴィジュアル系という枠から広がったイベントになるので、すごく楽しみです。2月のO-WESTワンマンはベストアルバムを引っ提げたBESTワンマンになるだろうし、どれも見逃すと後悔することになると思うので、ぜひ遊びにきてほしいです。
Sena:ヴィジュアル系の諸先輩方が築いた遺産を食い潰すのではなく、外に広がっていきたい。“食い潰す”という言い方はあまりよくないけど……。自分達はそうじゃなくて、ヴィジュアル系の枠を広げていきたいと思ってます。<MAD PIT TOUR 2019>もそのひとつ。で、自分達の枠をどれくらい壊せたかという結果が出るのが、2月のO-WESTワンマンだと思っている。そこで自分達の活動の答えを見るだけじゃなくて、しっかり答えを出してやろうという気持ちで挑んでいきます。
──期待しています。最後に1つお聞きしたいことがあるのですが、JILUKAは海外進出ということは考えていませんか?
Sena:海外も視野に入れています。これまでの5年間は海外に向けた具体的な動きはなかったけど、今後はそういうこともぜひやりたい。活動の仕方という面でも他のバンドとは違うルートを行き続けたいという思いがあるので、JILUKAならではのやり方で海外に向けたアピールも積極的にやっていこうと思っています。
取材・文◎村上孝之
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JILUKAが出演するBARKS主催イベントツアー<千歌繚乱 1st LIVE TOUR 〜錦秋の候〜>は、下記にてチケット発売中。
■チケット一般発売
8月10日(土)12:00〜各公演前日まで
名古屋公演:https://eplus.jp/sf/detail/3015650001-P0030001
大阪公演:https://eplus.jp/sf/detail/3011420001-P0030001
東京公演:https://eplus.jp/sf/detail/3011430001-P0030001
<千歌繚乱 1st LIVE TOUR 〜錦秋の候〜>
日時:2019年10月10日(木)開場 16:30 開演 17:00
出演:AXESSORY / 極東ロマンス / K / JILUKA / Develop One's Faculties / breakin’ holiday
会場:名古屋ell.FITS ALL
料金:【先行チケット】4,000円(整理番号A)【一般チケット】4,200円(整理番号B)【当日券】4,500円※ドリンク代別途
■大阪公演
日時:2019年10月11日(金)開場 16:30 開演 17:00
出演:AXESSORY / 極東ロマンス / K / JILUKA / Develop One's Faculties / breakin’ holiday
会場:大阪RUIDO
料金:【先行チケット】4,000円(整理番号A)【一般チケット】4,200円(整理番号B)【当日券】4,500円※ドリンク代別途
■東京公演
日時:2019年10月22日(火・祝)開場 15:30 開演 16:00
出演:AXESSORY / K / JILUKA / Develop One's Faculties/ defspiral / breakin’ holiday / THE MICRO HEAD 4N'S
会場:高田馬場AREA
料金:【先行チケット】4,200円(整理番号A) 【一般チケット】4,500円(整理番号B)【当日券】4,800円※ドリンク代別途
チケット一般発売
8月10日(土)12:00〜各公演前日まで
名古屋公演:https://eplus.jp/sf/detail/3015650001-P0030001
大阪公演:https://eplus.jp/sf/detail/3011420001-P0030001
東京公演:https://eplus.jp/sf/detail/3011430001-P0030001
主催:BARKS(ジャパンミュージックネットワーク株式会社)
制作:rivabook
JILUKA ベストアルバム『XANADU』
■初回限定盤
品番:DPRJ-1011A
JANコード:4515778525366
価格:¥3,600+税
パッケージ:CD+附属DVD
■通常盤
品番:DPRJ-1011B
JANコード:4515778525373
価格:¥3,000+税
パッケージ:CD only
収録予定曲
[CD]
01. Twisted Pain -Ver.XND-
02. Divine Error
03. Ajna -SgVer-
04. (new song 1)
05. Hellraiser
06. Omelas
07. Faizh
08. Monophobia
09. Raison d’etre
10. Lethal Affliction
11. Lluvia -Ver.XND-
12. Citrus
13. (new song 2)
14. Crossing Fate -Ver.XND-
15. Mephisto
16. Bloodshot
17. Screamer
※曲目・曲順は変更になる可能性があります。
[DVD]※初回限定盤附属
・JILUKA〜クロニクルMV集〜
music video
01. Screamer
02. Twisted Pain
03. Lluvia
04. Faizh
05. Lethal Affliction
06. Divine Error
07. Omelas
08. Ajna
09. M.A.D
10. Mephisto
11. Hellraiser
・5周年記念特別収録
12. JILUKA MV-CHRONICLE
(MV全11作品を一挙総覧する
スペシャルトークセッション)
発売元:DPR JAPAN
販売元:BM.3
<JILUKA 5周年記念ワンマンLIVE「THE OUTIS」>
【時間】開場17:30 / 開演18:00
【料金】前売¥4000(当日¥4500) ※別途ドリンク代
【チケット】
・チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード:155-849) http://t.pia.jp/
・ローソンチケット TEL:0570-084-003(Lコード:74123)
https://l-tike.com/order/?gLcode=74123
・イープラス https://eplus.jp/sf/detail/2071750001-P0030011
・JILUKAライヴ物販(B)
【問】ディスクガレージ 050-5533-0888
<JILUKA主催 五大都市サーキット「MAD PIT TOUR 2019」>
2019年11月3日(日)大阪・アメリカ村BEYOND
2019年11月4日(月・祝)名古屋・HOLIDAY NEXT NAGOYA
2019年11月16日(土)新潟・CLUB RIVERST
2019年11月24日(日)東京・池袋EDGE
詳細:
http://www.jiluka-web.com/20190727/1866.html
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