布袋寅泰、クイーンのロジャー・テイラーとロンドンで共演

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布袋寅泰が9月14日、ロンドンのシェパーズ・ブッシュ・エンパイアにて実施された、スパイク・エドニー率いるTHE SAS BANDが主催する<THE 25 RIFF TOUR>公演でクイーンのロジャー・テイラーと共演した。

THE SAS BAND(=The Spike's All-Stars Band)は、1984年からクイーンのキーボーディスト/音楽監督を務めるスパイク・エドニーが結成したバンド。1994年のデビューから25年間で、多くのテレビ出演をはじめ、英国王子の企業団体が主催する<Party in the Park>やネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領関連のコンサート<the Mandela 46664 concerts>(ケープタウン(南アフリカ)、ハイドパーク(ロンドン)、ニューヨーク等で開催)といったパブリック・コンサートに参加。マイクロソフト、ハーレーダビッドソン、HSBC、マクラーレン・メルセデスが主催する特別イベントなどにも参加し、クイーン、ブライアン・メイ、ポール・マッカートニー、フィル・コリンズ、ロッド・スチュワート、ボブ・ゲルドフ、ザ・ローリング・ストーンズなど錚々たるリヴィング・レジェンドなアーティストらとともにパフォーマンスを行なってきた。

布袋は、10CCのグレアム・グールドマン、ウルトラボックスのミッジ・ユーロ、キング・クリムゾンのロバート・フリップの妻のトーヤ・ウィルコックス、マデリン・ベル、スパンダー・バレエのトニー・ハドレー、ザ・ダークネスのフロントマンとして知られるジャスティン・ホーキンスなど名だたるアーティストらとともに、スパイク・エドニーの出身地でもあるポーツマスのギルドホール初日公演(9月12日)からツアーに帯同。その2日目となったシェパーズ・ブッシュ・エンパイア公演は、フレディ・マーキュリーの死後、クイーンの残りのメンバーにより1992年に設立された、AIDS撲滅のためのチャリティ財団「マーキュリー・フェニックス・トラスト」への寄付を目的としたチャリティ・イベントとして実施され、ロジャー・テイラーはシークレットゲストとして登場した。

布袋とロジャー・テイラーの共演は、1994年に国連教育科学文化機関(UNESCO)の呼びかけにより奈良の東大寺で開催されたコンサート<GME ’94 〜21世紀への音楽遺産をめざして〜 AONIYOSHI>以来、25年ぶり。デヴィッド・ボウイの代表曲「ヒーローズ」、レッド・ツェッペリンの「ロックン・ロール」をパフォーマンスし、布袋の熱いギタープレイにロジャーのシャウトも熱を帯び、久しぶりのセッションを大いに楽しんでいた。

昨年2018年10月にロンドンのウェンブリー・アリーナにて開催された、映画『ボヘミアン・ラプソディ』ワールド・プレミアのレッドカーペットにゲストとして招かれた布袋は、ブライアン・メイとの再会も果たした。渡英以降、着実にロンドンでの人脈を広げ、セッション・ミュージシャンとしての活動の枠を広げている。

今後、布袋は10月26日に<HOTEI London Session 2019>と題してロンドンで単独公演を開催。12月7日からは日本ツアー<HOTEI GUITARHYTHM Ⅵ TOUR 2019 “REPRISE” supported by ひかりTV>を予定している。

撮影◎Kazuyo Horie

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