【対談】Char×CHAI「ギターの面白さをステージで伝えられたらいいよね」

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フェンダーが主宰するライヴイベント<MEET THE LEGEND>が、9月23日(月・祝日)恵比寿ザ・ガーデンホールにて開催される。今回はそのイベントの打ち合わせに参加し、事前の対談を行なうことができた。このイベントは“受け継ぐもの、そして、受け継がれるもの”をテーマに、日本のロックシーンを語る上では欠かすことのできないギタリストのCharと、いま注目を集めるポルカドットスティングレイ、CHAIという2組の若手バンドが出演。今回は、日本のみならず海外でも注目を集める“NEOかわいい”4人組バンド、CHAIとの対談をお届けしよう。

<MEET THE LEGEND>はそれぞれのライヴのみならず、Charがそれぞれのバンドに加わってのセッション、さらにワークショップ形式のトークショウなども行なわれる盛りだくさんの内容だ。先日、フェンダー社から発売されたばかりの“CHAR MUSTANG”には、もっと若手のギター人口を増やしたいというCharの想いも込められている。今回のイベントでは、日本のレジェンドギタリストCharから2組の若手バンドへ、どのような想いが受け継がれるのだろうか。当日イベントに足を運んでいただき、その瞬間をぜひ共有してもらいたい。

■背中に回って、後ろから
■演奏してやろうかな(笑)- Char -

──以前にお会いしたことはありますか?

ユナ:本当に一瞬、去年お会いしたことがあるんですよ。

Char:どこで?

ユナ:<RISING SUN ROCK FESTIVAL 2018 in EZO>かな。

カナ:でも本当に一瞬だったから。

マナ:2秒くらい(笑)。

──では改めて、自己紹介をしていただけますか?

ユナ:ドラムのユナっていいます。

ユウキ:ベースのユウキです。よろしくお願いします。

Char:ユナちゃんとユウキちゃん。

マナ:ヴォーカル&キーボードのマナです。

カナ:ヴォーカル&ギターのカナです。

Char:マナ・カナだね。4人でCHAIなんだ。Charです、よろしく! メンバーに入れそうかな(笑)。

CHAI:ハハハ(笑)。


Char:何で(バンド名を)CHAIにしたの?

マナ:ロシアのお茶が、綴りは違うけどチャイっていうんです。それは紅茶にジャムを入れる飲み物なんですけど、それがカワイイなぁって思って。でも、あまり美味しくないんです(笑)。

Char:美味しいよ、アレ。

カナ:甘すぎて少し苦手なんです。

Char:昔の話だけど、目黒のステーションビルになぜかロシア料理屋が入っていてね。ハタチの頃だったかな。バンドのミーティングをよくそこでやっていて。俺らは“ロシアンティー”って呼んでいたんだけど、チャイっていうんだね。

マナ:日本では何て呼ばれていたかわからないんだけど、ロシア語ではチャイって呼ばれているみたいです。

──今回のイベントでセッションする予定の曲をCharさんに聴いていただきましたが、いかがでしたか?

Char:すごくいいじゃん。

カナ:嬉しい!

マナ:ありがとうございます!

──聴いてみてインスピレーションが湧きましたか?

Char:やれば何かしらできるよ。曲からインスピレーションが湧くから。

ユナ&カナ:カッコイイー。

Char:真ん中ぐらいはコードが多かったから、少し練習しないと(笑)。

──本当に練習しますか?

Char:するよ! 曲は誰が書いたの?

マナ:コードはカナで、メロディーは私。で、歌詞はユウキで。

──Charさんにどんな風に弾いてほしいとかリクエストがありますか?

マナ:リクエスト…一緒にやれば、雰囲気で何か起こるかも。

Char:俺は歌を邪魔しないように弾くよ。

──予定調和ではなく、ステージで何が起こるかわからないというのが、面白いセッションですよね。

マナ:そう思う。

Char:そう言えば2人は姉妹?

マナ:双子です。

Char:よく似ているなって。俺の友達にも双子がいるんだけど、けっこう面白いよね。同じ中華料理店に別々に入っていって、同じ物を注文して食べたんだって。俺が店員なら、きっとびっくりするよ。さっき食べたばっかりなのに、また同じ物を食べに来たって(笑)。

カナ:たしかに、あるかも。

マナ:あるある。

Char:俺は双子座のAB型だから、常にもう1人の自分がいる気がしているし。異常二重人格って言われているんだけど。

CHAI:ハハハ(笑)。

カナ:初めて聞いた(笑)。
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