【ライブレポート】澤野弘之、熱狂する5,000人に示した揺るぎない決意「みなさんと、10年、20年とライブをやっていきたい」

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ファンからの熱狂的なアンコールに包まれて澤野は再びステージに姿を表すと、同じ音楽レーベル『SACRA MUSIC』所属のASCAとともに、「Unti-L」を観客に届ける。切ないメロディを伸びやかな声で歌い上げるASCAの凛とした佇まいは、新世代のシンガーとしての矜持を示すものであった。

▲ASCA

アンコールのMCでは、澤野は新作サントラのインフォメーションとともに、ファンクラブの開設を発表。今後は、ファンクラブを通じて、自身の音楽活動の裏側や特別なコンテンツを発表していくという。“LIVE[nZk]001(2013年)の時に、005まで行けたら嬉しいって話をしていて。気がつけば、今回006で、これからは010を目指したいなと。みなさんと、10年、20年とLIVE[nZk]をやっていきたいです!”と宣言すると、『R∃/MEMBER』収録の澤野の新しいアンセム「REMEMBER」へ。5,000人によるシンガロングを会場全体に響き渡らせ、多幸感溢れる光景をパシフィコ横浜に描き切ると、澤野は充実感に溢れた笑顔を見せながら、光り輝くステージを去っていった。

澤野弘之という音楽家にとって、ライブという場所は新しい音楽を生み出すための重要な場所。<LIVE [nZk]006>を経て、今後彼がどのような刺激的な作品を生み出してくれるのか。この夜に味わった興奮を胸にしまいながら、それを静かに待ちたいと思う。


取材・文:鈴木健也(BARKS編集部)
撮影:Viola Kam (V'z Twinkle)、Irihi(ステージ集合カットのみ)

<澤野弘之 LIVE [nZk]006>セットリスト

2019年6月9日(日)
神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール

M-1 Glory -into the RM- / BL@CK
M-2 Vigilante(Vo.mpi&Gemie)
M-3 Warcry(Vo.mpi)
M-4 S_TEAM(Vo.Eliana)
M-5 NEXUS(Vo.Laco)
M-6 Zero Eclipse(Vo.Laco)
M-7 never gonna change(スキマスイッチ)
M-8 Ah Yeah!!(スキマスイッチ)
----- Side【emU】-----
<進撃の巨人メドレー>
M-9 K2-
M-10 T:T / Call of Silence(Vo.Gemie)
M-11 ətˈæk 0N tάɪtn<WMId>(Vo.Eliana)
M-12 Apple Seed(Vo.mpi&Laco)

M-13 銅鑼Gong4N
M-14 DRAGON RISES
M-15 fire9d
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M-16 Inferno(Vo.Benjamin&mpi)
M-17 Next of Kin(Vo.Benjamin)
M-18 Cage <NTv>(Vo.Tielle)
M-19 gravityWall(Vo.Tielle&Gemie)
M-20 ME & CREED <nZkv>(Vo.さユり)
M-21 レイメイ(Vo.さユり)
M-22 EVERCHiLD(Vo.Akihito Okano(ポルノグラフィティ))

En1 Unti-L(Vo.ASCA)
En2 REMEMBER(Vo.Tielle&Benjamin&Laco&Eliana&mpi&Gemie)
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