ローランド、イベントの映像演出や音声調整、収録からライブ配信まで1人で操作できるオールインワンAVミキサー「VR-50HD MK II」

ポスト

中小規模のイベントでの映像演出や音声調整、収録、ライブ配信までを1台で行えるマルチフォーマットAVミキサーの新モデルがローランドより登場。音声調整や映像切り替えの自動化機能が加わり大きく進化した「VR-50HD MK II」が、9月に発売される。

省スペースで映像と音声をコントロールできる、ローランドのAVミキサー「VR」シリーズ。2011年の発売以来、イベントの映像演出や中継配信、eトレーニング、TV会議などのシーンで活用され、映像制作会社やイベント運営会社、企業、学校などで幅広く導入されている。


▲映像スイッチャー、デジタル・オーディオ・ミキサー、タッチパネルのマルチビュー・モニター、USB3.0経由での高画質のライブ配信の機能を1台に集約したオールインワン製品。マルチフォーマットに対応しているので、ビデオカメラ、パソコン、スマートフォンなどさまざまな機器を変換機なしでそのまま接続でき、それぞれの映像に合わせて最適な縦横比の変換、サイズの拡大/縮小が可能。

今回登場の「VR-50HD MK II」は、中小規模のイベント機材として定評の「VR-50HD」(2013年発売)のユーザーからの要望をもとに、より現場で使いやすい操作性、最新のライブ配信で求められる高音質、音声調整や映像切り替えの自動化などを実現したフラッグシップモデル。

「VR-50HD MK II」では新たに、モニター/収録/ライブ配信など用途に合わせた映像を出力できる「AUX」専用ボタンを装備。イベントや配信の本番で直感的な操作がでいるインターフェイス、高品質のオーディオ・プリアンプとADコンバーター搭載によるクリアな音質を実現している。


▲リアパネルの映像入力端子はSDI(BNCタイプ×4)、HDMI(タイプA×4)、RGB / COMPONENT(15ピン・ミニD-Subタイプ×2)、COMPOSITE(BNCタイプ×2)、出力端子はSDI(PGM、AUX:BNCタイプ×2)、HDMI(PGM、AUX、MULTI-VIEW:HDMIタイプA×3)、RGB/COMPONENT(PGM、AUX:15ピン・ミニD-Subタイプ×2)。オーディオは入力がXLR/TRSのコンボ×4、TRS標準×4、RCAピン×4、出力がXLRタイプ×2、RCAピン×2、TRS標準×2、PHONES(ステレオ標準、ステレオミニ各1)。USB、USBメモリー、LAN端子なども備える。

ワンマンオペレーションでも自動で音声バランス調整を行ったり、音声を感知して自動で映像の切り替えを行ったりするオート機能の搭載も大きな特徴。「ビデオ・フォロー・オーディオ機能」では、マイクに向かって話している人のカメラ映像に自動で切り替えられ、複数で会話をしているときや入力音声を感知しないときは、ワイドショットのカメラ映像に自動的に切り替わるといった動作が可能。ハウリングを防止し、1人の操作でもプロ・レベルの音声調整を行える「アンチ・フィードバック機能」も備える。また、LANポート経由で最大6台のリモートカメラ(PTZカメラ)を制御することもでき、複数のカメラマンなしでオペレーションの省力化を図りながら、プロ品質のイベント演出/ライブ配信が行える。


▲「VR-50HD MK II」をイベント会場に設置したイメージ。

製品情報

◆VR-50HD MK II
価格:オープン(市場想定売価 税込 800,000円程度)
発売日:2019年9月
この記事をポスト

この記事の関連情報