＜DAVID BOWIE is＞ARアプリ、ウェビー賞を受賞

David Bowie 1973 Photograph by Masayoshi Sukita

デヴィッド・ボウイの大回顧展をAR（仮想現実）として再構築した“＜DAVID BOWIE is＞スマホARアプリ”が、第23回ウェビー賞を受賞した。

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国際デジタル芸術科学アカデミー（IADAS）が主宰するウェビー賞（The Webby Awards）はweb/インターネット分野での優れた作品を評価する賞で、1996年のスタート以来、デジタル界で最も権威のあるアワードとして注目を集めてきた。“＜DAVID BOWIE is＞スマホARアプリ”は今回、「People's Voice Awards」のアプリ&モバイル（Apps, Mobile, and Voice）カテゴリ内で2部門にノミネートされており、このうち「Art & Experimental」部門で見事受賞に輝いた。

全世界からの一般投票によりウィナーが決定される「People's Voice Awards」には今年も約100万人が参加し、トータル300万票という多くの投票が寄せられたそうだ。音楽関連ではこのほか、チャイルディッシュ・ガンビーノ「This Is America」やケシャ「I Need a Woman」のミュージック・ビデオといった映像作品、コールドプレイの「Coldplay Timeline」、トゥエンティ・ワン・パイロッツとSpotifyによる「Bandito」、Pandoraの「Music Genome Project」なども選出されている。


2013年にロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で開催された＜DAVID BOWIE is＞は、半世紀にわたるキャリアを網羅した300点超の貴重アイテムを映像や音楽、インタビュー音声、解説文と共に展示し、ボウイの創作活動を追うと共に彼が人々をインスパイアし続ける理由に迫った大規模な展覧会だ。



2019年1月8日、ボウイの72回目の誕生日に合わせてリリースされたスマホARアプリでは、この大回顧展をインタラクティブなデジタル・コンテンツとして再現。ゲイリー・オールドマンによるナレーションと共に、アプリ版独占収録アイテムやニューヨークの巡回展でのみ展示された『★（ブラックスター）』関連のアイテムを加えた400点以上の資料を楽しむことができる。