【インタビュー】榊原ゆい、初のアコースティック盤完成「“せーの”で録った奇跡のサウンド」
【バンドメンバーのコメント】
「すごい挑戦をするなーと思ってましたが、闇雲に始まったわりにはなんとなく着地点が見えてて、挑戦しがいがあるなーと思いました。そう思った裏付けには田中んのパーカションと川越さんのピアノならみんなで良いもんができるんじゃないかと、個々の技量を信頼してました。
どうせならと、あんまり人のやらないノンクリック、ダビングもほとんどなし、あえて言うならスタジオライブみたいな、その場の瞬間を捉えることに重きを置きました。
まさか歌まで同時に1発録りするとは思わなかった(笑)。
「榊原、ハンパねぇ、」「一番直し少ないじゃないの!」
コンプレッサーも極力なしフェーダーもあんまり上げ下げしない。無添加の新鮮んな生歌です。
すげーよ、こんな挑戦にとことん付き合ってくれたZIZZの磯江氏にも大感謝。
ぱねぇ、榊原さんを堪能してください。口笛もね(笑)」──藤井陽一(G)
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「今回は本当に楽しかったです!
せ~のでレコーディングするのは久しぶりですが、本当に生演奏感がたくさん出ていて、自分としてもすごく特別なアルバムになりました!
この編成ならば…と、ピアノは低音部分を意識して演奏しました。ライブのように行くときは行って落とすところは落とすことも考えて表現したつもりです。その辺りもちょっとだけ含めて、リスナーさんがまるでライブを聴いているかのように楽しんで頂ければ、うれしいです!
またボーナストラックのゆいさんにも是非注目下さい!」──川越好博(Key / ZIZZ STUDIO)
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「褒めちぎるトコしか見当たりませんコレ。
ゆいさん、藤井さん、川越さん、磯江さんらとのレコーディングは、ステキな作品を生み出そうとする熱量が心地良く、あーこのまま500曲位やりてーなんて思った事を思い出しています。
こだわりと言えば、ベースが居ないから各々で宜しくーという暗黙の空気でしょうか(笑)。
察して…いるー!ほら、やっぱり!達人の集まりはスゲーなーという印象。
パーカッションの機材トラブルで四苦八苦していたところ、見かねたゆいさんが急遽口笛吹くぜ!と録音したHONEY…ほら、やっぱり!なんちゅうクオリティ!この為に機材ブッ壊れたようなもんです。嘘です。ごめんなさい。
新しい音世界の扉を開く、掛け替えのない瞬間を、是非一緒に体験しましょう\(^o^)/」──田中まさよし(Per)
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「楽しいメンツで同時録音ができるなんて、なんと楽しい企画でしょうか!
1日10曲録る勢いで、スタジオライブ的なイメージかと思いきや、本気のアレンジメントとレコーディング。
包容力があって、きらきら空間を展開する田中さんの超絶パーカッション。
凛として、表情豊かな川越さんの素敵ピアノ。
隅々まで気持ちが入って、いつまでも聴いていたい、スーパー心地良い藤井さんのアコギ。
そして、この物凄い手練れたちを前に、一歩も引かないどころか、時に圧倒するパフォーマンスと声量で、矢継ぎ早に(いやほんと)、曲に魂を吹き込んでいく、榊原ゆいさん。
もともと素敵な曲揃いですが、これまた絶品アコースティックサウンドに生まれ変わり、楽曲も喜んでいるよ。
同時録音のために、藤井さんをアンプルームという名の小部屋に押し込めてしまい、胸が痛みました。ギタートラックに時折入るブレスが、過酷さを物語ります。
これ、またやりましょう!持ち曲全部。シリーズにしよう!」──磯江俊道 (RecEngineer / ZIZZ STUDIO)
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取材・文◎今俊郎
■初アコースティックアルバム『LOVE×Acoustic Vol.1』
01. Love☆Jet! (Live Short Ver.)
02. HONEY (新録アコースティック Ver.)
03. Aqua Voice (PCゲーム『朝凪のアクアノーツ』OP曲)
04. ボクノセカイ (PCゲーム『あるぺじお』OP曲)
05. 移りゆく花のように (PCゲーム『処女はお姉さまに恋してる2~2人のエルダー~』挿入歌)
06. 星影灯 (PCゲーム『処女はお姉さまに恋してる 2つのきら星』挿入歌)
07. SAYONARAじゃない。 (PCゲーム『Fateタイガーころしあむ』ED曲)
08. 奇跡の絆 (PCゲーム『めぐり、ひとひら。』主題歌)
09. STAR LEGEND (PCゲーム『77~And.two stars meet again~』 OP曲)
10. 片翼のイカロス (TVアニメ『H2O -FOOTPRINTS IN THE SAND-』OP曲)
<ボーナストラック>
11. HONEY (Acoustic Yui Whistle Ver.)
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