【レポート】ゴールデンボンバー喜矢武豊で書かれた「令和」を見に行ってきた
ゴールデンボンバーが4月1日、新元号発表にあわせて新曲「令和」を完成させた。彼らは新元号ソングをどこよりも早く制作・発表・発売するべく事前に準備し、発表当日は制作の仕上げの模様をLINE LIVEで配信。当初は予定されていなかったテレビ中継も入るという大掛かりな企画となり、各所で話題をさらった。
◆関連動画
それから2日後の4月3日、日本テレビ系『スッキリ』に出演し新曲「令和」を生披露したのだが、歌唱やダンスに加えてゴールデンボンバーが見せたのは、喜矢武豊(Gita-)による“人間習字”パフォーマンスだ。“ギターソロ”として行なわれたその内容は、喜矢武の頭髪に墨汁をつけて筆代わりにし、樽美酒研二(Doramu)が喜矢武の身体を支えて「令和」と書くというもの。その「令和」の実物が東京・日テレ屋汐留店に展示されているということで、現地に見に行ってみることにした。
「令和」の書はB2Fに展示。想像していたよりはるかに大きくて「でかっ」と口にしてしまうほど。墨の飛び散り具合からは躍動感を感じ、「有名な書道家が書いたんですよ」と言われたら「へ〜、なるほど〜」と間違いなく言うと思う。見事な出来だった。日テレ屋の担当者さんに話を聞いたところ、縦3.2m×横1.7mもあるそうで、メンバーの身長で言うと縦が鬼龍院翔(Vo-karu)2人分、横が歌広場淳(Be-su)1人分くらいというサイズ感(※バンドオフィシャルサイト調べ)。
店内では『スッキリ』出演時の映像が繰り返し上映され、「令和」の横には企画の説明文と「令和」のミュージックビデオのURLに飛ぶことができるQRコードも用意されていた。
展示は4月4日からスタートしていて、多くの人が訪れて写真を撮っていくという。担当者さん曰く、はじめの頃は春休みだったので学生が多かったが徐々に年齢層が幅広くなり「全体で見ると20〜30代の女性が特に多いと感じた」と教えてくれた。また、お店のスタッフさん達は、展示開始後すぐにこっそり見に来ていた鬼龍院にまったく気づかなかったといい、あとからとても驚いたそうだ。
写真はこちら→「ツアーとか令和とか」(鬼龍院翔オフィシャルブログ『キリショー☆ブログ』)
4月1日の生配信で、鬼龍院はなぜ新元号ソングを制作しようと思ったのかその理由を語っていた。
「うちはインディーズなんでメジャーレーベルよりフットワークが軽いんですよ。やろうと思ったらすぐできる」「がんばったら僕らが一番先に(曲を)出せるんじゃないかなって思いついた」「(改元という)大きな出来事をエンターテインメントで活発にできたらなと思った」
元号が発表されたのが11:41。Twitterでのジャケット完成の報告は12:09、YouTubeにミュージックビデオのアップロードが完了したという報告は13:41、配信リリース開始の報告は15:09。すべてが冗談のような早さだった。「やろうと思ったらすぐできる」ことを、すぐに行動に移せる人はあまり多くないと思う。平成の最後にまたしてもやってくれた鬼龍院は、稀代のエンターテイナーと言っても過言ではない。
『スッキリ』MCの加藤浩次から「紅白行きたいんじゃないですか?」と聞かれ、「予定空けております!」と答えた鬼龍院。年末が楽しみだ。
なおBARKSでは、今回の企画にあわせて喜矢武からコメントをもらったので紹介する。「筆になったときの気持ちを教えてください」という、なんともあれな質問に対する回答がこちら。
◆ ◆ ◆
無我の境地ですね。ええ、無心で筆になりきってます。墨汁に浸かった瞬間、ぼくはもう人間ではなく筆なんです。人間書道が終わって台車に乗せられてシャワー室まで連れて行かれるんですけど、ぼくだけ大道具用のエレベーターでしたからね。もうスタッフ全員ぼくのことを大道具としか見てないんですよね。筆にしか見られない。それがプロですね。人間書道家はこの世に私しかいませんからね、これから世界中からオファーが殺到し引っ張りだこでしょうね。ははは。ええ、最初は苦労しましたね。墨汁はシャワー浴びても落ちなくて、落とすのに1時間以上かかったり。次の日には耳から鼻から黒いものが出てきたり。そういった苦労を重ねて人間書道師範代まで上り詰めました。何か芸術的な書道が必要な時はいつでも言ってください。いつでもすぐに筆になりますよ。
◆ ◆ ◆
「令和」の書は5月6日まで展示予定。展示場所は今後変更になる可能性もあるとのこと。取材にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!
取材・文・撮影◎高橋ひとみ(BARKS)
New Single「令和」
2019年
4月10日(水)タワーレコード、amazon、silkroad store(事務所公式通販サイト)にて先行発売
4月17日(水) その他全国の店舗にて発売
EAZZ-5010 ¥500+税
[CD]
1. 令和
2. 令和(仮で平成と歌ってる鬼龍院デモver.)
3. 令和(オリジナル・カラオケ)
配信情報はこちら:http://pc.goldenbomber.jp/contents/235394
番組情報
月〜金 8:00〜10:25放送
MC 加藤浩次・近藤春菜・水卜麻美
http://www.ntv.co.jp/sukkiri/
人間習字「令和」展示情報
東京・日テレ屋 汐留店
〒105-7490東京都港区東新橋1-6-1
日テレタワーB1F・B2F
営業時間:10:00〜19:00(年中無休)
https://www.nitteleya.jp
この記事の関連情報
【ライブレポート】SHAZNA、ゴールデンボンバーとPsycho le Cémuを迎えた28年ぶり<歌姫降臨>で豪華セッションも
ゴールデンボンバー、新曲「イイね」発表。20周年アリーナライブ開催も決定
【速レポ】<LuckyFes'24>ゴールデンボンバー、WING STAGE2日目トップからやりたい放題「お行儀よく模範となるようなライブを」
ゴールデンボンバー、過去ライブ映像作品配信解禁
ゴールデンボンバー、『配信者に便利な歌抜きBGM集』配信リリース
<LuckyFes’24>第1弾で石井竜也with杏里、MWAM、水カン、金爆、森高千里、すりぃら
札幌ドーム 初の音楽フェスイベント<SAPPORO MUSIC EXPERIENCE 2024>第1弾出演アーティストにゴールデンボンバー、Tani Yuuki、Novelbright
【レポート】45歳のオールドルーキー“一之森大湖”が初ステージで金爆とデュエット、歌謡界の新星はDAIGOプロデュース
『Mステ SUPER LIVE 2023』、50組4時間半のタイムテーブル発表+コメント到着