【インタビュー】Jewel☆Neige、吐く息の白さや冬の空気の中で募る切ない恋心が描かれたメジャーデビューシングル「Snow Flake Remind」
2017年秋に前身となる「じぇるの!」から改名し、現在は<煌めくジュエルは希望の光>というキャッチフレーズを掲げながら活動中のJewel☆Neige。冬という季節感や雪というアイテムをちりばめ、純粋に輝くジュエルのような笑顔と歌声でその名を全国へと広めつつある7人組アイドルグループだ。そんな彼女達が、「Snow Flake Remind」でいよいよメジャーデビューを果たす。ひとつひとつの楽曲に込めた思いを丁寧に語り、これまでの道のりを振り返りながら感謝の言葉を何度も口にしていた7人。時には真摯な眼差しで、時には感極まって言葉を詰まらせながら、色んな話を聞かせてくれた。
■Jewel☆Neigeにとってもここからが新たな始まり
■これからのストーリーを作ってもっと大きく広めていきます
――いよいよメジャーデビューですね!おめでとうございます!
全員:ありがとうございます!
松田あゆな(以下、松田):ずっと「メジャーデビューがしたい」と言ってきたので、その夢が叶う瞬間が来るんだと思うと、すごく嬉しいです。
倉田かすみ(以下、倉田):メジャーデビューできるのは、今まで支えてくださったファンのみなさんのおかげです。この感謝の気持ちを、まずはクリスターさん(Jewel☆Neigeのファンの呼称)に伝えたいです。
――その記念すべきデビュー曲が「Snow Flake Remind」。
青山玲奈(以下、青山):私たちJewel☆Neigeは雪をコンセプトに活動をしているアイドルグループなので、この「Snow Flake Remind」にも、吐く息の白さや冬の空気の中で募る切ない恋心が描かれています。
倉田:すごく素敵な曲をいただきました。冬の曲なんだけど温かみがある曲なので、そういうあったかさみたいなところも伝えていけたらなと思います。
中川梨来(以下、中川):私たちのことを初めて知ってくださった方にも、Jewel☆Neigeは冬や雪をテーマにしたグループなんだなっていうことがちゃんと伝わる曲だと思います。このシングルの発売に向けてリリースイベントもたくさんやらせていただいているんですが、毎回心を込めて歌わせていただいています。
涼掛 凛(以下、涼掛):歌詞の中に「私のプロローグ」という言葉も出てきますが、私達Jewel☆Neigeにとってもここからが新たな始まり。私も、ここまで関わってくださった皆さんからの気持ちを胸に、これからのストーリーを作っていくぞ、もっと大きく広めていくぞっていう気持ちで歌っています。
松田:念願のメジャーデビュー、その最初の曲。何事も初めが肝心という言葉があるように、たくさんの方にJewel☆Neigeを知っていただくきっかけの曲にもなると思いますので、大切に歌わせていただきました。
小林杏実(以下、小林):私はこの曲を最初に聴いた時、すごく可愛らしいなって思いました。可愛いんだけどちょっと切なさもあって、メロディーがすごく綺麗だなっていう印象でした。
▲「Snow Flake Remind」【TYPE-A】
▲「Snow Flake Remind」【TYPE-B】
▲「Snow Flake Remind」【TYPE-C】
――小林さんは今年の2月に加入されたばかりなんですよね。
小林:はい。その時点ではもうメジャーデビューすることが決まっていたので、ここにいるメンバーの皆さんが今まで頑張ってきた分と、卒業された桜井ゆいさんが頑張ってくださったおかげで、私は今こういう素敵な場所に立たせていただいているんです。これからも、今できることを全力で頑張っていきたいと思っています。
――では和田さんはいかがですか?
和田帆乃夏(以下、和田):私は今回この「Snow Flake Remind」はもちろん、どの曲も歌詞がすごく好きなんです。リリースイベントでも、早くCDが発売されて、歌詞をじっくり見ていただきたいなって思いながら歌ってきました。
▲倉田かすみ
――例えばどういう歌詞が好きですか?
和田:「re+blast」の「走らず歩けばいい」っていう言葉がすごく心に響きました。確かに走らなくてもいい、歩きながらでも、ゆっくりでも進んでいけばいいんだ。そんな気持ちがすごく伝わってきて、メンバーに向かってひとりで叫んだりしていました(笑)。
青山:叫んでたね(笑)。「走らず、歩けばいいんだよ!!」って、私達に言い聞かせてくれてた。
――熱い気持ちが伝わってきます。他に何か、歌詞について共感した部分などがあれば聞かせてください。
涼掛:「Snow Flake Remind」の中に「「なんでだろう」を繰り返す悩める少女は 今も私の中にいるけど」という歌詞があるんですが、今まで何度も、考えるからこそ悩んでしまうことがたくさんあったんです。だからそこはいつも自分の気持ちと重ねて歌っています。
――涼掛さんは、悩んだりくじけそうになった時はどうやって乗り越えてきましたか?
涼掛:ただただ、自分を信じるということを続けてここまでやってきました。自分の可能性を、今でも信じています。
――頼もしいですね。青山さんはどうですか?
青山:「Snow Flake Remind」は恋の歌なんですが、私はこの歌詞を読んでファンの方の存在を思い浮かべました。MVの撮影の時も、もちろんファンの方はいない状態でしたが、常に「クリスターのみんなにこの想いを届けたい!」って思いながらだったんですよ。
――MVもすごい反響のようですね。
松田:これまでインディーズ時代にもMVを作っていただきましたが、今回のMVは特に、すごい速さで再生回数が伸びているんです。
中川:嬉しいです。
▲青山玲奈>
――皆さんのキラキラした笑顔、素敵でした。ちなみに小林さんがピアノを弾くシーンがありましたが、あれは何を弾いていたんですか?
小林:中学生の時に実際に伴奏で弾いた合唱曲「君とみた海」です。
和田:私は隣で聴いていたんですが、めちゃくちゃ上手かったですよ。
――そうなんですね!他に何か楽器が演奏できる方はいますか?
倉田:私はバイオリンを6年間やっていました。小さい頃だったので、今も弾けるかどうかはわかりませんけど(笑)。
小林:私はフルートも吹けます。
――グループとしての一体感も、7人それぞれの個性も、両方生かせる作品作りができていくといいですね。
青山:はい。私達Jewel☆Neigeは、それぞれバラバラなところから集まってきた7人なんですね。そんな私達を信じてここまでついてきてくれたクリスターさんの為にも、もっともっといいものを作ってお届けしたいなって思うんです。
▲中川梨来
――ファンの皆さんの応援は何よりも心強く、皆さんの支えになってきたでしょうからね。
青山:はい。今回のメジャーデビューも、泣きながら喜んでくれました。
涼掛:本当にいい人たちばかりなんです。
和田:この「Snow Flake Remind」に関しても、自分たちで歌詞を書き起こしてくれたり、すごくいい歌だねって伝えてくれたりして。いつも心が温かくなります。
――そんなクリスターの皆さんと共に歩んできたJewel☆Neige。改めて、これまでの活動を振り返ってみていかがですか?
和田:私は今年高校を卒業したんですが、朝早くから学校に行って、夜遅くまでお仕事をするっていう毎日の中で、心が折れそうになる時もたくさんあったんです。だけどそんな時には必ずメンバーが「ほのちゃんなら大丈夫だよ!」って言葉を送ってくれたり、励ましの動画を送ってくれたりして、いつも救われてきました。ファンの皆さんからも「もうちょっとだから頑張ってね!」ってコメントをいただいたりして、すごく嬉しかった。私はいつもそういう<言葉>に支えられてここまできたなって思っています。
涼掛:私は3年前、16歳の時に事務所に入ったんです。うちの事務所はもともとアイドル経験がある子が多いので、ダンスとかも出来る子がほとんどなんですね。私はそこに初めて未経験で入ったので、「好き」という気持ちだけでやっていくのはこんなに大変なんだって実感しました。学校にも行っていたので、その頃が一番辛くて毎日泣いてた(笑)。もうダメだって思ったことが何回もありましたが、それでも「好き」という気持ちだけは曲げないで頑張ってきました。辛かったけど乗り越えて、続けてきてよかったなと思います。
倉田:私はこの事務所に入って最初の1年は研究生だったんです。グループのメンバーではないから、仲間なんだけど周りはみんなライバル。レッスンもきつくて、何度もやめたいって思いました。でもそう思うたびに、応援してくれるファンの方の顔を思い出していたんです。「私が今やめたら、あの人はどうなるんだろう」って。そう考えると、歯を食いしばって頑張ることができたんです。
▲涼掛凛
――そういう時期を乗り越えたから、今があるんですね。
倉田:今回、カップリングの「Ice Bird’s Eye View(氷の鳥から観た景色)」という曲の中に「その全てに意味があった 試練と知りました!「叶えるよ!」」という歌詞があるんですが、すごく自分とリンクしているなって思ったんです。ここからがスタートですけど、それは今まで頑張ってきたからこそなんだなって。いつもそういう気持ちで歌っています。
中川:私も同じことを思ったことがありました。ケンカではないのですが、気持ちの行き違いなどがあって、メンバーみんなで思っていることをぶつけあったことがあるんです。私はもう10年くらいアイドルをやっているんですが、これまでいくつかのグループに所属してきて初めてのことだったので、その時はすごく戸惑ったんですね。でもきちんと「それは違うと思う」とか「自分はこう思う」って言い合えることは、すごくいいこと。そこにもちゃんと意味があったんだなって、気づくことができました。
――この先をより良いものにしていくために、必要なプロセスだったと。
青山:はい。いつだったかな?去年の後半あたりは、結構みんな精神的にも辛い状況が続いていました。私たちはずっとメジャーデビューがしたいって言ってきましたが、卒業が決まっている子もいて、本当にこのままやっていけるのか。メジャーデビュー出来るのかな、これからどうしたらいいんだろうって、すごく悩んでいたんです。でも小林杏実ちゃんが入ってきてくれて、グループとしての新体制ができて、「あぁ、このメンバーを信じてきてよかったな」って、心から思えたんです。
全員:(うなずく)
青山:マネージャーさんもすごく親身になって私達を支えてくれていて、本当に愛されているんだなって実感することもできたんですよね。
倉田:泣きそうになっちゃう…。
青山:ほんとだね(泣き笑い)。でもマネージャーさん達、メンバー、クリスターの皆さんとひとつになって、今こうして前に進んで来られたことが本当に嬉しいです。
倉田:私も。嬉しくて、幸せです(涙)。
――皆さんがどんな気持ちでここまでやってきたか、そして今どれだけの感謝を込めて活動しているか。それはきっと、クリスターの皆さんにも伝わっているはずです。
青山:そうだと嬉しいです。ありがとうございます。
松田:今、毎日がすごく楽しいんですよ。CDの発売が決まるとリリースイベントがあって、ファンの皆さんと直接会えますからね。私、アイドル活動している中でいちばん好きなのはライブをしている瞬間なんです。ありがたいことにたくさんの本数をやらせていただいているので、皆さんにお会いできる機会も増えるし、新しい出会いもたくさんありますから。
――リリースイベントでは、今回のカップリング曲もすでに披露されてきたんですか?
中川:はい。歌わせていただいてます。
◆インタビュー(2)へ
この記事の関連情報
【インタビュー】「DAM CHANNEL」20代目MCに森 香澄、サポートMCにチャンカワイが就任「プライベートな部分も引き出せたら」
2024年3月のDAM HOT!アーティストはアーバンギャルド、フジタカコら4組
【イベントレポート】<ビッグエコー35周年記念カラオケグランプリ>決勝大会が大盛況。応募4,061件の頂点決定
2024年2月のDAM HOT!アーティストはOHTORA、我生ら4組
2024年1月のDAM HOT!アーティストRKID'z、EINSHTEINら3組
2023年12月のDAM HOT!アーティストは学芸大青春、the paddlesら4組
2023年11月のDAM HOT!アーティストはACE COLLECTION、3markets[ ]ら4組
T-BOLANのメンバーと一緒のステージで歌えるチャンス、大好評実施中
2023年10月のDAM HOT!アーティストはNORTH、グラビティら4組