AC/DC、ボン・スコットが1978年に綴った手紙、西オーストラリア州政府が落札
AC/DCのフロントマンだったボン・スコットが1978年、USAツアー中、元ガールフレンドへ宛て書いた手紙が今年1月オークションに出品されたが、それを落札したのは、スコットが育った西オーストラリア州の政府だったという。
◆ボン・スコット画像
オーストラリア(西オーストラリア州)パースのニュース・サイト『Perth Now』によると、政府は1万4,000ドル(約154万円)で落札したそうだ。
手紙は、アルバム『Powerage』をプロモートしAC/DCが全米ツアー中の1978年8月終わりにピッツバーグで書かれたもので、スコットは飲んでばかりいることや借金、フィル・ラッドが神経衰弱気味であることなどを伝えている。
州立図書館の音楽専門家アダム・トレイナー氏は、この手紙から「スコットの別の側面、優しく感傷的な部分が垣間見られる」と『Perth Now』に語った。
手紙はこれから3週間、州立図書館で展示されるという。
スコットはこの手紙を綴った1年半後、1980年2月19日にロンドンで急性アルコール中毒により亡くなった。まだ33歳だった。
Ako Suzuki