【インタビュー】DROP DOLL x 福山翔大、映画『JK☆ROCK』で音楽への情熱が燃え上がる

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■映画の撮影に入る前からリアルにバンド活動をしているから
■そのリアルさやグルーヴ感が出たらいいなと思っていたんです


――DROP DOLLが結成されたきっかけの映画というのが、『JK☆ROCK』なんですよね。

チヒロ:そうです。だから3人ともこの映画への想いは強かったですね。

ユキノ:映画の撮影に入る前からリアルにバンド活動をしているから、映画にもそのリアルさや3人のグルーヴ感がちゃんと出たらいいなと思っていたんです。だから3人ですごく話し合いました。

ユイナ:音楽映画は演技だけでなく歌や演奏で伝えられる部分は大きいと思うんです。演奏シーンは誰かの心に響くように、気持ちを込めて歌いましたね。実際にバンドとして活動してきたDROP DOLLならではの魅力が出せていると思います。練習シーンも、実際に私たちが音を出して撮影しているんです。

――ということは、ユキノさん演じるリナが怒りの感情表現でスラップをするシーンも?

ユキノ:そうです! 自分の感情が溢れすぎてベース演奏で語る子なんて、なかなかいないですよね(笑)。でも口答えするのではなくベースで返すのがリナらしいのかな、リナなら腹を立てたらこう弾くかな……というのを自分なりに何パターンか考えて、監督とも話し合ってスラップに落ち着きました。


▲ユイナ(G&Vo)

――DROP DOLLが歌う『JK☆ROCK』の主題歌「シークレットボイス」も映画の世界観が表現されている曲だと思います。

ユキノ:《ひとりじゃ見れない景色があるから》という歌詞のとおり、ひとりじゃできないことも大切な仲間が一緒にいれば成し遂げられる――それが『JK☆ROCK』の世界観にマッチしていると思います。エンドロールでこの曲が流れると、感動が倍増する!

チヒロ:映画の主題歌でもあり、私たちの等身大でもあるよね。この3人がいるからバンドができるし、この3人でしか見られない景色があるし。

ユイナ:そうだね。この曲を初めて聴いた時に、1曲のなかで気持ちが不安から決意へ変わっていってるなと思ったんです。映画をまるまる1曲に詰め込んでいる感じがすごくして。聴いた自分も「これからもっと頑張っていこう!」という決意が固まった曲なので、聴いてもらう人にはそういうふうに思ってもらえたらいいなって。

福山:あの曲には理屈じゃない本能的なクライマックス感がありますよね。自分のカットのために実際に3人が演奏してくれたシーンでは、グッときました。3人は何回も何回も演奏してくれて。疲れるだろうに。

ユイナ:(笑)。演奏するたびに気持ちが膨らんでいきました。

――DROP DOLLは3人全員しっかりボーカルを取るところも強みですよね。

ユイナ:3人で歌うとそれぞれが得意な部分を担当できるから、一人ひとりの良いところだけを聴かせられるのはすごくいいですよね。

チヒロ:だからこそDROP DOLLの歌は3人にしか歌えないものになっているよね。

――音楽と演技、どんなところが似ていると思いますか?

DROP DOLL:感情第一!!


▲ユキノ(B&Vo)

――3人全員揃いましたね。それはDROP DOLLとして動き出したから気付いたことでもありますか?

チヒロ:そうですね。この映画で改めて演技は言葉や表情、音楽は歌と演奏で感情を伝えるものだと実感しています。3人の心がつながっていると演奏も良くなるし。

ユイナ:想いがいちばん大事だよね。見せ方で印象が変わるのも、お芝居も音楽も同じだと思う。

ユキノ:音楽も演技も生ものというか。どちらも理屈とか技術とかだけじゃないところに、魅力があると思います。

福山:ミュージシャンではない僕が言うのもおこがましいんですけど、ギターをジャーン!と弾くのと、ポロンと弾くのと、みたいなニュアンスの違いは、芝居とも共通してるのかなと感じたりします。ボソッと言った一言が印象に残ったりもするので、その緩急は共通してるのかなと感じたりしますね。

――みなさんの今後の活動も楽しみにしています。

福山:今回初主演を務めたことで、自分が真ん中になってもっと作品を作りたいという欲が湧きました。「音楽作品と言えば福山がいるよね」くらいになれるといいな(笑)。せっかくギターを始めたので、これからも続けていきたいですね。ゆくゆくは曲作りとか……。

DROP DOLL:おおお~っ!!!(笑)

福山:(笑)。趣味のなかでも精度を上げられたらと思いますね。

――DROP DOLLのみなさんも、映画公開が本当の意味でスタート地点ですよね。

ユキノ:映画公開に向けて、周りの方々のおかげで楽しいことでいっぱいで、毎日きらきらしています(笑)。同年代の子でバンドの音楽を聴いたりバンドをやる子が少ない気がするので、『JK☆ROCK』やDROP DOLLをきっかけにして、「高校生の女の子でもバンドは楽しめるよ」ということが伝えられたらと思いますね。みんなにバンドを好きになってほしい!

ユイナ:ずっと『JK☆ROCK』のために走ってきて、とうとう公開されるから、今はわくわくしかないです。今まで私たちのために力を注いでくださった方々に恩返しをしたいし、ここからさらに踏み出していこうという気合いも入っています。これからもこの青春をDROP DOLLに捧げたいです。

チヒロ:現役高校生で映画に出て、その主題歌を担当できて、おまけにコミカライズまでされるなんて、本当に夢のようで最高だなと思います。これからもバンドと女優を並行させていきたいし、この3人でDROP DOLLをやっていきたいですね。

取材・文●沖 さやこ


リリース情報

「シークレットボイス」
2019年4月3日(水)発売
TKCA-74782 \1,000(込)
【収録内容】
M1.シークレットボイス
M2.宇宙-ソラ-
M3.シークレットボイス(Instrumental)
M4.宇宙-ソラ-(Instrumental)

映画『JK☆ROCK』

映画『JK☆ROCK』
2019年4月6日(土)新宿バルト9他 全国ロードショー
福山翔大 山本涼介 小林亮太 熊谷魁人
早間千尋(DROP DOLL . チヒロ) 結那(DROP DOLL . ユイナ) 三宅ゆきの(DROP DOLL . ユキノ)
吉本実憂 金井勇太 橋本マナミ 若旦那 吹越 満
本田博太郎 / 高島礼子 / 西村まさ彦
監督:六車俊治 脚本:谷本佳織 音楽:遠藤浩二 音楽指導:横川雄一
主題歌:「シークレットボイス」(DROP DOLL)徳間ジャパンコミュニケーションズ
製作総指揮:影山龍司 プロデューサー:岩城レイ子 プロダクション統括:木次谷良助
制作協力:東映東京撮影所 配給・宣伝:ファントム・フィルム 宣伝協力:マンハッタンピープル 音楽協力:デビュン
製作:KAGEYAMAJUKU ENTERTAINMENT
(C)2019「JK☆ROCK」ビジネスパートナーズ

ライブ・イベント情報

映画『JK☆ROCK』特別企画
<DROP DOLL主題歌ライブ!>
2019年4月3日(水)15:00より新宿PePe前広場にて公開直前イベントを開催!
西村まさ彦×若旦那ロックなトークショー
DROP DOLLによる映画『JK☆ROCK』主題歌「シークレットボイス」のミニライブを開催。

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