ジョージ・マイケル所有のアート作品、競売に。収益はすべて慈善団体へ寄付
故ジョージ・マイケルが所有していたアート作品が、木曜日(3月14日)、ロンドンで開かれるオークションに出品される。
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彼のコレクションにはダミアン・ハースト、トレイシー・エミン、サラ・ルーカス、Marc Quinn、マイケル・クレイグ・マーティンなどの作品が含まれ、主催者のChristie’sは、オークションに先駆け、今週2日間(13、14日)社内にあるギャラリーでこれらを展示していた。
オークションの収益は全てチャリティー団体へ寄付されるという。ジョージの死後、彼が様々な慈善活動を行なっていたことが明かされていた。
彼の長年の友人でマネージャーだったデイヴィッド・オースティンは、「ジョージは素晴らしい人だった。思いやりがあり、優しく、寛大だった」「彼がどれだけ人々を感動させ、彼に対する愛がどれだけあることか、驚きは止まない」と、BBCに話した。
そして、亡くなる数日前にレストランで体験したこんな逸話を明かした。「ある夜、レストランへ行ったとき、そこにいる人達が“あ、ジョージ・マイケルだ!”って思いながら、僕らを観てた。僕がトイレに行って戻ってきたら、ジョージは隣のテーブルにいた2人の女性たちとお茶を飲んでたんだ。彼女たちは人生や自分の問題について話してた。僕は“どうなってるんだ?”って思ったよ。ささいな瞬間だったけど、重要だった。なぜなら、それこそがジョージだったから。ダイアナ妃からレストランでの女性まで、誰もが彼に共感を寄せていた」
オースティンは、ジョージの追悼公演を行なう予定はないが、彼の音楽をフィーチャーした映画『Last Christmas』(2019年冬公開予定)をはじめ、今後、様々なプロジェクトを計画しているという。
Ako Suzuki