フランク・ザッパのホログラム初公開。問題視されたポスターにコメント
来月、アメリカでホログラム・ツアー<The Bizarre World Of Frank Zappa>が開催される故フランク・ザッパのホログラムが初公開された。ツアーのポスターでペンギンが叩こうとする“お尻”のイラストが問題となったことに、ホログラムを通じコメントした。
◆フランク・ザッパ画像、動画
フランク・ザッパ&ザ・マザーズが1974年にリリースしたライブ・アルバム『Roxy & Elsewhere』に収録された「Penguin in Bondage」へのオマージュであるこの部分を、チケット販売会社Ticketmasterは“問題のあるコンテンツ”でインターネットに掲載できないと判断したという。
これに対し、ザッパ側は「作曲家、ミュージシャン、フューチャリスト、革新者のフランク・ザッパがまたしても検問に直面している」とつぶやき、そのポスターとザッパのホログラム映像を公開した。
この中のザッパのコメント──「私は自分のやりたいと思ったことをやる人間だ。人々が気に入ろうがなかろうが。私のやることはそれが好きな人々のために考案されている。そうでない人達のためではない」は、1984年に実際にザッパが言及したことだという。
ザッパの息子Ahmetは、「もしあなたが、ボンデージのペンギン、喋るホットドッグ、スーパーナチュラル・デンタルフロスなど、ホログラムによりフランクの音楽と歌詞に息吹をもたらすという不条理やユーモアを楽しめないなら、この公演はあなた向きではないかもしれない。Ticketmasterに応え、僕は“イラストのペンギン”のお尻を警告で隠すポスターを作り直した。本気なのか、Ticketmaster?」と、コメントしている。
<The Bizarre World Of Frank Zappa>ツアーは4月19日に米NY州ポート・チェスターで開幕し、アメリカで9公演開催した後、5月にUKで7公演が行なわれる。
Ako Suzuki
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