アカデミー賞、『ボヘミアン・ラプソディ』が最多4部門受賞

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(C)2018 Twentieth Century Fox

現地時間2月24日に米ロサンゼルスで「第91回アカデミー賞授賞式」が開催され、フレディ・マーキュリーとクイーンを描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』が主演男優賞(ラミ・マレック)、編集賞、音響編集賞、録音賞の最多4部門を受賞した。

◆『ボヘミアン・ラプソディ』関連画像

授賞式では、クイーン+アダム・ランバートがオープニング・アクトとして登場し「We Will Rock You」「We Are The Champions」を披露。初ノミネーションにして初受賞となったラミ・マレックは、本作は「エジプト系アメリカ人である自分自身のストーリーでもある」と次のように受賞の喜びを語り、会場から喝采を浴びた。

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■ラミ・マレック 受賞スピーチ全文

オーマイガッ! 母さんが会場のどこかにいるはず、家族のみんなもありがとう。これは素晴らしい瞬間だ。自分がここまで来られたこと、サポートしてくださった人、製作陣のみなさんに感謝します。最初は僕は、(フレディ役の)第一候補じゃなかったけど、このような結果を出せてよかったです。

クイーンのみなさん、あなたたちの伝説の一部にしてくださったこと、一生この御恩は忘れません。映画のキャスト、クルーのみなさん、あなたたちがいなければ自分がここに立つことはなかった。

子供のころのラミ、クセっ毛で目がまん丸のアイデンティティに悩んでいた子供時代のぼくのような子供が、自分の声を発見するように、僕たちの映画は、ゲイで移民で悩んでいる主人公が、自分自身であろうとする物語です。僕は、エジプト移民で、エジプト系アメリカ人の第一世代です。まさにここに自分の物語が描かれています。僕のことを信じてくださったみなさんに感謝します。この(オスカー)受賞は一生の宝です。

最後にルーシー・ボイントン(メアリー・オースティン役)、君はこの映画のハート(良心)であり、才能があるあなたは僕の心も虜にしました。本当にありがとう。


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『ボヘミアン・ラプソディ』

上映中
原題:Bohemian Rhapsody  監督:ブライアン・シンガー 製作:グラハム・キング/ジム・ビーチ
音楽総指揮:ブライアン・メイ(クイーン/ギター)/ロジャー・テイラー(クイーン/ドラム)
出演:ラミ・マレック/ルーシー・ボイントン/グウィリム・リー/ジョー・マッゼロ/ベン・ハーディ/マイク・マイヤーズ/アレン・リーチ
全米公開:11月2日
配給:20世紀フォックス映画
(C)2018 Twentieth Century Fox

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