屋比久知奈も登場！「Live Your Story ～私だけの物語（ストーリー）」レコーディング体験

■屋比久知奈インタビュー
――おつかれさまでした！みなさんの歌声を聴いて、いかがでしたか？

屋比久：みなさん、たくさん練習してきてくださったんだろうなって伝わりました。難しい曲だと思うので、こうやって聴き込んで歌い込んで応募してくださったというのは、歌わせてもらっている身としては、本当に嬉しかったです。最後に私も歌わせていただきましたけど、みなさん本当にお上手だったので、順番が終わるごとにこちらも緊張が募っていきました。

――屋比久さんはダンスもしながら、歌っていて、さすがのパフォーマンスでした。

屋比久：ありがとうございます。この曲は踊りも付けていただいているので、今度はみなさんもカラオケで踊りながら歌って欲しいですね。

――みなさんの緊張している様子をご覧になって、ご自分が初めてレコーディングしたときのことなどを思い出したのでは？

屋比久：そうですね。私も、初めてレコーディングブースに入ったときのことを覚えているんですけど、「あ、こういう場面テレビで見たことある！」って感動したんです。今日は、そういう状況の中でさらに歌っている本人が現れたので（笑）、その中で見守られながら歌うのはより緊張するだろうなって。でも、みなさん1回目よりも2回目の方が確実に落ち着いて歌唱されていたので、それはみなさん本当にすごいなと思いました。

――屋比久さんご自身が歌をはじめたのは、どんなきっかけがあったんですか。

屋比久：もともと、小さい頃から音楽が好きで、歌をよく歌う子どもだったとは両親から聞いていて、お風呂に入っているときに歌ったりして、ご近所さんにまで聴こえていたらしいです（笑）。歌をお仕事にしたいと思うようになったのは、大学2年生のときに大学で演じたミュージカルがきっかけになっています。

――2016年にディズニーの史上最大規模のオーディションを経て、ディズニー・アニメーション映画『モアナと伝説の海』日本版ヒロイン・モアナの吹き替えと、主題歌「どこまでも ～How Far I’ll Go」を歌唱してデビューしていますが、2018年12月に公開された『シュガーラッシュ：オンライン』でも、モアナの吹き替えでディズニーの様々なプリンセスと共に登場していますね。

屋比久：そうなんですよ、プリンセス大集合の中で。

――モアナというキャラクターは、屋比久さんの中でどんな存在ですか？

屋比久：人生を変えてくれた存在ですし、モアナをきっかけに色んなことが変わって今があるので。そういう意味では、私にとって大切なキャラクターで、今でも『モアナと伝説の海』を見ると信じられない気持ちにもなるんですけど、タイトルロールで自分の名前を見たときは、何回見てもこみあげてくるものがあります。主題歌「どこまでも ～How Far I’ll Go」は、一生大切にしていきたい1曲です。

――「Live Your Story ～私だけの物語（ストーリー）」は、どんなお気持ちで歌っていますか？

屋比久：リズムが体の底から、湧き上がってくるような曲なので、歌っていてもすごく楽しいですし、この曲から勇気をもらえるというよりは、自分の中から勇気が出てくるような、聴いた人や歌う人が、「また明日も頑張ろう」とか思えるような力を持った曲だと思います。日本語版を歌うことができて、本当に光栄です。


――この曲をカラオケで歌うときに、上手く歌うコツはありますか？

屋比久：私がコツを聴きたいくらいなんですけど（笑）、楽しく歌うのが第一で、リズムをすごく意識すると、気持ちと歌が一体になって、大きなパワーになると思います。ノリノリで歌ってほしいです。

――4月19日(金)帝国劇場からスタートする、ミュージカル「レ・ミゼラブル」にエポニーヌ役で出演しますね。大役だと思いますが、意気込みを聞かせてください。

屋比久：「レ・ミゼラブル」は、世界中で上演されている歴史ある演目なので、すごく責任は感じているんですけど、エポニーヌという役を舞台の上でしっかりと生きたいです。愛されている作品だからこそ、責任を持って、私なりの向き合い方で今しかできないエポニーヌを演じることが、一番なのかなと思います。真摯に向き合って精一杯に演じたいと思います。楽しみながら、学びながら、成長しながら、お稽古して本番を迎えたいと思いますので、是非みなさんに観に来ていただきたいです。

――今後はどんな活動をしていきたいですか？

屋比久：夢のような日々を送らせていただいているのですが、もっともっと新しいことや成長をしつづけたいという気持ちがあるので、機会があれば色んなことに挑戦したいです。お芝居も歌も、その他のことも、色んな機会をいただけるように、日々精進して、いつでもチャンスを掴みにいけるような人になりたいです。あまり、小さくまとまらずに、色んなことにチャレンジしながら、今後も成長していきたいです。

取材・文：岡本貴之