フェンダー、アイコニックな2019年限定モデルや未来型スペックを融合させた限定コレクションAlternate Realityを発表

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米アナハイムで開催中のWINTER NAMM 2019に数多くの新製品を投入しているFENDER MUSICAL INSTRUMENTS CORPORATION(以下フェンダー)が、2019年のエレクトリックギター&ベースカテゴリーにおいて主力製品となる新USA製ラインAmerican Performerシリーズと、2種類の限定生産コレクションシリーズ“Alternate Reality”、“Rarities”を発表した。


WINTER NAMMに先駆け発表されたAmerican Performerシリーズは、USA製品の中で最もリーズナブルな148,000円~159,000円(税別)の価格帯を実現。全体の性能基準を向上させ、ステージでのシームレスなパフォーマンスをサポート。既報のとおり、定番のStratocaster、Telecaster、さらにそれぞれハムバッカーピックアップを搭載したモデルのほか、Jazzmaster、Musang、Jazz Bass、Precision Bass、Mustang Bassの計36モデルをラインナップする(詳細は下記リンクの記事を参照)。

Raritiesコレクションは希少な木材を使用し、ハイエンドフィニッシュを特徴とするブティックスタイルのラインナップを取り揃え、Alternate Realityコレクションはアイコニックなフェンダーモデルに未来のプレイヤーを視野に入れたユニークなスペックを取り込んでいる。これらのコレクションはいずれも数量限定で生産される。

「今年のWINTER NAMMでも、フェンダーが魅力に溢れる多彩な製品群を発表できることを光栄に思います。」と述べるのは、フェンダーのエレクトリックギター部門ヴァイスプレジデントのマックス・グトニク。「2019年、私たちが最も注力して展開するのがAmerican Performerシリーズです。魅力的な価格で展開するUSA製品としてポジショニングされた本シリーズは、製品のクオリティ、クラフトマンシップ、トーンといったすべての面において新しいスタンダードを提示します。新開発のYosemiteピックアップとDoubleTapハムバッカーはサウンドの多様性とトーンの可能性を広げます。Alternate Realityコレクションは、昨年発表したPARALLEL UNIVERSEコレクションに引き続き、ユニークなボディスタイルとトーンコンフィギュレーションを融合させ、ギターやベースの既成概念を打ち破る革新的なコンセプトで開発されたモデルをラインナップしています。また数量限定で生産されるRaritiesコレクションは、希少価値の高い木材を厳選し、フィニッシュやエレクトロニックスにも徹底的にこだわったハイエンドプレイヤーやコレクター向けの製品になります。私たちの製品ラインナップの進化と拡充が、あらゆるジャンルのプレイヤーにインスピレーションを与え、より豊かな音楽を生み出すきっかけになれば嬉しいです。」

■Raritiesコレクション

2019年4月より順次発売が予定されているハイエンドブティックスタイルのRaritiesコレクションは、合計9モデルをラインナップ。キルトトップのメイプルやアッシュ、コアといった美しい木目材に施されたハイエンドフィニッシュ、そしてそれぞれのモデルにユニークなピックアップやエレクトロニクスが、プレミアムな存在感を放つ。

▲Rarities Quilt Maple Top Stratocaster(2019年4月発表予定)

▲Rarities Red Mahogany Top Telecaster(2019年5月発表予定)

▲Rarities Flame Koa Top Stratocaster(2019年6月発表予定)

▲Rarities Quilt Maple Top Telecaster(2019年7月発表予定)

▲Rarities Flame Maple Top Stratocaster(2019年8月発表予定)

▲Rarities Flame Maple Top Chambered Telecaster(2019年9月発表予定)

▲Rarities Flame Ash Top Stratocaster(2019年10月発表予定)

▲Rarities Flame Ash Top Jazz Bass(2019年11月発表予定)

▲Rarities Flame Maple Top Stratocaster HSS Thinline(2019年12月発表予定)

■Alternate Realityコレクション

2019年3月より順次発売が予定されているAlternate Realityコレクションは、フェンダーの伝統的な機能美と、実用的で未来的なスペックをフィーチャー。70年以上にわたる豊かなギターとベース製作のノウハウを大切にしながら、しっかりと未来を見据えた革新性を盛り込んだ。常に進化を続けるフェンダーを象徴するプロジェクトとも言えるもの。

●Powercaster(2019年3月発表予定)

ATOMICハムバッカーとソープバータイプのシングルコイルピックアップを搭載し、バンドのミックスに埋もれないスケール感のある、エッジの効いたサウンドを提供。ローストメイプルネックと流線型のピックガードが、本モデルに優雅さを与える。

●Sixty-Six(2019年4月発表予定)

スケールダウンしたJazz BassシェイプボディにHSSコンフィギュレーションを採用。ヴィンテージのルックスを踏まえながら、HSSならではの幅広いサウンドメイキングが可能な大胆なモデル。

●Meteora HH(2019年5月発表予定)

フェンダーのデザインの美学が凝縮された本モデルには、Playerシリーズのハムバッカーピックアップを2基搭載。優雅なレトロモダンなオフセットボディシェイプから鳴らされる唸るようなパワフルなトーンが、すべてのオーディエンスを惹きつける。

●Electric XII(2019年7月発表予定)

デュアルスプリットコイルピックアップを2セット搭載した12弦ギター。12弦ならではの華やかなサウンドが特徴の逸品。

●Tenor Tele(2019年8月発表予定)

4弦仕様のテナーギターをモダンにアップデート。サイズからは想像できない壮大なサウンドを奏でる。6弦ギターの3弦~6弦と同じチューニングにしてプレイするのが一般的。どこでも気軽に楽しく弾ける、コンパクトサイズの楽器。

このほか、既存のAmerican Eliteシリーズには、全ギターモデルに新色となるサテン仕上げのJade Pearl MetallicとIce Blue Metallicカラーヴァリエーションが追加。American Proffesionalシリーズには新たにレフトハンドモデルが追加されている。また、アコースティックでは、南カリフォルニアのライフスタイルとリラックスしたカルチャーにインスパイアされたCalifornia Seriesに、サテンフィニッシュモデルが新たに加わった。
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