ローランド、ドラム演奏に電子音を加える「ハイブリッド・ドラム」ビギナーに最適な音源モジュール「TM-1」登場
アコースティック・ドラムの音に電子音を組み合わせて演奏表現の幅を広げる「ハイブリッド・ドラム」を手軽に実現できるドラム音源モジュールの最新モデルが登場。ローランドより「TM-1」が2月9日に発売される。
ドラムやリズムの演奏に多彩なサウンドや表現が求められる現代の音楽シーン。他の楽器の音に埋もれない明瞭なドラムの音や、アコースティック・ドラムのみにとどまらない斬新なサウンドでの重要性が高まっている。こうしたニーズに対して、ローランドはアコースティック・ドラムのサウンドに電子音を組み合わせる「ハイブリッド・ドラム」というシステムを提唱。それを実現する音源モジュールやドラム・トリガーをリリースしてきた。
今回登場の「TM-1」は、「ハイブリッド・ドラム」が初めてという人でも手軽に始めることができる音源モジュールの最新モデルだ。
▲フットスイッチ搭載で、演奏を止めずに足元で音色を切り替えられる。コンパクトなのでセッティングも楽で持ち運びにも便利。サイズは150×95×60mm、重さは550g(電池含む)。
セッティングは非常にカンタン。アコースティック・ドラムに別売りのドラム・トリアーを取り付けて、ケーブルで「TM-1」と接続するだけ。本体のスイッチで好みの音色を選択、音色の調整もつまみの操作だけで行える。
▲本体にはSENS(感度)やピッチ、ディケイ、レベルといった厳選したつまみを2系統分用意。つまみを回すだけで直感的な音作りが可能。
▲リアパネルには2系統のTRIGGER IN、OUTPUTとPHONES端子(どちらもステレオ標準タイプ)、USB端子、DC IN端子を配置。OUTPUT端子からの出力はTRIGGER 1と2をミックスした音をモノで出力するか、各トリガーを左右に分けて出力するかを選択可能。電源は乾電池(9V形)、ACアダプター(別売り)、USB給電に対応。
本体にはドラム演奏で重要なキック(バスドラム)やスネア音色などさまざまなジャンルに対応する30種類の音色を搭載。「ヘヴィメタルなどで高速連打されるキックに音を重ねて迫力を増す」「特徴的なエレクトロニック・サウンドをスネアと一緒に慣らして楽曲に変化を加える」などパフォーマンスの可能性を広げる。
演奏の手を止めずに足元のフット・スイッチで音色を切り替えることも可能。コンパクトなサイズなので、気軽に持ち運んで演奏が楽しめる。
▲専用エディター・アプリ(左)でカンタンに音色を差し替え調整ができる。右の写真は、「TM-1」と組み合わせて使う別売りドラム・トリガー。上からバスドラム用「RT-30K」、スネア用「RT-30HR」、タム用「RT-30H」。
新たに専用のエディター・アプリも無料で用意。画面で確認しながら直感的な音色調整が可能。アプリ内には150種以上の豊富な音色が用意され、本体内蔵の音色と入れ替えて演奏できる。遊佐ーがクラウド上に保存した音声データを取り込み、音色として使えるのもポイントだ。アプリはiOS、Android、Mac、Windowsに対応。iOS版とMac、Windows版は2月9日、Android版は2月下旬の公開予定。「TM-1」との接続はUSBを介して行う。iOSデバイスではApple社製Lightning - USBカメラアダプタが、Androidデバイスでは各端末に対応したケーブルが必要だ。
ドラム・トリガーには、ドラムの打面とリムの振動を感知するスネア向けの「RT-30HR」、打面1系統の振動を感知するタム向けの「RT-30H」、そしてバスドラム向けの専用機構でスムーズに取り付けられる「RT-30K」がラインナップされる。
製品情報
価格:オープン(市場想定価格 17,500円前後 税込)
発売日:2019年2月9日
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