フィル・アンセルモ、ヴィニー・ポールの死に「こんな痛み誰にも持って欲しくないから…」

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フィル・アンセルモが、パンテラ時代のバンド・メイトだったヴィニー・ポールの死により抱き続ける心の痛みについて語った。ヴィニーは今年6月、心筋症と虚血性心疾患により54歳で死去。数日前にギグを行なっており、予想もつかない突然の悲報だった。

◆ヴィニー・ポール画像

先月、米フロリダで開かれた<Spooky Empire>コンベンションのQ&Aセッションで、アンセルモはこう話したという。「俺たちの間に違いはあったが、これは知って欲しい。あれだけ敵意が激しくなったのは、それが愛から生じたからだ。わかるか? 俺らはお互いをすごく愛し合っていた。バンドで物事が上手く行かなくなったとき、その分、ネガティブさが増したんだ」

ヴィニーの死によって彼が抱く「痛みは、誰にも経験して欲しくない。だから、みんなにお願いがある。それができる間は、お互いを愛して欲しい。小競り合い、争い、相違なんか取り払え……正直言って、俺はこういう馬鹿げたものにはうんざりだ。お互いに対し優しくなれ」

また、ヴィニーのことを「素晴らしいミュージシャン。凄いドラマー」であり、他のメンバーが酔っぱらっているとき車を運転したり、公演の準備をしてくれるしっかり者だったと称え、「ヴィンス、ありがとう。彼が全てをまとめてくれていた」と話した。

Ako Suzuki
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