S・イアン「レミーは禁煙のオフィスでタバコを吸い、足の指を失わずにすんだ」
アンスラックスのスコット・イアン(G)は、レミーとの思い出を語っていて、糖尿病により足の指を切断しなくてはならない状況にあったレミーが、吸ってはいけない場所でタバコを吸ったがため、その危機を逃れたとの逸話を明かした。
◆レミー・キルミスター画像
イアンは『Landry.Audio』のインタビューで、こう話した。「レミーは、糖尿病に苦しんでいて、足の指を失うところだったんだ。(血液の)循環が悪くて、指が黒ずんでた。彼はLAの医者に診てもらい、“すぐに切断しなきゃ”って言われた。それで、レミーは“セカンド・オピニオンが必要だ”って、ロンドンへ飛び、別の医者に会った。そこでも同じことだった」
「彼は手術を受けることにしたんだ。で、事務所でタバコを吸ってたら、誰かが来て“ここでタバコを吸うことは許されていない”って言い出した。レミーは“足の指を失うんなら、タバコは吸うぜ”って返したんだ。簡潔に言うと、“ここは禁煙だ”って言われたレミーは“そうか、じゃあ俺はここにはいられない”って出て行ったんだよ。彼は結局、別の医者に診てもらい、その人から“食生活でこれとこれを変える必要がある。そうしたら足は大丈夫だ”って言われたんだ。それで彼は食事を見直した。指を切断しないですんだ。だから、文字通り、タバコが身体の一部を失うことから彼を救ったんだ」
イアンいわく、それがきっかけで、レミーはジャック・ダニエルとミックスするのを通常のコークからダイエット・コークに変えたという。
レミーはその後、ジャック&コークを止め、ウォッカを飲み始めたそうだが、イアンはそれを知ったとき「一大ニュースだ。このロックの世界ではヘッドライン・ニュースだ」と思ったという。
イアンは、長年、レミーと親しくできたことを本当にラッキーで栄誉だと思うそうだ。
Ako Suzuki
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