ローランド、1人でもプロ品質でイベント撮影、映像切り替えもできる世界最小のモバイル・ビデオ・ミキサー「V-02HD」
小規模なコンサートやスポーツイベントから、結婚式や発表会といった個人的なイベントまで、さまざまなシーンで活躍するビデオ・ミキサーがローランドより登場。1人で2台のビデオカメラを使って撮影する際に、映像の切り替えや合成、音声処理がその場でリアルタイムに行える、フルハイビジョン対応のマルチフォーマット・ビデオ・ミキサー「V-02HD」が、12月中旬に発売される。
「V-02HD」は、入力数を2チャンネルにしぼり、操作性をシンプルにしたビデオ・ミキサーのエントリー・モデル。撮影の現場において、1人で2台のビデオカメラを使って撮影しながら、映像の切り替えや合成、色調整などの簡易編集を行うことが可能。動画をアップロードする前の編集時間を短縮できるので、短時間でビデオ・コンテンツを制作して情報発信することができる。
▲底面の1/4インチのネジ穴で三脚へ装着可能。撮影・収録環境に応じた取り付けアレンジができる。
本体はカメラバッグに収まる手帳サイズ(A6)。160×108×51(W×D×H)mm、重さ660gというサイズは、フルハイビジョン&マルチフォーマット対応の卓上型ビデオ・ミキサー、ビデオ・スイッチャーとしては世界最小となる。
このコンパクトなボディに、さまざまな機能を搭載。フェーダーを左右にスライドさせて2つの映像が混じり合いながら切り替わる「ミックス」や、元の映像に次の映像が割り込んでくる形で切り替わる「ワイプ」などの効果をつけながら映像の切り替えが可能。メイン映像にパソコンを接続して小画面を挿入する「ピクチャーインピクチャー」や字幕を加える「キー」などの映像合成、モザイク処理など多彩なビデオ・エフェクトも用意。さらにカメラのマイクから入った雑音を低減する音声処理など、便利な機能を1台に収めた。
ビデオカメラを両手で操作していても、別売りのフットスイッチなどを使って足元で操作することも可能。BOSSのフットスイッチ「FS-6」やエクスプレッション・ペダル「EV-5」を使って映像の切り替えができるのは、ローランド製品ならではだ。また、標準的なビデオ・マウント用のねじでビデオカメラの三脚に取り付けて器材をまとめて運搬できたり、市販の外部バッテリーに対応するなど、1人で撮影する現場をアシストする。
▲リアパネルの入力はHDMIタイプA×2(HDC対応P、マルチフォーマット対応)、出力はPROGRAM OUTとPREVIEW OUT(いずれもHDMIタイプA)。フットスイッチ、エクスプレッション・ペダルを接続するリモート用のCTL/EXP端子、PCと接続してのバックアップ用のUSB端子も備える。電源は付属のACアダプターを使用。
▲右サイドパネルにはステレオミニのヘッドホン出力、ステレオミニのオーディオ入力を用意。カメラ入力の音声と外部入力の音声をミックスしたのち、ヘッドホン出力経由でモニターできる。
製品情報
価格:オープン(市場想定売価 75,000円前後 税込)
発売日:2018年12月中旬
この記事の関連情報
BOSS、豊かな低域を実現するギターアンプ「KATANA-MINI」の上位モデルを発売
ローランド、KDJ Recordsとのコラボによるサンプラー「SP-404MKII」の限定モデルを発売
打撃音と振動の発生を75%軽減したローランド史上最も静かな電子ドラムを発売
ローランド、いい音、軽量、簡単操作のライブ用シンセサイザー 3機種を発売
ローランド、ポケットサイズの電子楽器「AIRA Compactシリーズ」に本格的機能のサンプラーが登場
BOSS、ユニークなサウンドと新機能を搭載したディレイ・ペダルを発売
ローランド、プロ・ミュージシャン愛用のステージピアノ新モデル2機種を発売
BOSS、磨き抜かれた「Tube Logic」により表現力が大きく向上した「KATANA」の新モデル7機種を発売
ローランド、「FANTOMシリーズ」がアップグレードして登場