【速レポ】モンパチフェス<WWW!! 18>、山嵐「仲間に入れてくれ!」

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マングースSTAGE2番手を務めたのはミクスチャー・ロックの雄、山嵐だ。SATOSHI(Vo)、KOJIMA(Vo)、KAZI(G)、YUYA OGAWA(G)、武史(B)、YOSHIAKI ISHII(Dr)、KAI_SHiNE(Maschine)の7人が黒一色に統一された衣装(シューズは青)で現れると、「Intro」〜「THAT'S」で戦闘開始。大地を揺さぶる重低音を轟かせ、早い時間帯から観客を覚醒させるアグレッシヴな攻めを披露。続いて「80」、「HANDS UP」とフィジカルに訴える強靭なビートを刻み付け、アドレナリン噴出のサウンドを突きつけてくる。

◆山嵐 画像

その盛り上がった空気をさらに上昇させたのは、彼らのセルフタイトルを冠した1stアルバム表題曲「山嵐」。そう言えば、今日も会場に1stアルバムのジャケがデザインされたTシャツを来ていた人を複数見かけた。武史がKORN譲りの不穏なベースをじっくり爪弾くと、会場のあちこちで興奮気味の奇声が上がり、曲が始まるや観客も大暴れ。その様子をステージ袖で清作(MONGOL800)が嬉しそうに眺める姿も目に入った。






そのダークな曲調を引き継ぐように「CROWS」(ライヴでやるのは少しレア!)も好反応で受け入れられ、その活気漲るマングースSTAGEの様子に血が騒いだのか、SATOSHIは「仲間に入れてくれ!」と言った瞬間に観客側に飛び込んでクラウドサーフするハジケっぷり。ステージに戻ると、「コンタクトが取れました」と言って場を和ませていた。





後半、エレクトロを用いたダンス・ロック調の「Ride with us」、ライヴで抜群に映える「Rock'n Roll Monster」をやり終えた後、Kj(Vo/Dragon Ash)がステージに登場。山嵐とDragon Ashは共に90年代からミクスチャー・ロックを牽引し続ける戦友とも言える関係性だ。その音楽的絆を証明するように、ラストは1stアルバム収録の「BOXER'S ROAD」をKjとコラボするスペシャル・バージョンでプレイ。ステージ上のメンバーの動きが激しくなると、それに比例して観客も汗だくになって騒ぎまくり、ミクスチャー・ロックの真髄を叩き付けるダイナミズムにひれ伏した。「山嵐、かっけーだろ?」と最後まで愛とリスペクトに満ちたKjの発言にも心が温まる思いだった。

取材・文◎荒金良介
撮影◎(c)WWW18 OFFICIAL

【山嵐@マングースSTAGE セットリスト】

01. Intro
02. THAT'S
03. 80
04. HANDS UP
05. 山嵐
06. CROWS
07. Ride with us
08. Rock'n Roll Monster
09. BOXER'S ROAD

■<MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!18>


2018年11月3日(土・祝) 沖縄県 豊見城市 豊崎 美らSUNビーチ 特設会場
2018年11月4日(日) 沖縄県 豊見城市 豊崎 美らSUNビーチ 特設会場

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