ダースレイダー率いるベーソンズ、オータコージ加入＆早くも超絶ファンキーな新作を発表

ドラム、ベース、ラップ……音楽の肝であるグルーヴにのみフォーカスする編成で、ダースレイダー率いる話題のバンド、ベーソンズにドラマー、オータコージが新加入した。口ロロ、空気公団、曽我部恵一バンドなどで類まれなるリズムを叩いてきたドラマー、オータコージ加入により、ベーソンズのファンク度が200％増しになったわけだ。

ダースレイダーはオフィス北野に加入（現在は退所）し話題を集めた、眼帯がトレードマークの片目のラッパー。ベースの勝原大策はかせきさいだぁ＆HUGTONES、カジヒデキ、野佐怜奈などのベースも担当している。オータが縦横無尽に叩き出すリズムの上を勝原のベースが自由にスライドし、ダースレイダーの即興的センス溢れるラップが次々とイメージを描き出す、唯一無二のベーソンズ・サウンドが誕生したと言えよう。


新編成がどんな音を出すのか注目される中、バンドは早くも新作EP「片目が語る！バンドが弾く！叩く！」を完成。第4のメンバー、DUB MASTER XによるライブPAが冴え渡るライブ音源である本作には、ORESKABAND、DUB FORCEのトランペッターSAKI、そして新世代ポエトリーラッパー、シンガーソングライターの春ねむりも参加。最低限の音が最大限の効果を発揮する様がまざまざと記録されている。

ダースレイダーの高速道路での自損事故体験を歌った高速ファンクロック「回れ！回れ！」、損得勘定のみで生きる人間を皮肉った人力ダブステップ「損得野郎」、SAKIのトランペットが宇宙に木霊していくフリースタイル・ダブ「DUB DUB」、春ねむりを迎えた“流行乗っかり野郎”に贈る「かっこいいダンス」、オータによるガムテープ・ドラム・ミュート実況からスタートする四つ打ちファンクディスコ「FEVER」。わずか5曲でも実に多彩なサウンドを聴かせてくれる。

また、この新作EPを引っ提げたベーソンズの全貌が明らかにされるのが8月1日に新代田FEVERにて開催される＜かっこいい音楽が聴ける日＞だ。本ライブにはツーマン相手に気鋭のシンガーソングライター柴田聡子が参加。＜かっこいい音楽が聴ける日＞には今まで曽我部恵一、向井秀徳、松本素（GOING UNDERGROUND）が参加しており、ベーソンズとのその場限りの新曲セッションも披露している。ベーソンズX柴田聡子……当日、何が誕生するのか？楽しみにしてほしい。





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