黒塗り文書に“DAMN.”、永田町・霞が関にケンドリック・ラマーのメッセージ広告出現
ケンドリック・ラマーの5年ぶりの来日が迫る中、東京都内に登場した衝撃的なメッセージ広告が話題を呼んでいる。
◆ケンドリック・ラマー画像
この広告は、黒塗りされた公文書を思わせるデザインに、最新アルバムのタイトルで「くそっ」「ちくしょう」などの意味を持つスラング“DAMN.”の文字が重ねられたものだ。
コンプトン育ちの“Good Kid”としての体験を綴った『good kid, m.A.A.d city』や、収録曲のひとつ「Alright」がブラック・ライヴズ・マター運動のアンセムにもなった『To Pimp a Butterfly』、そして“現代のアフリカン・アメリカンの人生の複雑さをとらえた心を打つ名作のコレクション”としてヒップホップ作品初のピューリッツァー賞(音楽部門)受賞に輝いた最新作『DAMN.』など、メッセージ性の強い作品を通じて現代社会へ問題提起してきたケンドリック。今回の広告には、日本で不都合なものを隠す意味で使用される黒塗り文書に“DAMN.”を上書きすることで、そんな彼の姿勢を伝えたいとの思いが込められているという。
▲ケンドリック・ラマー
ケンドリック・ラマーは7月28日(土)、新潟・湯沢町 苗場スキー場で開催される<FUJI ROCK FESTIVAL '18>にヘッドライナーとして出演。メッセージ広告は7月13日(金)から19日(木)までの期間中、東京メトロの国会議事堂前駅、霞ヶ関駅に掲出される。また、Twitterでは「#ケンドリック来日」とツイートすると『DAMN.』収録曲の解説が届くキャンペーンも開始された。