セバスチャン・バック、アクセル・ローズのAC/DC公演参加に「嫉妬した」
セバスチャン・バックは、友人のアクセル・ローズがブライアン・ジョンソンの代わりにAC/DCのツアーに参加すると聞いたとき、嫉妬したそうだ。
◆セバスチャン・バック画像
セバスチャンは『Rock Talk With Mitch Lafon』のインタビューで、このニュースを初めて聞いたときどう反応したかと問われると、こう答えた。「俺にチャンスがなくて、嫉妬したよ。だって、俺もAC/DCをかなりファッキン上手く歌えるからな。ビッグマウスじゃないぜ(笑)」
「だから、最初は“ちきしょう! うらやましいぜ”って思ったよ。でもその後、もちろん、納得した。いまは歌い方を知らない連中ばかりだから」
セバスチャンはいま、ロックの世界にはいい若手ヴォーカリストがいないと感じているそうだ。「俺が聴いたことないだけかもしれないが、第2のジェフ・バックリィ、新しいスティーヴン・タイラーはどこだ? ああ、Greta Van Fleet、新ロバート・プラントはいるな。でも、オリジナルのヘヴィ・メタル・ヴォーカリストは欠けている。俺が知る限り」
「80年代に俺らが始めたころ、俺らみんな、自分のサウンドを持たなきゃいけないってわかってた。当時は、それがどのミュージシャンにとってもゴールだった。あの時代にはPro Toolsとかコンピューターとかなかったからな。俺は自分の、セバスチャン・バックのヴォーカル・サウンドってものを見出さなきゃいけなかった。スキッド・ロウに加入したとき、ジョン・ボン・ジョヴィにこう言われたよ。“セバスチャン、君はときどきヴィンス・ニールみたいに聴こえる。(ロニー・ジェイムス・)ディオだったり(ロブ・)ハルフォードみたいなときもある。ニール・ダイアモンドっぽいときもある”ってな(笑)。“自分のサウンドを見つけなきゃ”って言われたんだ。俺はぞっとしたね。“なんてこった! そうせねば、いますぐに!”って思ったぜ(笑)」
また、スキッド・ロウの1stアルバムを作ったときには、この2人のヴォーカリストに影響を受けていたという。「当時はロブ・ハルフォードとスティーヴ・ペリーが俺のお気に入りのシンガーだった。「18 And Life」にその影響を聴くことができるだろう。「I Remember You」のヴォーカルはジャーニーに影響を受けてる。俺にはそれが聴きとれる。みんなはどうかわからないけど、俺にはそうだ」
セバスチャンは今年3月、アリス・イン・チェインズのジェリー・カントレルの誕生日パーティーで、そのスティーヴ・ペリーと27年ぶりに再会。2ショットをSNSに投稿し、「この写真を俺がどれだけ気に入っているか、言葉にするのは難しい」「俺がこの世で最も好きなシンガー2人のうちの1人、ジャーニーで名を上げたスティーヴ・ペリーと午後を過ごすことができた」「ツアーの準備をする際、俺はスティーヴ・ペリーの驚異のヴォーカルでウォーミングアップしてるんだ。それは長年、俺の声域を広げる助けとなった」などとコメントしていた。
Ako Suzuki
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