【インタビュー】＜ルナフェス直前＞真矢、「集まったみんながハッピーになれたら」

■まだまだ吸収したいと思っているので
■自分も＜ルナフェス＞を通して勉強したい

──ここに来てほしいっていう絶妙のタイミングで入って来るっていう。ちなみに今回の出演者で気になるドラマーはいますか？

真矢：ドラムっていうより、今の若いコたちはカッコいいから勉強したいですよね。(ラインナップを見ながら)うーん、歌をうたえるバンドはどれかなー。

──ははは！ やっぱり飛び入りするとしたらドラムじゃなくて、歌(第1回目はSIAM SHADEのステージに飛び入りして「1/3の純情な感情」を歌った)なんですか？

真矢：そうですね。ちょっといろいろ策を練ってみます（笑）。

──以前、INORANさんとの対談で「ビートは世代によって変化する」という話をしていましたが、そういう意味で後輩に感じていることは？

真矢：ありますあります。音楽と人間は長〜い月日を過ごしてきたと思うんですが、ドラムのテンポって社会の速度と同じようにどんどん速くなっていると思うんですよ。例えば戦前に「ROSIER」みたいなビート感の曲は絶対になかったでしょ。もっと遡ると歌舞伎や能はすごくゆったりしたテンポだし。途中で洋楽が入ってきたっていうのもあるんだけど、ビートは変わっていっているし、僕の世代より若いコの世代のほうが速いんですよ。

──なるほど。

真矢：もちろん、枯れた演奏にも憧れるけど、まだまだ吸収したいと思っているので、自分も＜LUNATIC FEST.＞を通して勉強したいよね。最近、InstagramとかYouTubeでいろんな人のプレイを見ることに凝ってるんだけど、「これ、どうやって練習してるんだろう？」って思うぐらい腕とか速いもんね。キックも“ドゥルルル”って。そのエッセンスは学ぶ価値があると思う。フェスにはいろんな音楽に影響を受けたミュージシャンがいっぱい出るので、そういう面でも楽しみです。

──最後にBARKS読者にメッセージを。

真矢：2日間、お目当てのバンドを見に来るのもいいし、フェスの雰囲気を味わいに来るのもいいし、友達と一緒とか恋人同士デートがてらでもいいし、とにかく思いきり楽しんでもらいたいと思います。集まったみんながハッピーになれたらいいなというのが僕の願いです。

取材・文◎山本弘子





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