【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>Survive Said The Prophet、「この曲を大勢の前で歌えるとは思ってなかった」

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今年4月に<Warped Tour Japan 2018>に出演を果たし、5月には今日も出演しているCrystal Lakeとツーマン・ツアーを敢行するなど、メキメキとシーンで頭角を現している通称・サバプロことSurvive Said The ProphetがEVIL STAGEに登場。

◆Survive Said The Prophet画像

Yosh(Vo)がメロディアスな歌メロを会場いっぱいに響かせると、「NE:ONE」から前のめりのエモーションを爆発。この1曲を聴いただけで、4月に観たライブから著しい成長ぶりを刻んでいるのがわかるほど。「Fool's gold」に入ると、鋭い切れ味とダイナミズムを併せ持つ演奏を土台に天に突き抜けていくヴォーカルがより一層映え渡っていた。そんなバンドの求心力を嗅ぎ付けてか、「Bandaid」に移ると、フロアには次第に観客が増えていく。




続いてオシャレなエレクトロ音が鳴り響くと、両手を頭上で掲げ、Yoshが大きくクラップする。それに追随する形で観客もクラップするピースフルな光景が広がると、次は「When I」へ。R&B調の心地いい歌声で聴く者を魅了し、多くの人が手を左右に大きく振り、ステージとフロアの境目を無にした温かなムードが流れていた。その雰囲気を踏襲するように、さらに繊細なタッチで攻めてくるのもサバプロの魅力であり、以下の発言にはとても気持ちがこもっていた。

「2年前、この曲を大勢の前で歌えるとは思ってなかった。聴いてください!」とYoshが言うと、「Follow」を披露。ソウルフルな歌心を押し出したミドルテンポの曲調、神聖なるコーラス・ワークも効果的で"引きの美学"とも言える静謐なサウンドでしっかりとバンドの個性をアピールする。



そして、「You Want Chaos?」とシャウト気味にYoshが言うと、ラウド・ナンバー「Network System」を最後にプレイ。歌、ラップ、スクリームを自由自在に操る優れたヴォーカリゼーション、起伏激しい攻め攻めの演奏で場内にカオスな渦を作り出し、大団円を結んだ。今日のステージに大きな手応えを感じたのだろうか、ラストに右拳を力強く突き上げるYoshの勇姿が実に眩しく映った。


取材・文◎荒金良介
撮影◎中河原理英

【Survive Said The Prophet セットリスト】

01.NE:ONE
02.Fool's gold
03.Bandaid
04.When I
05.Follow
06.Network System

■<SATANIC CARNIVAL'18>

6月16日(土) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
6月17日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール

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