【舞台裏トーク】<SATANIC CARNIVAL>locofrank、「“自分で見つける”っていう古き良き文化」

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EVIL STAGEを超満員にするほどの熱いライブを繰り広げたlocofrankの面々をライブ直後に襲撃。彼らの楽屋にて、即席のショートインタビューを敢行した。

◆locofrank 画像

■楽しいだけでは終わらない
■ライブハウスとしての良さ

──3度目の<SATANIC CARNIVAL>はいかがでしたか?

Tatsuya(Dr/Cho):毎回出るたびに思うんですけど、メンツも会場の雰囲気も含めて、マジででっかいライブハウスになったなっていう。この感じ、毎回めっちゃ好きッスね。

森勇介(Gt/Vo):近いバンドもいっぱい出てるので楽しいんですけど、ちょっとした緊張感もあって、「派手にはコケられへんな」みたいなプレッシャーもありますね。

木下正行(Vo/Ba):仲間のバンドもおるし、いろんなジャンルや世代もいてる。それを“おもちゃ箱みたいな”ってMCで言いましたけど、ホンマにそうやなと思ってて。でも勇介が言ったように、そこにはちゃんと緊張感があるし、今の時代背景も透けて見えてきたりして、楽しいだけでは終わらない、ライブハウスとしての良さがしっかりあるなと思いますね。

──ストレートに「よっしゃ、楽しむぞ!」という気分にはならない。

木下:もちろん、どこに行っても緊張感を持ってライブはやりますけど、サタニックはブースエリアにもいろんな文化があるし、そういうところを含めてここは唯一無二なんじゃないですかね。

Tatsuya:あと、ここは仲間が多すぎる!(笑) 「最高やな!」って。こんな話をするのもアレですけど、俺ら、他の大きいフェスに出るときはホンマ友だちいてないんで(笑)。メシ食ってても、「誰も知り合いいねぇ……」みたいな。

森:たしかにな。

Tatsuya:でも、ここだと「どこ見ても知り合いおる!」みたいな。

木下:そこは「もうちょっと俺ら頑張れよ」って話やな(笑)。

森:まあ、サタニックは年に一回の同窓会みたいな感じですね。

Tatsuya:あとは生存確認(笑)。「あいつ、まだ生きてたな」って。

──それにしても、今日のライブはフロアの一番後ろまでパンパンに人が入ってましたね。

Tatsuya:それはもう、うれしい限りで。

森:多分、マンウィズと間違えたんでしょうね。

木下:いや、3ピースやから、WANIMAと間違たんちゃうかな。

Tatsuya:こんな汚いWANIMAおるか!

木下:まあ、とにかくありがたいッスね。

──改めて、ロコならではの視点でサタニックの魅力を話してもらえますか?

木下:ここはライブハウスみたいな場所で、いろんなものを丁寧に提示してるイベントではないんですよね。「自分で見つける」っていう古き良き文化が今の時代に改めて提示されてると言うか。見てる側にも「自分で判断せなあかん」っていう空気感があると思うし、だからこそ親しみやすいんじゃないですかね。そういう意味でも、一度来たらまた来年も来たいって思えるようなフェスにななんだと思います。

──お2人はどうですか?

森:一緒です!

Tatsuya:お前、それ、一番簡単なヤツやな!

木下:Tatsuyaはちょっと違うこと言います。

Tatsuya:うそーん。えーとねえ……。

ロコスタッフ:ギャラ事情は?(一同爆笑)

Tatsuya:コラコラコラ! それは声を大にして言えないヤツや!……でもホンマに、普段やったらこういう大きいフェスに出えへんバンドっていてるじゃないですか。わかりやすいところで言うと、今年なんてPALMの名前を見たときなんて俺ら、一番テンション上がったもんな。「ついに来たか!」と。他のフェスやったら、PALMを呼ぶってなるといろんな意味でハードルが高いと思うんですよ。だけど、サタニックはライブハウスっていう感覚でやってるから呼べる。そういうのを見てると「ええなあ!」って思いますね。

──なるほど。

Tatsuya:ホンマ、いいバンドっていっぱいおるんですよ。だから、ライブハウスとか、ライブハウスじゃなくても日本全国にめちゃめちゃ格好いいバンドがおるんやで、っていうことをサタニックが先頭を切って証明してくれてるのがすげえうれしいですね。これからもどんどん続けてほしいと思います。

取材・文◎阿刀“DA”大志
撮影◎梶原靖夫

■<SATANIC CARNIVAL'18>

6月16日(土) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
6月17日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール

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