【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>、ブースエリアにサタニックの本質
2018年も<SATANIC CARNIVAL>がスタート! タイムテーブルを見れば分かるように、そうそうたるメンツによるライブが魅力のサタニックだが、ここはただのパンクフェスではない。音楽だけでなく、そこにまつわるカルチャーの祭典なのだ。そういう意味では、SATAN STAGEとEVIL STAGEに挟まれているブースエリアに“サタニックの本質”が詰まっていると言ってもいいかもしれない。
◆<SATANIC CARNIVAL'18> 画像
ブースエリアでひときわ目を引くのは、<SATANIC CARNIVAL>のシンボルでもあるオブジェ“サタニッくん”。ここは格好のフォトスポットとして、スタート直後にもかかわらず長い列ができている。どうやら撮影スタッフが常駐しているようで、スムーズにお客さんの撮影をこなしていく。これはいいアイデアだ。
そして、サタニッくんの向こう側にあるのがGRAPHIC & PHOTO EXHIBITION。三角形に配置された壁の内側で行われているのはライブカメラによる写真展。1日目は、岸田哲平、鈴木公平、ヤオタケシの3名による写真が、各々趣向を凝らした形で展示されている。
鈴木公平は、国内バンドによる躍動感あふれるライブ写真をしっかりとパネルで見せる正統派。その一方、岸田哲平はBEASTIE BOYSやProphets of Rageといった海外アーティストの写真を、写真そのものを壁にベタッと貼り付け、その隣に手書きでアーティスト名を記載。本人曰く、「立体的に見えるように工夫しました!」とのことだが、当然写真は反り返ってしまっているし、一般の目からからは手抜きにしか見えない。しかし見方によっては、写真を身近に感じられると言えなくも、ない。
岸田以上にぶっ飛んでいるのは、ヤオタケシ。彼は本日出演するENTHの写真だけを展示しているのだが、その全てがフォトTで構成されている。つまり、ENTHの写真のフォトTが壁一面に掛けられているのである。その光景は異様のひと言。ぜひチェックしてみてほしい。2日目の明日は、菊池茂夫、Takashi "TAKA" Konuma、ヤマダマサヒロによる写真が登場する。
写真が掲げられている壁の反対側では、ライブペインティングが行われている。1日目に参加しているのは、KISHI KOUJI、横田瑞貴-mzk-、SECOND KNOCKの3名。時間が経つにつれてグラフィックが変化していく様子に多くの人が目を留め、そのときしか見られない光景を写真に収めていく。
……この記事でブースエリアの全てを紹介しようと思っていたが、どうやらもっと長くなりそうなので、いったんここで区切りたい。とりあえず言っておきたいのは、「今年のサタニックも濃い!」ということだ。
取材・文◎阿刀“DA”大志
撮影◎本田裕二
■<SATANIC CARNIVAL'18>
6月17日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
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