デュア・リパ、初の単独来日公演が大盛況
デュア・リパの一夜限りの来日公演が、今週5月8日、東京・Zepp Tokyoにて開催された。
◆5月8日東京公演 画像
「New Rules」のヒットや“2017年ベストアクトの一つ”との呼び声も高かった<SUMMER SONIC>でのパワフルなステージなど、日本でも注目が高まる中での初の単独来日公演とあって、チケットは発売早々にソールドアウト。当日はあいにくの雨模様にもかかわらず早くから大勢のファンが集まり、デュアの印象的な太眉メイクや、彼女を意識したファッションをまとった来場者の姿も多く見られるなど、アイコン的な人気の高さもうかがわせた。
定刻を少し過ぎると場内の照明が落ち、壮大なSEと共にドラム、ギター/キーボード、ベース/キーボードのバンド・メンバー3人が登場。力強いビートに合わせて大歓声を浴びながらデュア・リパが登場し、1曲目の「Blow Your Mind (Mwah)」へとなだれ込む。「トーキョー! 準備はいい!?」「みんな愛してる!!」とファンへのコメントを挟みながらステージをところ狭しと動き回るデュアの姿に、会場はのっけからライブ終盤のような盛り上がりに。舞台上の巨大なLEDディスプレイには大きな唇が映し出され、サビで投げキッスが繰り出されるたびに黄色い声援が飛び交った。
セクシーに歌い踊っていたかと思えば、時おり少女のような屈託ない表情を見せてくれるのも彼女の魅力の一つ。「Lost in Your Light」や「Be The One」ではバンド・メンバーが奏でる力強いサウンドに合わせてエネルギッシュに会場を煽り、ギタリストとふたりきりで聴かせた「Thinking 'Bout You」やピアノ伴奏に合わせて切なく歌い上げた「Homesick」では芯のある表現力豊かな歌声で魅了する。終盤にはマーティン・ギャリックスとのコラボ曲「Scared To Be Lonely」や「Hotter Than Hell」「Begging」などを畳み掛け、合唱とクラップ、大歓声に包まれてライブ本編は幕を閉じた。
本編終了後の興奮冷めやらず、デュア・リパ・コールも巻き起こる中、会場内のLEDディスプレイには突如“WARNING(警告)”の文字が映し出される。続けて表示された“これはあなたをないがしろにしてきた連中(Fxxkboys)への歌。参加したい人は中指を立てて”のテキストに大きな歓声が上がる中、デュアとバンド・メンバーたちが再び姿を見せ、そのままアンコール1曲目の「IDGAF」へ。中盤ではビートに乗せてラッパーよろしく「I don't give a fxxk」のコール・アンド・レスポンスを誘うなど、遊び心あふれるアレンジも交えて会場をこれでもかと煽っていった。
そしてラストを飾ったのは、同日朝に出演した地上波テレビでの生パフォーマンスも話題を呼んだ「New Rules」だ。オーディエンスはこの日一番の大合唱で応え、終盤のブレイクではフロアいっぱいのファンを全員座らせてからの一斉ジャンプで場内の熱狂もピークに。曲を終えるとデュアは「今日は本当にありがとう! また近いうちに会いましょう!」の言葉を残し、Zepp Tokyoのステージを後にした。
なお、アジア・ツアーを終えたデュア・リパは、この後6月より北米ツアーを敢行。日本時間5月27日朝3時45分にキックオフが予定されている、2017-18シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝オープニング・セレモニーに出演することも決定している。
Photos by SARU (Ayumi Saruya)
■セットリスト
2. Dreams / No Lie
3. My Love
4. Lost in Your Light
5. Garden
6. Last Dance
7. Be The One
8. Thinking 'Bout You
9. New Love
10. Genesis
11. Scared To Be Lonely
12. Homesick
13. No Goodbyes
14. Hotter Than Hell
15. Begging
En1. IDGAF
En2. New Rules
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