コンチータ「より優れ、よりナイスでより面白くがLGBTIQコミュニティーの宿命」

ポスト

2014年<ユーロビジョン・ソング・コンテスト>で優勝し、ヒゲの美女として注目されたコンチータは、常に「これは冗談」ではないことを証明する必要があると感じているそうだ。

◆コンチータ画像

彼女は、2月に英国ロンドンで60人編成のBBCコンサート・オーケストラと開催したコンサートを振り返り、BBCのインタビューでこう話した。「全てが上手く行った。大きな失敗もなく、いまでも興奮しているわ。私にとって新しい感覚だった。だって大抵は、ステージを降りるとき自分自身に満足していないんだもの」

「私は毎回、どんなときでも自分の能力を証明しなくてはいけないと思ってる。なぜなら、私はドラァグ・アクトだから。“これはただの冗談”っていうのは簡単よ。髭の女でしょ? だから、私はパフォーマンスでそれを打破しなきゃいけないって思うの。冗談じゃないってことをはっきりさせたいのよ」

「これは私の身の上だけど、LGBTIQコミュニティーの多くが同じだと思う。いつだって、他の人たちよりもうちょっと優れ、もうちょっとナイスで、もうちょっと面白くなくてはならなかった。私の中にはいまでもそれがあるんだと思う」

コンチータは現在、2枚のアルバムを制作中。1枚はウィーン交響楽団との共作で、もう1枚はよりポップなサウンドになるという。

コンチータは先月、HIV陽性であることを明かした。元交際相手から暴露すると脅されたため、自分の口から伝えたいと公表するに至った。何年も治療を受けており、ウイルスは検出不能レベルで感染の恐れはないと話した。

Ako Suzuki

この記事をポスト

この記事の関連情報