絶世のヒゲ美人コンチータ、初来日「いろいろな所に行ってみたいわ!」

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オーストリア出身、26歳のドラァグクイーン歌手 コンチータの初来日が決定した。

◆コンチータ 関連動画/画像

コンチータは、ABBAやセリーヌ・ディオンを輩出した<ユーロヴィジョン・コンテスト>の2014年度大会にて優勝を果たし、そのヒゲをまとったルックスが世界中で話題となった人物だ。Google社が発表する「2014世界の検索急上昇ワード」で“コンチータ”というワードが7位にランクインしている。

【Google検索の総合急上昇ワード(2014)】
1. ロビン・ウィリアムズ
2. ワールドカップ
3. エボラ
4. マレーシア航空
5. ALSアイスバケツチャレンジ
6. Flappy Bird
7. コンチータ
8. ISIS
9. アナと雪の女王
10. ソチ五輪

コンチータは既成概念を打ち壊すそのキャラクター像で、世界中に賛否両論を湧き起こした。Facebookの反コンチータのページには4万を超える「いいね!」が集まったり、ロシアの政治家などから名指しで否定されたりすることもありながら、ありのままでいることの重要さを伸びやかで艶やかな歌唱力で表現し、<ユーロヴィジョン・コンテスト>で見事優勝を勝ち取った。


その不偏の姿勢にレディー・ガガやボーイ・ジョージからも支持も得ており、コンチータの快進撃と、「このヒゲは、あなたがどんな人であっても、どんな見た目であっても、何だって成し遂げることができるという意思表示なのです」という言葉は、悩みをかかえる多くの人々の勇気となった。

そんなコンチータは、日本で7月1日に発売されるデビューアルバム『コンチータ』のプロモーションのために、7月6日より来日して1週間程滞在する予定だ。デビューアルバムには、彼女の生きざまを体現したメッセージ性溢れる楽曲が多数収録されるとのこと。

コンチータは来日に関して「日本はとても美しいと聞いているので、今から楽しみにしているわ。いろいろな所に行ってみたいわ!」と語っている。日本でもその美貌、美声、そしてアイコンであるヒゲが、多くの人の勇気となるに違いない。


▲デビューアルバム『コンチータ』ジャケット画像

Debut Album『コンチータ』

2015年7月1日(水)発売予定
SICP-4462/¥2,400+税
全16曲収録(日本盤ボーナストラック収録)

■コンチータ バイオグラフィー

1988年11月生まれ(26歳)。オーストリアのグムンデン出身のドラァグクイーンの歌手である。学校時代には同性愛者であることから常にいじめの被害にあうおそれを感じており、休憩時間にトイレに行くのもためらうほどであった。そんな10代の頃に受けた差別が原因で、コンチータというペルソナ(別人格)を作った。コンチータが「ヒゲを生やした女性」なのは、外見で判断せず、人間として受け入れてほしいと願う強いメッセージが込められている。2011年からペルソナ「コンチータ・ヴルスト」として活動を始め、オーストリア放送協会の番組「Die große Chance」に出場する。また、ユーロヴィジョン・コンテスト2012のオーストリア代表選考に参加し、2位となった。2013年9月10日、オーストリア放送協会の内部選考によりユーロヴィジョン・コンテスト2014のオーストリア代表に選出された。その直後から批判・論争の的となってくる。(詳細は後述)。非難に負けず、己を貫いたコンチータは、2014年5月、デンマーク・コペンハーゲンで行われたユーロヴィジョン本戦で圧巻のパフォーマンスを披露。290点を獲得して優勝者となった。オーストリアの優勝は1966年大会以来。平和と平等をもたらす新時代のQueen“コンチータ”誕生の瞬間であった。彼女の初のフルアルバムは2015年5月にリリースされ、その歌唱力が大絶賛されている。

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