【千歌繚乱インタビュー】Jin-Machine、「日本一面白いヴィジュアル系バンドです!」
Jin-Machineは数あるヴィジュアル系バンドの中でも異彩を放っている。インパクト大のメンバーのビジュアルを見てもわかる通り、一筋縄ではいかないバンドだ。自身のことを「日本一面白いヴィジュアル系バンドです!」と語る彼らだが、どんな思いでバンド活動を行っているのかを探ってきた。
◆アーティスト写真
※本記事は5月23日(水)にGARRET udagawaで開催される<千歌繚乱 ~Massive Triangle~>において、来場者限定で配布される「千歌繚乱 ARTIST BOOK」掲載のインタビューの一部を事前に公開するもの。「千歌繚乱 ARTIST BOOK」ではメンバーへの一問一答アンケートなど、より深い内容が掲載されている。
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――まずはJin-Machineは、どんな風に結成されたのか改めて話していただけますか。
featuring16(MC):元々、私はお笑い芸人をしていたんです。その頃のスタッフにギターをやっている人がいて、バンドをやらないかと誘われて。面白そうだし、芸人だけだと舞台に立つ機会も少ないからやってみようと思ってJin-Machineを始めました。それから紆余曲折あって、今のメンバーになって、現在に至っています。
マジョリカ・マジョルカ・マジカル☆(以下、マジカル☆ひもり)(ギタ―――(゚∀゚)―――!!):なんか、だいぶ端折ってない?
featuring16:細かいことを話すと、長くなるから(笑)。
マジカル☆ひもり:ああ、それはいえる(笑)。
――何度かメンバー・チェンジを経ているんですよね。featuring16さんは、ヴィジュアル系のバンドをやろうといってギターの人に誘われたのでしょうか?
featuring16:そこに関しては、当時の私はヴィジュアル系という概念を知らなかったということが非常に大きくて。今はどういうものがヴィジュアル系なのか、どういうものがヴィジュアル系にハマるのかということが分かるようになったけど、その頃は化粧をしていればヴィジュアル系バンドだと思っていたんです。化粧といっても変な化粧だったり、怖い化粧だったり、カッコいい化粧だったりといろいろあるけど、何をやっても化粧をしていればヴィジュアル系だと思っていた。私はお笑いをやっていた時に、人とは違うものを見せて目立ちたいなと思って、扮装モノをよくやっていたんですよ。その流れでバンドをやることになったから化粧をすることに抵抗はなくて、ギターの人も一緒にメイクしてみるかという話になりました。
featuring16:それは、狙ってそうしたわけではなくて。誰かの知り合い、誰かの知り合いという感じで、自然とそういうメンバーが揃っていったんです。Jin-Machineは去年ベースが変わってレジデンス涼羽-178が新たに加入したんですけど、彼も結局は知り合いづてで出会いました。
ルーベラ・木村・カエレ(ドラミ):こういうメンバーが揃ったのは、本当にたまたまです。メンバーを決めるにあたって、オーディションをしたわけでもないですし。なんとなくこういうメンバーが集まったという感じですね。
――バンドのキャラクターが強固なゆえに、本当にフィットするメンバーが揃ったという気がします。笑いの要素を押し出したエンターテイメント性の高いバンドという個性について、皆さんはどう捉えているのでしょう?
マジカル☆ひもり:ヴィジュアル系というのは、閉鎖的なんですよね。Jin-Machineに入る前から思っていたことですけど、閉鎖されたコミュニティー内で完結してしまっているイメージがあって、それを打破できるのはお笑いなんじゃないかなと思いながらJin-Machineをやっています。それに、カッコいいのに変なことをすると両方がより引き立つというのがあって、その相乗効果をもっと出していきたい。だから、Jin-Machineがやっていることにネガティブな感情はなくて、前向きな気持ちで取り組んでいます。
ルーベラ・木村・カエレ:俺はサポートドラムとしてこのバンドと関わるようになったんですけど、最初は絶対に入らないと思っていました。ヴィジュアル系の曲は好きだったけど、自分がやるのは絶対に嫌だと思って避けていたし、その頃はバンドはカッコいいものであって、笑いを目指したりするものじゃないと思っていたから。つまり、Jin-Machineは自分が否定しているものの両方が入っているバンドだったんです。でも、ひもり君も言ったように、ヴィジュアル系にはテンプレがあって。テンプレというのはどの世界にもあるけど、ヴィジュアル系は特にそれが強くて。こういうと語弊があるけど、テンプレに則っていれば、ある程度の正解は得られる。でも、そればかりやっているのはアーティストとしてどうなのかというのもあって、Jin-Machineの笑いの要素とかも理解するようになっていきました。今はJin-Machineではテンプレではないものをやれるということを楽しんでいます。
マジカル☆ひもり:木村君は、元々はヴィジュアル系が好きじゃなかったけど、ハマっているしね。
ルーベラ・木村・カエレ:まぁ、結果そうなったよね(笑)。最初は化粧をすることに抵抗があったし、見せ方とかもぎこちなかったんですよ。でも、やっていく内にいろんなことが分かったし、そういう発見があるのが楽しくて。それを重ねていく中で、自分なりの方法論みたいなものが身についていきました。
レジデンス涼羽-178(ていおん!):僕はこのバンドに去年の11月に加入させてもらったばかりなんですけど、それ以前はサポートとかでいろんなジャンルをやっていたんです。ヴィジュアル系も経験したことがあって、ヴィジュアル系はエンターテイメント性の高いジャンルだなと思っていたんですね。僕は、元はヴィジュアル系の人間ではなかったけど、そういうところが魅力だなと思っていたからヴィジュアル系に抵抗はなくて、Jin-Machineにもスンナリ入れました。それに、このバンドはコテコテのヴィジュアル系ではなくて、お笑いの要素があったり、テクニカルな要素が強い楽曲があったり、イメージとは裏腹にすごく真面目なことを歌っている曲が多かったりして、そういうところがすごく良いと思う。つまり、いろんな側面を持っていて、なおかつバランスが良いんですよね。だから、このバンドはやっていて、本当に楽しいです。
マジカル☆ひもり:笑いを売りにしているだけに、音楽性の部分がしっかりしていないと説得力がないというのがあって。かといってテクニカルな部分だけを押し出すというのは、そこに面白みがあっても結局は嫌味な感じになってしまうんですよね。それを打ち消すのは、シンプルにメロディーの良さだったりするんですよ。だから、僕は常にそういうところを意識して曲を作っています。
ルーベラ・木村・カエレ:俺が曲を作る時は、バランスをすごく意識しますね。起承転結を考えるし、あとはサビのメロディーはなるべくシンプルにしたりとか。Jin-Machineは言葉の面白みが強みになっているから、特にサビはちゃんと言葉が聴こえるようにしたいというのがあって。だから、できるだけメロディーはシンプルに作るようにしています。そういう楽曲の中でのバランスもそうだし、採り入れる要素として、新しいものと王道的なものや懐かしいものを混ぜるようにしています。最近の傾向でいうと、テンポが速くて、言葉が詰まっていて、どこがサビか分からないみたいな曲が多いじゃないですか。そういう要素とか、流行りのピコピコ感も入れつつ、言葉が聴こえるようにシンプルにしたり、’90年代とかの懐かしい感じも入れてバランスを取る。そういう手法を採ることで、幅広い層のリスナーが入りやすい曲になるんじゃないかなと思っています。
レジデンス涼羽-178:Jin-Machineの音楽性に関しては、まずは曲が良いというのがあって。あとは、僕はベーシストとして結構遊びたいタイプなんですよ。なので、楽曲の魅力とかがきちんと伝わるように“ドシッ”と弾くべきところは弾きつつ、遊べるところは遊ぶようにしています。たとえば、ライブ中にいつもは指弾きしているところをいきなりスラップにしたりするんですけど、そういうことに寛容なバンドなんですよね。それに、Jin-Machineの楽曲は“ここが重要ポイント”というのが分かりやすいから、メリハリを効かせたアプローチがしやすいというのもあって。なので、いつも楽しく遊ばせてもらっています(笑)。
あっつtheデストロイ:僕は作曲陣が持ってくる曲を聴くと、いつも良いな、凄いなと思います。同時に、featuring16が持ってくる歌詞も意表を突かれるというか、“こういう歌詞は、どこから出てくるんだろう?”ということがよくある。すごくカッコいい曲なのに、歌詞が“んっ?”という感じだったりするんですよ(笑)。そういうミスマッチ感は、Jin-Machineならではの面白さじゃないかなと思いますね。そんな風に、ちょっと変わった曲の中で、自分はどんなスパイスになれるかなと考えるのも楽しいし。このバンドではいろんな面で常に刺激を受けていて、それはすごく良いことだなと思います。
featuring16:歌詞のテーマに関しては、自分の興味があることじゃないと面白いものにできないなというのがあって。それは、ネタを作る時もそうで、“うわっ、これは面白い! これはやりたい!”と思ったもののほうが熱量を持ってできるし、熱量を持ってやるからこそ変な熱を持った伝わり方になって、お客さんを惹きつけるものになるんですよ。だから、恋愛の歌詞とか、無難なテーマといったテーマのノートを作ることもあるけど、いろんな制作をして戻ってくると、やっぱり言いたいことを言うのが一番気持ち良いなと思う。そういうスタンスなので、歌詞もちょっと独自な感じになっている気はしますね。
――他のアーティストと差別化を図るために無理しているわけではなくて、自然と独特な歌詞になるというのは強みといえます。
featuring16:ただ、最近はヴィジュアル系の歌詞の世界というものにも面白みを感じ始めています。'90年代とかのヴィジュアル系に多かった、“十字架”とか“月が”とか“血の涙”とかは良いなと思って。そういうのも独自の表現じゃないですか。そういうものに興味を持ち始めているというのはあります。ただ、そういうことをやると、馴染むまでお客さんに笑われるんですよ(笑)。
一同:そう! うちのバンドは、そうなんだよな(笑)。
featuring16:「maria.」という曲をライブでやっているんですけど、イントロでタイトル・コールするよりも印象的なものはないかなとメンバーに聞いた時に、じゃあこの一言を言ったらどうかと提案されたのが「迎えに来たよ、マリア」という言葉だったんです。すごくヴィジュアル系っぽくて良いなと思って真面目に言ったけど、最初は客席から笑いが起きてしまったという(笑)。だから、やっぱりそういうのは恥ずかしくて、今度はみんなにやって欲しいなと思っています。
一同:えっ? 毎回違うメンバーが「迎えに来たよ、マリア」って言うの?
featuring16:そう。というか、本当はこの間のワンマン・ツアーでやろうと思っていたんだ。“今日のマリア”を(笑)。前も“今日のカルマ”というのを、やっていたんですよ。「suffer」という曲をやる時に「カルマを感じろ」と言う…“カルマを感じろ”というのもよく分からない言葉ですけど(笑)、今日それを言うのは誰々、今日は誰々というのをやっていたんです。それを、「maria.」でもやりたい。
一同:ええっ?
featuring16:うん、みんなにも、あの恥ずかしさを体験して欲しい(笑)。あと、歌詞に関しては、最近になって自分も言葉に執着しているんだなということは感じるようになりました。一つのことを言う時に何パターンかの言い回しがあると思うんですけど、じゃあ自分ならどの言葉を選ぶんだろうというところに、こだわるようになったんです。この言葉でも良いんじゃないかと言われても、「いや、この言葉じゃないとダメです」と言えるようになった。前は、そう言われたから、こっちの言葉のほうが良いのかなと思っていたけど、自分の中でシックリくる言葉を突き通すというのがアーティストなんだと10年くらいして気づきました。かなり、遅い目覚めですけど(笑)。
――続けている限り、いつでも遅過ぎるということはないと思います。ライブについてもお聞きしたいのですが、いろいろな要素を詰め込んだJin-Machineのライブ・アクトは、どんな風に構築してきたのでしょう?
featuring16:お笑いの要素を持ったバンドにしたいというのは、始めた時からありました。最初は面白い部分は私だけが担って、みんなには演奏だけしてもらおうと思っていたけど、そういうわけにもいかなくなって。それで、あっつに“デス演歌”を歌ってもらったりとか、木村君とひもり君にもいろいろやってもったりするようになった。最近では涼羽君に、筋肉の役をやってもらったりしています(笑)。みんなに申し訳ないし、本当はやらせたくないという気持ちもあったけど、そこは避けて通れなくなったというか。そういうことは一度やってしまったら、後には引けないというところがあるんですよね。お客さんは次を求めてくるし、自分達も新しいことをしないといけないと考えるし。それを繰り返した結果、今はもう歯止めが効かなくなっています(笑)。それが嫌かといえば、別に嫌ではないですけど。ただ、じゃあ、いよいよお笑いのルールに手を出すかということになってくると、増々めんどくさくなってくるんですよ。それは避けたいので、手を変え、品を変え、なんとか今の範疇に収まるようにしているます。そういう中でも、まだまだ個々のパーソナリティーの出し方というのはありそうな気がしているし、私自身も新しいことができるなと前回のツアーをやって感じたんです。なので、これからも手詰まりを感じるということはないでしょうね。
マジカル☆ひもり:featuring16は“みんなに申し訳ない”と言ったけど、僕は演奏以外もすることに対して抵抗はないです。それは、元々自分はギタリストではないというのもあるかもしれない。僕はギターだけに留まっているのは本当に嫌で、もっといろんなことをしたいという気持ちがあるんです。そのことよりもJin-Machineはすごく要素が多いバンドなので、どこかに特化して、どこかを妥協したライブをしないといけないことが多々あって、それがジレンマになっているというのがありますね。Jin-Machineを知らない人がイベントとかの短いライブを観ても面白いバンドだなと思ってもらうには、何をしたら良いのかということを考えると答えが出ない。結論としては、我々にとってベストなライブはワンマンだということになるんですよ。今では長い時間がないと、カッコいい部分もあれば面白い部分もあるバンドだということを説明できないから。でもお客さんを増やしていくためにはイベントとかに出て、より多くの人に我々のことを知ってもらう必要がある。だから、今の課題はそこだと思いますね。25分とかのライブで「Jin-Machineは、こういうバンドだよ」ということが伝わるライブができるようにする。そういう意味では5月23日の<千歌繚乱 ~Massive Triangle~>も挑戦の場になると思います。
ルーベラ・木村・カエレ:僕が本当に強く思うのは、“音源とライブは違う”ということですね。音源は3~4分内で、こういう世界観ですということを伝えられるけど、ライブは違っていて、ただ曲をやれば良いというものではなくて。ライブというのはバンドのすべてを提示する場で、Jin-Machineはいろんな面を持っているから、それを表現しないと意味がない。ヴィジュアル系らしいカッコいい部分を見せながら、おかしなこともやっているというのを、どうやって伝えるかというのは本当に難しいんですよね。それこそ、「Jin-Machineは、どんなバンドですか?」と聞かれると、一言では答えられないんですよ。最近は、「日本一面白いヴィジュアル系バンドです」と言っているけど、それも“はっ?”という感じじゃないですか。
featuring16:説明になってない(笑)。
ルーベラ・木村・カエレ:そう(笑)。Jin-Machineはカッコいい面があって、面白い部分があって、メンバーが演奏しない曲もあれば、高度な演奏力が必要な曲もある。それだけで、もう4曲やらないといけないんですよね。イベントとかのライブで、Jin-Machineというものをどういう風に凝縮するかという難しさがある。だから、今年はイベントとかにも沢山出て、短いライブのあり方を精査していきたいと思っています。イベントとかで興味を持ってもらって、ワンマンを観たうえで判断してもらうという形に持っていきたいので。
レジデンス涼羽-178:僕はずっとベースを弾くだけのライブをして来たから、Jin-Machineではライブ中に楽器を置くというのが新鮮でした(笑)。
一同:ハハハッ! そうだろうな(笑)。
レジデンス涼羽-178:ためらいと、とまどいと、不安が交差する…みたいな(笑)。でも、さっきfeaturing16が言ったように、「ありがとう筋肉」という曲で、筋肉スーツを着て、お立ち台に上ってポーズを取るというのをやった時に、“あっ、自分いけるかも”と思ったんです(笑)。なり切ってしまうと…というか、なり切ってしまわないとサマにならないんだなということに気づいた。だから、featuring16は自分1人が背負うか、みんなで分担するかという悩みがあると言ったけど、僕としては、むしろやらせてくれよと思っています(笑)。
あっつtheデストロイ:覚醒したね(笑)。僕はJin-Machineで自分が担っている役割を、本当に楽しんでいます。ヴィジュアル系で僕みたいな立ち位置の人は他にいないと思うんですよ。そこにやり甲斐を感じているし、活動を重ねる中でパフォーマーとしてどんどん幅を広げてきたというのもあって。僕らはオタ芸とかもやっていて、前回のツアーでは「二次元シンドローム」という曲で、その手の場所では出禁になりそうなオタクの役がいっぱいできたんですよ(笑)。“オタクの現場でやったら絶対に怒られるような技もここならできる、ヤッタァ!”みたいな(笑)。演歌も演歌で、結構味をしめて楽しんでいるし(笑)。僕以外のメンバーも含めて、まだまだこれからもいろんなキャラクターが登場するだろうなというのがあって楽しみだし、お客さんにも期待していて欲しいです。
featuring16:前回の<今日から一歩ツアー>で、ワンマンの絶妙なバランスの取り方がひとつ見つかったというのがあって。ずっと活動してきた結果、本当にいろんな要素だったり、いろんな方向性を持ったバンドだから、それを一気に見せるのは無理なんだと痛感したんですよ。しかも、うちのバンドはライブ中に衣裳を替えたり、見た目を替えたりする回数が多いのに、それをライブハウス規模でやっているんですよね。歌舞伎座とか、国立なんちゃらではなくて、ライブハウスでやるという(笑)。そこで、前回のツアーに出る前に、それをどうやって振り分けるかという話になって、一つ答えが得られた。なので、夏のツアーは、そこをさらに追及したいと思っています。こうすればヴィジュアル系になれるんだということも分かってきたから、そういうところももっと突き詰めていきたいし。前回のツアーをさらにスタイリッシュにしたものが出来るんじゃないかなというのがあって、それを目指していきます。
マジカル☆ひもり:今回は、前回のツアーに比べて本数が少ないんですよ。だから、もう飛び抜けたワンマンツアーにしたいですね。たとえば、すごくカッコいいワンマンとか、すごく面白いワンマンという風に、1本1本コンセプトを変えるのもアリだと思うし。そこまで振り切らないにしても、ツアーを通してJin-Machineの多彩さを見せていきたいというのはある。それこそ、お客さんが毎回観にきてくれても飽きないようなツアーにしたいですね。あとは夏なので、どの会場でも酸欠になるようなライブをしたいというのもあって。お客さんにいっぱい動いてもらって、我々も思い切り動いて、みんなで夏感を満喫したいです。
ルーベラ・木村・カエレ:前回の<今日から一歩ツアー>で見えてきたものがいっぱいあるけど、今回は7月の1ヶ月だけで終わってしまうツアーなんですよね。<今日から一歩>で試してきたことをもう一度試せるほどの本数ではないので、一発で「これがJin-Machineです」ということが分かるワンマンをすることを目指したいと思っています。あとは、Jin-Machineが気に掛かってはいるけど、ライブは行きづらいなという人が絶対いると思うんですよ。今の自分達は観れば満足してもらえるライブをしている自信があるので、そういう人にはぜひ夏のツアーに来て欲しいです。ツアーのタイトルは、意味が全く分からないと思いますけど(笑)。
――ポップなタイトルだと思います。
ルーベラ・木村・カエレ:そう感じてもらえたなら良かったです。タイトルは、回文になっているんですよ。タイトルをどうしようという話になった時に、今流行りの言葉を入れたいねということになって、“マジ卍”というワードが出てきて。そうしたら、涼羽が「“マンジ”って、逆に読むと“ジンマ”じゃねえ?」と言って。それで、“ジンマ島”にしたら回文になるな…みたいな(笑)。普通はツアーのコンセプトとかを現したタイトルにすると思うけど、文字先行で決めるという。意味はないので、ツアー中メンバーにツアー・タイトルの意味は聞かないでください(笑)。
レジデンス涼羽-178:さっきひもり君が言ったように、Jin-Machineは思い切り暴れられる曲とかもふんだんにあって。前回の<今日から一歩>では“ヴィジュアル系のコーナー”みたいな感じで、そういう部分をフィーチュアしたセクションとかもあったんですよ。ヴィジュアル系なのに、ヴィジュアル系のコーナーというのも変ですけど(笑)。Jin-Machineは激しさの面では薄いバンドだと思っている人もいるみたいだけど、そんなことはなくて。頭を真っ白にして暴れられるシーンもあれば、笑ってしまうシーンもあれば、浸って聴けるシーンもあるという風に、いろんな要素のあるライブなので、来てもらえば必ず楽しんでもらえると思います。それに、ずっとJin-Machineを応援してくれている人にもワクワクしてもらえるライブになると思うので、楽しみにしていて欲しいです。
あっつtheデストロイ:前回のツアーと比べると3分1くらいという短いスパンではあるんですけど、その分“ギュッ”と濃縮したツアーにしたいですね。どこよりも楽しいし、カッコいいし、笑えるし、終わった後に必ず美味しいお酒が飲めるライブになると思います。普段の日常では絶対に見れないものを見せるので、ぜひ遊びに来てください。
取材・文◎村上孝之
<千歌繚乱 ~Massive Triangle~>
出演:Initial'L/Chanty/Jin-Machine
会場:GARRET udagawa
料金:【先行チケット】3,800円 【一般チケット】4,000円 【当日券】4,500円 ※ドリンク代別途
【先行チケット】
受付終了
【一般先着受付】
4月17日(火)12:00~5月22日(火)18:00
[イープラス]
チケット購入ページURL:http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002257610P0030001
<マジ卍ジンマ島>
7月16日(月祝)名古屋ハートランド
7月17日(火)大阪FAN J TWICE
7月21日(土)渋谷DESEO
7月29日(日)高田馬場AREA
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