【インタビュー】SUSHIBOYS、「自分達が思うヤバイ曲をアルバムって形でいっぱい出していきたい。そのスタートがこの『WASABI』です」
■ヤバイ曲を今後もアルバムって形でいっぱい出していきたい
■そのスタートがこのインパクトのある『WASABI』です
――他の収録曲についてはどうですか? 曲が生まれたきっかけとか。
ファームハウス:自分達が住んでいる越生町は、すごい少子高齢化なんです。で、ゲートボールをやっているおじいちゃん達が朝公園に集まってるのを見て「ゲートボーラー」を作った感じで、それも日常切り取った一つですね。「問題ねえ」は単純にポジティヴなメッセージソングになっています。
エビデンス:口グセだよね、「問題ねえ」って。
ファームハウス:「思ったよりも」って曲が前にあったんですけど、それと同じカテゴリーで、人が日常的に使っている言葉をチョイスして、そこからリリックを書いていきました。
――こうして話を聞くと、ホントに日々接したものとか普段の会話から曲が出来てるのがわかります。
ファームハウス:結果的に見たら多くなっていますね。
――制作を通じて苦労したようなことはありませんでした?
ファームハウス:たぶん水が流れないこととかガスが出ないとかそういうことだよね。SUSHIHOUSEが電気しか流れてないんで。
――そっちか(笑)。
サンテナ:インフラが整備されてないんですよ、発展途上なんで。単純に電気は通さないとレコーディングが出来ないんで、なんとか頑張って通したんですけど、水とガスは曲を作る上で必要ないですよね。
エビデンス:ストイックだなー。
サンテナ:なんで、水道とガスは通さなかったんですけど、人間は生理現象がある。トイレに行きたいとか腹がへったとか。そういうのはSUSHIHOUSEだと捨てなきゃいけないんで、そこで苦労しましたね。
――それ、曲作りでもなんでもないじゃん(笑)。
エビデンス:でも苦労したのはそこなんですよ(笑)。
サンテナ:他のミュージシャンは、レコーディング中とかもトイレ行きたいっつったら普通に行けると思うんすよ。
――普通そうでしょうね。
ファームハウス:でも行けないことによって、もう次のテイクで決めなきゃいけないみたいな。腹の調子にケツを決められているんで。
サンテナ:そうなんですよ。根本的に苦労はそこからですよね。
――逆に言うと、それ以外に生みの苦しみ的なことはなかったっていうことですか。
サンテナ:いや、それに比べたら何も苦しくないです、ホントに(笑)。問題ねえって感じっすよ。
――じゃあレコーディングそのものは楽しく出来た?
ファームハウス:音楽は日常的に遊んでたら出来ちゃうみたいな感じなんで、ずっと。お互い既に共有されているんです。
サンテナ:そうだね。そこは共有ファイルみたいのが出来ていて、何か作ろうっってなったら大体意見合うんで。
エビデンス:同じなんですよね、「それヤバイ!」みたいなのが。パッと曲が出来る方がいい作品が生まれるし。逆に練ってやっちゃうと複雑になってなんか……。
ファームハウス:サンテナとはもう小学校の時からだし、エビデンスは弟で、ずっと越生町で一緒に過ごしてきているんで、話すこともなく作れるっていう感じで。
サンテナ:ルールみたいのもそんなにないし。
――結局はそういうことの全てが肩ひじ張らない曲にもつながってるんでしょうね。改めて完成した作品については今どう思っていますか?
サンテナ:『NIGIRI』をリリースしてからあんまり時間も経ってなかったんで実感がないというか、もう出来ちゃったんだみたいな感じですね。まあでもフル・アルバムってわけじゃなくて今回ミニ・アルバムなんで、もっと自分達が思うヤバイ曲を今後も引き続きアルバムって形でいっぱい出していけたらなって思う。そのスタートがこの『WASABI』ですし、ホントにCDをかけて気づいたら終わってたみたいな、そんぐらいの方が聴いていて面白いと思うんで、インパクトのある『WASABI』になったんじゃないかと思っています。やっぱ辛子じゃなくてワサビっすね、今回は。
――ああ……ってうなずいてはみましたけど、その違いわかんないです(笑)。
サンテナ:からしの辛さよりは鼻にツンと来る感じのインパクトですね。
――なるほど(まだわかってない)。
エビデンス:まあ気づいたら出来てたんで……中毒性のある曲が多いですし、自分的にはエモーショナルですね、今回。『NIGIRI』をまた別の角度から作った……作ってねえなあ。ちょっとわかんないす(笑)。でもヤバイっす。とりあえずヤバイアルバムにはなったと思います。
ファームハウス:なんかつかんだ感じはしますね、自分達のスタイルみたいなものを。
――ではこれからの抱負や今回の『WASABI』についてさらに言っておきたいことなどあれば聞かせてください。
ファームハウス:小っちゃい子からおばあちゃんまで歌える曲も作りたいですし、やっぱいろんな人に聴いてもらいたいっていうのはずっとある。でも、ヒップホップのよさ、カッコよさは捨てたくなくて、やっぱり。自分達の町をアゲていくスタイルっていうのはたぶんヒップホップしかないから、越生をアゲながらさらにヒット曲も作れたら理想的かな。
サンテナ:やっぱヒップホップが好きだしカッコいいと思っているんで、カッコいい音楽だってことをもっといろんな人にわかってもらいたいですね、単純に。自分達っていわゆる入り口になりやすいと思うんすよ。ヒップホップのカッコよさをちゃんと出しつつ、オープンな感じになっていると思うんで。この『WASABI』もそうだし。
エビデンス:日本人ってヒップホップにすげえ先入観みたいの持って、ラップって聞いただけで抵抗持つ人が多いと思うけど、そういう先入観がなくなる作品がこれだと思う。例えば映画の主題歌とかにカッコいいラップの曲があったら、たぶんJ-POPのチャートでも1位を取れると思うんですよ。それぐらいカッコいい音楽だと思っているし。
サンテナ:ホントやり方次第だよね。そのやり方をちょっと変えたのがこの『WASABI』。今までこういうのをやってる人は、そんなにいなかったと思うんで。
ファームハウス:いたけどギャグになっちゃってたんだよ。俺らもギャグだと思われてるかもしんないですけど、俺はそうは思ってないんで。
サンテナ:いつでも本気だからね。本気で「アヒルボート」やってますよ。ホントいろんな人が聴けるような内容になっていると思うんで、食わず嫌いしないで聴いてみてください。
エビデンス:やっぱ拡散してほしいんすよね、この『WASABI』を。一人最低三人には拡散してください(笑)。
取材・文●一ノ木 裕之
SUSHIBOYSは、カラオケの第一興商が強力プッシュする5月度D-PUSH!アーティストに決定しており、「旅に出よう」は4月25日より歌唱が可能。また「旅に出よう」のミュージックビデオは、カラオケ背景映像に今だけクリップ(期間限定映像)として5月8日から順次配信。さらに、カラオケ演奏の合間に放映される音楽情報コンテンツ「DAM CHANNEL」内のD-PUSH!コーナーにゲスト出演し、パーソナリティとのトークを楽しませてくれる。DAM express(目次本)D-PUSH!ページでは、ここでしか読むことのできないインタビュー記事とともにアーティスト写真、ジャケット写真が掲載される。そしてリリース情報、インタビュー記事が同社が運営するwebサイト「DAM CHANNEL」(http://www.clubdam.com)でも掲載される。カラオケ店やWEBで、SUSHIBOYSとの出会いを楽しんでほしい。
インタビューの続きは以下のサイトで。
◆http://www.clubdam.com/
リリース情報
2018.04.25 IN STORE
TRGR-1007 / TRGR-1008
¥1,500(+税)
【収録曲】
01.KUNG FU
02.アヒルボート
03.ゲートボーラー
04.旅に出よう
05.問題ねぇ
06.ママチャリ remix
ライブ・イベント情報
「SUSHIBOYS "WASABI" Release Tour 2018。
6月23日(土) 名古屋 CLUB ROCK'N'ROLL
6月24日(日) 大阪 アメリカ村CLAPPER
6月30日(土) 東京 Shibuya eggman
■チケット代金:前売¥2500(税込)※ドリンク代別途
■全公演共演者が御座います。
■特設ページ:http://sushiboys.jp/archives/106。
<SUSHIBOYS“WASABI”発売記念インストアライブ>
5/11(金)19:00スタート(集合時間 18:30)
<内容>ライブ&ジャケットステッカーお渡し会
<会場>タワーレコード難波店 5F 店内イベントスペース
5/12(土) 18:00スタート(集合時間 17:30)
<内容>: ライブ&ジャケットステッカーお渡し会
<会場>:HMV栄店 店内イベントスペース
■5/20(日) 15:00スタート(集合時間 14:30)※7階エレベーター横階段
<内容>: ライブ&ジャケットステッカーお渡し会
<会場>:タワーレコード新宿店7Fイベントスペース
<SUSHIBOYS「WASABI」購入者招待イベント>
2018/05/27(日)
開場・開演時刻:14:15 / 15:00
■開催場所
G-Style “ジースタイル”
〒 350-0046 埼玉県川越市菅原町20-3 リンクスビル1F
TEL&FAX 049-223-7170
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