【インタビュー】DRADNATS、4年ぶりアルバム完成「やっと始まるなって感じがします」
■もちろん大好きなんですけど
■ただ、やりたいことがこれだった
──こういった新作が完成して、現在のバンドのムードはいかがですか?
YAMAKEN:もちろん、「よし、行こう!」とはなってるんですけど、だからこそ、まだまだ足りない部分も見えてきて。そういうところを仕上げていきたいですね。
──具体的に何か足りないところを挙げるとするならば?
YAMAKEN:技術面もそうだし、気持ち的なところもあるし。よりいいモノを目指すのに限度はないじゃないですか。常に練習をしたり、常にどうやったら良くなるかを考えてますね。
──視野が広がったからこそ、気づく部分もあるんでしょうね。それこそ、昨年に行った東南アジアツアーもいい刺激があったんじゃないですか?
YAMAKEN:やっぱりありましたね。整ってない環境でライヴをバシバシやりましたし。
KIKUO:スケジュールもとんでもなかったし、日本(のライヴハウス)がいかに恵まれてる環境なのかもあからさまにわかったツアーでした。だって、僕らの出番前にPAさんが帰ったりしてましたからね(一同笑)。
YAMAKEN:ステージにモニターもあるんですけど、(現地のスタッフが)「使い方がわからない」って言うんで、投げました(笑)。
──インドネシアツアーをやったFOUR GET ME A NOTSに現地の話も聞きましたが、シンバルも揃うことがなかったと言ってましたね。
SASAMORI:シンバルも割れてたり、2枚しかないとかだったんですけど、ツアーファイナルになった会場は結構ちゃんとしてて、これは大丈夫だなと安心したまま出番になったら、ドラムのところに置かれてる椅子がパイプ椅子でした(一同笑)。で、最後の最後で気づいたんですけど、PAさんが座ってるのがドラム用の椅子なんですよ。もう、「なんで!?」って(笑)。
──でも、異国の地にDRADNATSを知ってくれてる人がいて、待っててくれた人がいたわけで。
YAMAKEN:そうっすね。だから、単純にいろんなところへ行きたくなりましたよ。それに、言葉も通じなければ、「お前ら誰だ?」っていう人もいる環境って、日本ではなかなか無いし、そういうところでライヴをやれるのは「これこれ~!」って感じで痺れますから。
──その勝ち気なところは、実にDRADNATSっぽいなと思います。そういったところだと、ドキュメンタリーでKIKUOさんが「昔(メロディックパンクを)聴いてた人を取り戻したい」と話してますよね。「A Beautiful Place」にもそういった意味合いが込められてると感じましたが、「それは意地ではない」と言ってるのが気になったんです。
YAMAKEN:“オレたちはメロディックパンクにこだわってて”、みたいなのって実はあんまりないんですよ。もちろん、大好きなんですけど、好きなだけ。ただ、やりたいことがこれだったみたいな。
──となると、力ずくでも引っ張りたいというより、「楽しいから来なよ」みたいな?
KIKUO:そうっすね。やっぱり、年齢と共に聴く音楽が変わるのはしようがないことでもあるんだけど、個人的には30代後半や40代ぐらいの人たちって、ライヴハウスの楽しみ方を知ってると思うし、“昔みたいに楽しい場所だな”って感じて欲しいところはあって。若い子にも伝えに行くし、来て欲しいけど、そういう人たちが来てくれたら凄く嬉しいですね。
──そして、この3人で廻る初めてのリリースツアーも目前に控えてます。
YAMAKEN:未知数な部分もあるんですけど、1本1本に対して、肩肘張らずに楽しみながら、妥協なくいきたいですね。
SASAMORI:楽しみながら全力でやるんですけど、昔から観てくれてる人も初めましての人も、巻き込めるようにしたいです。それに、自分なりのテーマとしては、これぞメロディックパンクっていうのを表現して、ひとつ提示できたらなと思ってます。
KIKUO:シンプルに1本1本、真剣に楽しくやりたいなと思うんですけど、今までないぐらい、いい意味でお客さんと距離感を近づけるツアーにしたいなと考えてて。
──媚びるわけでもなく、へりくだるわけでもなく、いい関係性を築きたいという。
KIKUO:そうっすね。そういうツアーをまわれれば、今のDRADNATSをしっかり認知してもらえるのかなと。
──そして、ツアーファイナルは原点回帰とも言える、ホームグラウンドである新宿Antiknock。
YAMAKEN:なんか、(ツアーファイナルを)この会場でやったら次はここで、その次はここでやれなきゃバンドは終わった、みたいな空気があるじゃないですか。でも、“何それ?”って思うし、まずは自分たちのホームをパンパンにするのがいいんじゃないかなって。いつからみんな、テレビに出てる人たちと同じようなやり方をするようになったんだろうって感じるんですよ。そういうヤツらと戦うためにライヴハウスを盛り上げてたんじゃないのかなって。もちろん、また渋谷TSUTAYA O-WESTとか、大きいところでもやりたいけど、まずはここから始めたいなと思ってます。
取材・文◎ヤコウリュウジ
■4thフルアルバム『ONE HiT TO THE BODY』
2018年3月7日発売
PZCA-82 ¥2,500(税抜)
01.Intro
02.Time To Go
03.A Beautiful Place
04.Go Start Now
05.Your Imagination
06.No More Tears
07.Don't Follow Me
08.Dance With Me
09.Get Me Back
10.#Summer Days 2
11.What Is True Freedom?
12.Over And Over
13.Mistake
14.Over Again
15.Peace For Granted
16.Tomorrow Won't Be Another Today
■<DRADNATS「ONE HiT TO THE BODY TOUR」>
w/ LEXT / OWEAK / THE CHINA WIFE MOTORS / Ketchuppers
4月14日(土) 三重 鈴鹿 Answer
w/ LEXT / OWEAK
4月22日(日) 千葉 LOOK
w/ LEXT / SECRET7LINE / OWEAK
5月05日(土) 神奈川 横浜 F.A.D
w/ COUNTRY YARD
5月12日(土) 青森 八戸 FOR ME
w/ LEXT / Re:Turn
5月13日(日) 岩手 盛岡 the five morioka
w/ waterweed / LEXT
5月16日(水) 北海道 札幌 KLUB COUNTER ACTION
w/ S.M.N.
5月18日(金) 宮城 仙台 enn 3rd
w/ STRIKE AGAIN
5月19日(土) 山形 酒田 MUSIC FACTORY
w/ FRIDAYZ
5月23日(水) 愛媛 松山 Double-u Studio
w/ NORVER / SABANNAMAN / innocent
5月24日(木) 香川 高松 TOONICE
w/ NORVER / SABANNAMAN / innocent
5月27日(日) 岐阜 柳ヶ瀬 Ants
w/ waterweed / TOYBEATS
5月30日(水) 茨城 水戸 LIGHT HOUSE
w/ LEXT / STRIKE AGAIN
6月09日(土) 大阪 心斎橋 BRONZE
w/ S.M.N.
6月10日(日) 愛知 名古屋 R.A.D
w/ STOMPIN'BIRD / S.M.N.
6月20日(水) 福岡 Queblick
6月21日(木) 大分 Club SPOT
6月23日(土) 熊本 NAVARO
6月24日(日) 鹿児島 SR HALL
6月30日(土) 東京 新宿 Antiknock
▼チケット
一般発売:2/24(土)10:00〜 (4/13神戸〜5/13盛岡公演分)
一般発売:3/10(土)10:00〜 (5/16札幌〜6/30新宿公演分)
※以降の公演のゲストバンドは後日発表
■<DRADNATS『ONE HiT TO THE BODY』発売記念ライブ>
▼参加方法
下記、対象店舗にて2018年3月7日発売(3月6日入荷)『ONE HiT TO THE BODY』(PZCA-82)をご購入いただいたお客様に、先着で入場予備券を配布いたします。イベントは入場予備券のみでは入場できません、整理番号付イベント券への交換が必要となります。対象店舗での入場予備券には限りがございますので定員に達し次第配布終了とさせていただきます。
▼対象店舗
タワーレコード:高崎オーパ店、浦和店、イオンレイクタウン店、アリオ鷲宮店、アリオ川口店、アリオ上尾店、セブンパークアリオ柏店、アリオモール蘇我店、津田沼店、ららぽーとTOKYO-BAY店、アリオ亀有店、タワーミニ汐留店、秋葉原店、八王子店、ららぽーと立川立飛店、町田店、吉祥寺店、池袋店、新宿店、渋谷店、リヴィン光が丘店、アリオ橋本店、ダイバーシティ東京プラザ店、横浜ビブレ店、川崎店、グランツリー武蔵小杉店、西武東戸塚店
■<DRADNATS『ONE HiT TO THE BODY』発売記念ライブ>
5月17日(木)19:00〜 タワーレコード仙台パルコ店 イベントスペース
6月09日(土)12:00〜 タワーレコード梅田NU茶屋町店イベントスペース
6月19日(火)19:00〜 タワーレコード福岡パルコ店 イベントスペース
6月22日(金)19:00〜 蔦屋書店熊本三年坂 イベントスペース
▼参加方法
各日時、購入対象店舗にて2018年3月7日発売(3月6日入荷)『ONE HiT TO THE BODY』(PZCA-82)をご購入いただいたお客様に先着で参加券を配布いたします。参加券をお持ちの方は、イベントへの優先入場、ライブ終了後のサイン会へご参加いただけます。
▼対象店舗
5月15日(火):HMV札幌ステラプレイス店
5月17日(木):タワーレコード仙台パルコ店
6月09日(土):タワーレコード梅田NU茶屋町店、梅田大阪マルビル店、難波店、神戸店、京都店、あべのHoop店
6月19日(火):タワーレコード福岡パルコ店、アミュプラザ博多店、久留米店
6月22日(金):蔦屋書店熊本三年坂店
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