【師弟対談】フルカワユタカ × TGMX、「フルカワの状態がいいってことを教えたい」
■「変なところから帰ってきたぞ」
■「こいつ、面白いぞ」って──TGMX
──そして今回13年ぶりにタッグを組んだわけですが、どんなアルバムにしようと思いました?
フルカワ:まず田上さんに言われたのは、とにかくパソコンで曲を作るのはやめようと。曲が良くても音像がペタっとしてる感じがして、それは人が挟まっていないからだって。なのでまずスタジオで大きな音を出して、そこでからアレンジを考えていこうと。
田上:フルカワの1stとか2ndを聴いた印象もあるけど、僕がドーパンでやった時みたいに、スタジオでやりとりすることが必要だと思って。あとはなるべくライヴ映えするような曲。だからフルカワのライヴを何回か観に行って、メモをとって、フルカワのいいところとダメなところをいっぱい書き出して(笑)、それを元にいろんな提案をして。
フルカワ:ドーパンも最後の方は僕がパソコンで作ってたんで、久しぶりでした。あと田上さんとアレンジを詰めていくスピード感も。知恵熱が出るんじゃないかっていう感じで。
田上:サポートしてくれた人たちが大変だったと思うんですけど、思いついたことをすぐ伝えるスピード感は大切で。下手に考えちゃうと僕もフルカワもお互いに自分の方に引っ張ろうとしちゃうんで。
──だから過去2枚の作品とはまるで違うものが生まれて。とくに印象的だったのは、どの曲でもフルカワくんがギターソロを弾きまくってるところで。そういえばソロになってからあんまり弾いてなかったなと。
フルカワ:それもライヴでギターを弾いてる僕の姿が田上さんのイメージの中にあったからだと思います。1枚目のソロはドーパンを倒してやる、みたいな怨念というか(笑)。全部パソコンでチャレンジしたアルバムで。2枚目は書きためてたものを集めるっていう日記的なところがあって。だから今回は全然違いますよね。田上さんとやるって決めてから全部書き下ろしてますし。
──多彩なゲスト参加のアイディアは?
フルカワ:もちろん田上さんからです。僕1人だったらあんまりゲストとか呼ばないんで。
田上:フルカワの状態がいいってことを僕の周りにも教えたかったんですよ。しかも周年のアルバムだっていうのもわかってたんで、いろいろ結びつくように。盤だけじゃなくて、フルカワユタカのわりとデカい意味のプロデューサーとして立てればいいなって思って。
──つまり、彼を連れ回してた頃と同じようなことをしたかった。
田上:そうですね。「こいつ、面白いぞ」って。「変なところから帰ってきたぞ」って。
フルカワ:ははははは。
──いろんな人ですごく賑わってるアルバムですよね。フルカワくんの周りにこんなに人が集まってるのはソロになってから初めて……。
フルカワ:や、人生で初めてかもしれない(笑)。
田上:そうだろうね、たぶん(笑)。
フルカワ:幼稚園、小中高、大学……大学はちょっといたかな。たぶんずっと木下 (理樹/Art-School/Vo) しかいなかった人生なんで(笑)。
取材・文◎樋口靖幸 (音楽と人)
撮影◎にしゆきみ
■<フルカワユタカ presents「5×20」>
開場13:15 開演14:00
▼出演 フルカワユタカ and many bands & musicians
ACIDMAN / ART-SCHOOL / Keishi Tanaka / the band apart / FRONTIER BACKYARD / Base Ball Bear / ホリエアツシ (ストレイテナー, net) / 夜の本気ダンス / LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS (※50音順・敬称略)
▼チケット
スタンディング 4,800円(税込)
※「スタンディング」「整理番号付」「ドリンク代別途徴収」
※3歳以上要チケット
一般発売:2017年11月25日(土)
(問)DISK GARAGE 050-5533-0888 (weekday12:00~19:00) http://www.diskgarage.com/
【プレイガイド】
・e+ http://eplus.jp/furukawayutaka18/
・ローソンチケット http://l-tike.com/ 0570-084-003 Lコード:72823
・チケットぴあ http://pia.jp/t/ 0570-02-9999 Pコード:346-255
■アルバム『Yesterday Today Tomorrow』
NIW137 3,000円(+税)
01. revelation
02. シューティングゲーム
03. busted
04. 僕はこう語った
05. days goes by
06. デイジー
07. DAMN DAMN
08. nothin' without you
09. バスストップ
10. no boy no cry
プロデュース:TGMX(FRONTIER BACKYARD)
▼ゲストヴォーカル
M1:LOW IQ 01
M5:UCARY & THE VALENTINE
M8:米田貴紀(夜の本気ダンス)
M9:荒井岳史(the band apart)
▼作詞
M7:須藤寿 (髭)
【アルバム特典】
▼オフィシャルサイト特典
フルカワユタカ 描き下ろし年賀ポストカード(新年コメント&サイン付) / ギターピック
▼タワーレコード特典
2017/02/10 渋谷WWW X ライブ映像 2曲入り DVDR(収録曲: transient happiness / beat addiction)
▼disk union特典
2017/02/10 渋谷WWW X ライブ映像 2曲入り DVDR(収録曲: サバク / I don't wanna dance)
■全国ツアー<フルカワユタカ presents 『yesterday today tomorrow TOUR』>
2018年1月14日(日) 大阪府 Shangri-La
2018年2月11日(日・祝) 静岡県 Shizuoka UMBER
2018年3月17日(土) 岡山県 岡山ペパーランド
2018年3月18日(日) 福岡県 INSA
2018年3月21日(水・祝) 宮城県 enn 3rd
■<yesterday today tomorrow TOUR extra>
2018年2月18日(日) 福島県 Player’s Cafe
2018年2月25日(日) 北海道 musica hall cafe
2018年3月10日(土) 京都府 SOLE CAFE
2018年3月11日(日) 石川県 もっきりや
w/荒井岳史 (the band apart)
▼チケット
3,300円 (+1ドリンク代別)
全自由/整理番号付
一般発売:1月13日(土)予定
関連サイト
◆フルカワユタカ オフィシャルサイト
◆フルカワユタカ オフィシャルTwitter
◆フルカワユタカ オフィシャルFacebook
◆フルカワユタカ オフィシャルInstagram
◆【連載】フルカワユタカはこう語った
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◆BARKS内フルカワユタカ<5×20>『Yesterday Today Tomorrow』特集へ
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