ピンク・レディー、39年ぶり『レコ大』で阿久悠に捧げる特別ステージ披露へ
阿久悠の「レコード大賞特別賞」受賞を祝して、ピンク・レディーが12月30日(土)の『第59回輝く!日本レコード大賞』のステージに登場する。
◆ピンク・レディー画像
1976年、オーディション番組『スター誕生!』でその才能を見出されてデビューを果たし、「渚のシンドバッド」「ウォンテッド(指名手配)」「透明人間」など阿久悠と都倉俊一の黄金コンビが生み出す楽曲の数々でミリオンヒットを連発したピンク・レディー。76年にデビュー曲「ペッパー警部」で新人賞、77年に「ウォンテッド」ほかの楽曲で「大衆賞」、そして78年には「UFO」で大賞受賞と、空前のブームとともに「レコード大賞」を駆け抜けた。今回は、二人が口を揃えて“彼がいなければピンク・レディーの存在はなかった”と語る歌謡界の巨人・阿久悠の受賞を讃えるべく、39年ぶりに『レコード大賞』の舞台へ帰還することになる。
なお当日は、今回のために制作された特別衣装で一夜限りのスペシャルメドレーを披露予定。衣装デザインは、マイケル・ジャクソンやレディー・ガガ、マドンナらのコスチュームを手がけてきたザルディ・ゴコが担当するという。
『輝く!日本レコード大賞』出演に向けて、ピンク・レディーの二人はそれぞれ次のようにコメントを残している。
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■ピンク・レディー ミー(未唯mie) コメント
──阿久悠さんはどんな存在ですか?
まさにピンク・レディーの産みの親、恩師だと思っています。阿久先生がいなかったらピンク・レディーは生まれなかったと思います。
──阿久さんはどんな方でしたか?
阿久先生は地球人とは思えないですね。学生時代を覗いて見ていたかのような歌詞だったり、他では情緒溢れる作品も描かれていらっしゃる。でも会うたびに優しいまなざし、言葉を掛けてくださって、いろんなものを兼ね備えた存在だなって思います。全体像が見えないぐらい大きい存在ですね。
──新人賞・大衆賞・大賞を受賞した3曲への思い出は?
「ペッパー警部」は念願かなってのプロデビューだったので、本当にうれしかった曲です。「ウォンテッド」は、衣装も好きでした。リリアンのワンピースがうれしかったのと、笑わないで歌う内容に、こういう曲も歌えるんだって思った記憶があります。「UFO」はびっくりしましたね。“地球の男に飽きたところよ”って、自分の存在がなんなのだろう。何か使命を受けて地球にやってきて、こういう曲を歌わせてもらっているみたいな、そんな曲でしたね。
──ピンク・レディーの活躍について阿久先生は何か仰っていましたか?
当時は番組でご一緒になったときにご挨拶をする程度でした。最後にゆっくりお話できたのが2003~2005年のツアーが終わった後に、阿久先生がお食事会を開いてくださって「良く頑張ったなぁ、ピンク・レディーの作品を考えるのはすごく楽しかった。僕にピンク・レディーを語らせたら何時間でも喋っていられるんだよ」って目を輝かせて楽しそうに話されたのが、とても大事に思ってくださっていたんだなってうれしく聞いていました。
──阿久さんが亡くなられて10年ですが?
ピンク・レディーは4年と7ヶ月あの時代に活動して、あれから35年以上経つのですが、そんな中でも多くの人たちが未だに愛してくださる楽曲ばかりなんです。なので自分が元気なうちは大切に歌い、皆さんにお伝えし続けていきたいです。きっと阿久先生は見ていると思うので、感謝の気持ちとともに思いっきり出し切って、楽しく歌わせて頂こうと思います。
──意気込みをお願いします。
二人60歳な感じ(※未唯mieは現在59歳)なので、どこまでできるかわかりませんけども、今のベストを尽くして皆さんに喜んでいただけるように頑張ります。ぜひ楽しんでください!
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■ピンク・レディー ケイ(増田恵子) コメント
──阿久悠さんはどんな存在でしたか?
偉大な父のような方です。語弊があるかもしれないですが、「神がかった父」ですかね。後光がさしている。ちょっと近づきがたくて、遠くで月の光のようにやさしく照らしてくださるような存在でした。阿久先生がいなかったらピンク・レディーの存在はないですね。言い切れます。阿久先生お一人ではないですが、阿久先生、都倉先生、なんといっても土居先生の振り付け、この三つが揃って無かったらピンク・レディーという存在はここまで大きくなってはいなかったと思います。本当に阿久先生は自分の人生を変えてくれた大切な存在です。
──曲の思い出は?
当時は、UFOが題材になるってどんな歌詞なんだろうって。恋愛の歌なのに最後が、地球の男に飽きちゃう。阿久先生ワールドというか、見ている世界が違うというか。宇宙人にあったことがない人だったら、ああいう歌詞を書かないんじゃないかって。なので、今でも阿久先生は宇宙人または、宇宙人に会ったことがある、または、宇宙人に愛された人だと思っています。
──阿久さんは今回特別賞を受賞、亡くなられて10年ですが?
6年ぶりに二人で歌います。毎年命日にお墓に行って、毎年先生といろんなお話をして、この6年間でまた二人で歌えるときがくるといいなっていう話もしていて、あ、先生やっぱり宇宙人だと思って。先生がまた二人で歌う機会をくださったんだなって、先生ありがとうって気持ちで歌いたいなって思います。
──意気込みをお願いします。
当日楽しんで、阿久先生に届くようにパフォーマンスしたいと思います。
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『第59回輝く!日本レコード大賞』は、12月30日(土)17時30分よりTBS系で生放送される。
(C)TBS
■番組情報
放送日:2017年12月30日(土)17時30分~23時45分
※一部地域では放送開始時間が異なります
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