【機材レポ】B'z、アルバム『DINOSAUR』RECサウンドシステム「また変わりたい」

ポスト

【GUITAR編 2ページ目】


▲<Fender Stratocaster 1954 Tobacco Brown Sunburst #1090>
ソロシングル「#1090 〜Thousand Dreams〜」(1992年)のジャケットデザインにも起用された1954年製。ストラトキャスターが誕生したその年に生産された希少なモデルだ。ボディーカラーは黒と黄色の2トーンによるサンバースト、ネックはメイプル1ピース。シングルコイルならではのシャープで繊細なトーンが魅力。

『DINOSAUR』レコーディングでは「Queen Of The Night」にて使用。同曲は前出のGibson ES-335との2本でレコーディングが行われた。


▲<Fender Stratocaster 1962 #75457>
フィエスタレッドカラーの1962年製。前出のStratocaster 1954 Tobacco Brown Sunburst #1090がメイプル1ピースネックなのに対して、こちらはフラット貼りのローズ指板、3プライのピックガードが採用されている。アルバム『LOOSE』(1995年)のレコーディングなどで活躍したモデルであり、機材テクニシャンが「実は、レコーディングで使用しているのは初めて見ました」と語るほど久々の登場となる。

『DINOSAUR』レコーディングでは「それでもやっぱり」にて使用。


▲<Fender Telecaster 1952 #4085>
こちらのテレキャスターもアルバム『LOOSE』(1995年)当時に入手したもの。「リアピックアップのバキッとしたトーンが、このギターにしか出せない音」と当時のインタビューで語っている。テレキャスターの前身となるブロードキャスターやエスクワイア、ノーキャスターを経て、1951年〜1952年にテレキャスターという名前が冠された最初期のモデル。

『DINOSAUR』レコーディングでは「それでもやっぱり」「SKYROCKET」「弱い男」にて使用。


▲<Ernie Ball Music Man AXIS #88923 (BLACK)>
1990年代中盤のB'zのライブで活躍したErnie Ball Music Manの中でも、AXIS #88923は<B'z LIVE GYM Pleasure '97 -FIREBALL->のメインギターのひとつとして知られる。Ernie Ball Music Man AXISはEVHのテイストを残しつつリニューアルされたモデルで、ピックアップセレクターの位置などがEVHから変更されている。

『DINOSAUR』レコーディングでは「Dinosaur」のIntroductionのアーミング部分で使用。


▲<Martin 1937 000-18>
『LOOSE』の頃から愛用し続けている1937年製。80年前に生産されたヴィンテージギターであり、コンディションをキープするため、レコーディング用として大切に扱われている。ネックスケールは24.9インチ、ボディートップはスプルース、指板とブリッジにはローズウッド、ピックガードにはタートイズシェルを採用。

『DINOSAUR』レコーディングでは「愛しき幽霊」「Purple Pink Orange」にて使用。


▲<John Mayer Signature Model #2463>
ソロアルバム『enigma』でも使用されたジョン・メイヤー・シグネーチャー。やや小さめのボディが身体にフィットしやすいとのこと。『DINOSAUR』レコーディングでは「CHAMP」にて使用。

なお、上記14本ほか、Gibson Les Paul 12-StringsとIbanez 7-Strings (BLACK)を「Dinosaur」、Jerry Jones Electric Sitarを「ルーフトップ」、Freedom Custom Guitar Research Sustainer Guitar Tak proto #1を「Purple Pink Orange」で使用している。

◆【アルバム『DINOSAUR』REC機材AMPLIFIER&EFFECTOR編】へ
この記事をポスト

この記事の関連情報