いい音爆音アワー vol.84 「ごきげん♪ハンドクラップ特集」

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爆音アワー
いい音爆音アワー vol.84 「ごきげん♪ハンドクラップ特集」
2017年11月15日(水)@風知空知
両の手のひらを打ち合わせるとパンと鳴る。このシンプルな音が、昔も今も人にとってだいじな意味を持っているようです。神社での「かしわで」は「神への感謝」、世界中どこでも「拍手」は「賞賛」を意味しますし、アンコールも拍手を合わせてその気持ちを表しますね。つまり手を叩くのはポジティブな心情の現れです。
おそらく歴史上最も古い「楽器」も、手拍子=ハンドクラップですよね。音楽に気分が乗ってくると、自然に手拍子が生まれます。それをサウンドに活かすのがハンドクラップです。ハンドクラップは数人以上で叩かないとそれらしくなりませんから、その音からは仲間同士、楽しくかつ真剣に、手を鳴らしている様子まで伝わってくるようです。

福岡智彦 (いい音研究所)

セットリスト

  • Martha and the Vandellas「Heat Wave」
    この曲で「モータウン・サウンド」の型ができました。
  • The Beatles「Eight Days a Week」
    ビートルズはハンドクラップをよく使います。中でもこれは典型的。
  • 春日八郎「お富さん」
    日本人はやはり頭打ち(^^)。
  • 笠置シヅ子「買物ブギー」
    日本人も頭打ちだけではなかった!服部良一のセンスですね。
  • The Temptations「Papa Was a Rollin’ Stone」
    適所でクラップが裏打ちで入ってくることによって緊張感がグッと高まります。
  • Dion「Drip Drop」
    ビートルズが席巻する前のアメリカの人気歌手。
  • T. Rex「Get It On」
    やる気なさそうなハンドクラップですが、効いてますね。
  • The Doobie Brothers「What a Fool Believes」
    この曲にハンドクラップ入ってたっけ?意外な曲その一。
  • 荒井由実「Velvet Easter」
    意外な曲その二。
  • Bump Of Chicken「Stage Of the Ground」
    日本のロック史に新たなページを書き加えたアルバムの冒頭曲。
  • 土屋昌巳「TAO-TAO」
    TR-808(通称:やおや)による人工ハンドクラップは人気がありました。
  • 四人囃子「一触即発」
    12分間、まったく飽きさせない日本一のプログレ名曲です。
  • Electric Light Orchestra「Shine a Little Love」
    みなさんもごいっしょに!ライブでやってくれと言わんばかりのサビの合いの手、パンパン♫
  • Fitz and the Tantrums「HandClap」
    その名もズバリ、ハンドクラップをフィーチャーした曲。
  • Jason Mraz「Make It Mine」
    シンコペーションが小気味よいブラス・セクションと、軽快なカッティング・ギターが生み出す疾走感を、柔らかいムラーズの歌唱が見事に乗りこなすグレイト・チューン。
  • Pharrell Williams「Happy」
    「幸せなら手をたたこう」の現代版。「幸せを感じたいならいっしょにクラップしようよ!」と歌う、今回のシメにふさわしい曲。
                        
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