レディオヘッド、ロックの殿堂候補に「よくわからない」

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レディオヘッドが2018年度のロックの殿堂入りの候補に挙がったが、ギタリストのエド・オブライエンはちょっと複雑な想いを抱いているそうだ。

◆レディオヘッド画像

彼は『Esquire』のインタビューでこう語った。「ブリティッシュ・バンドとしては、ノミネートされたのはすごく嬉しいことだけど、僕ら、文化的によく理解してないところがある。すごくアメリカ的だ。僕ら英国人は、自分を称えるってことがとても苦手なんだ」

「僕がアメリカへ行くのが好きだった理由の1つは、アメリカのバンドとはすごく楽しくお喋りできるところだ。ブリティッシュ・バンドとは敵対心があった。アワードの式典に相反する感情があるのは、僕らのDNAに組み込まれてる。僕らにはいい経験がないんだ。決して軽視したいわけじゃない。間違いなく、素晴らしいアーティスト達が候補に挙がってきたからね。でも、正直言って、僕は理解していない。英国人が言いそうなことだけど、“オーケー、ありがとう、でもどういう意味?”って感じだ」

また、殿堂入りするアーティストの層が薄いと続けた。「ブラック・アーティストやヒップホップ・アーティストの数がちょっと少ない。アメリカン・ミュージックのファンとして言ってるんだけど、僕は、ドクター・ドレーは2年前に入ってるべきだったと思うよ。彼の名前はレディオヘッドよりずっと先、リストのトップに挙がってるべきだ」

2018年のロックの殿堂には、レディオヘッド、ボン・ジョヴィ、ケイト・ブッシュ、ザ・カーズ、デペッシュ・モード、ダイアー・ストレイツ、ユーリズミックス、ザ・J・ガイルズ・バンド、ジューダス・プリースト、LL・クール・J、MC5、ザ・ミーターズ、ザ・ムーディー・ブルース、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ルーファス ft. チャカ・カーン、ニーナ・シモン、Sister Rosetta Tharpe、リンク・レイ、ザ・ゾンビーズが候補に挙がっており、来月、この中から殿堂入りするアーティストが発表される。

Ako Suzuki
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