【連載】vistlip 海の「裏側の観え方。」#4 ライブカメラマン

ポスト

今月の裏側。今月はまたもライブです。ライブなんですが…ライブカメラマンの裏側です。

うちの瑠伊(Ba)と智(Vo)がやっているユニット、Lillのワンマンライブが先日川崎のクラブチッタで開催されました。その日に実は会場に行ってまして。スタッフ扱いで。立ち位置的にはライブ撮影のカメラですね。実際の撮影班はvistlipでやってもらってるカメラマン 高山のチームだったし、この記事にも出来るしライブも見れるし、というね。あとはライブを撮るってどんな感覚だろうなと思ってたから、それが一番。なんかテレビで隠れて潜入してバレなかったらどうのこうのってのあるの知ってます? その気分でやりました。制約としては確実にバレたらそこで終了という勝手なルールを作ってました。

まず入り時間がメンバーより少し遅いです。リハーサルが始まったと同時に撮影班もリハーサルが始まるので、それまでに行って準備するので、多分スタッフの中でも遅い方ですね。今回は俺は3時前とかに入りしたのかな。丁度先行物販やってて、それを横目に裏口から。

まず入ってカメラの準備しながらセットリストを確認。そして打ち合わせをします。さすがに実際の撮影班に混ざって色々やるわけにはいかないので、輪の端っこにはいるものの話し聞いてるだけですが。そしてどこなら邪魔にならないかなって。誰がどこでどう動いて、どのカメラでどういう絵を撮るのかって話しがここで行われるわけです。元々は打ち合わせはしてあるものの、実際に現場行かないとわからない部分はやっぱりあるので、最終確認と調整って感じです。今回は特に特殊なステージ作ってたから尚更か。

そんな中リハーサル開始。


あ。気付いたなこいつ。

撮影班ならではの会話が聞いてて結構面白い。照明や動きや特殊効果やら色々な物がライブはあるし、この瞬間は押さえないといけない!ってのがあるだけに、結構しっかりフォーメーションとか考えてくれてるんだなーって。自分がやる時も事前の打ち合わせはするし当日も少し話すけど、ここまで綿密に話してんだなーと。あとはカメラの専門的な用語が飛び交ってるんですけど、初心者に毛が生えたレベルの俺には何言ってるのか半分くらいわかんねえ。

vistlipでもやってくれてるスタッフに会う度、こっちから声かけないと全く気づかれない。まあいると思わねーわな。マスクして顔見えないし。そんな中で気付いたらもう開場時間も過ぎて開演時間数分前。いつもだったらあと10分です、とか5分ですとかってタイミングから最終的な準備して煙草吸って、SE鳴らす直前に袖に呼ばれたらトイレ行く、という出来るだけギリギリで動くようにしてるんだけど、今回はそういうわけには行かないです。5分前には二階席でスタンバイして、カメラ二台構えて設定の最終確認して…仕事として行ってるわけじゃないけど、ここに載せれる写真くらいは撮らないと。でも実際撮ってもらってる写真見てるし、こういう瞬間の写真が欲しいってのもわかってるし、少しくらいは使えるの撮れるかなという無意識な過信がありました。

むっず。

開始数秒で生ぬるい考えだった事に気付きます。


照明やら効果のある中動いてるメンバーのベストな瞬間を良い画角で切り取る。簡単なわけはない。それはわかってた。が…想像以上にめちゃくちゃ難しい。


今回のライブはゲネをたまたま覗けたり、瑠伊からコンセプトとか聞いてたのもあって、まだ辛うじて置いて行かれずに済んだけど、めちゃくちゃ難しい。


正直かなり頭も使うし体力も使う。まあある程度わかってはいたけど、風景とか動かない物撮るのとここまで勝手が違うんですね…。二部の真ん中らへんでやっと少し慣れてきました。


調子乗って下のフロア降りて後ろから写真撮って見ました。うわー本当はステージの真ん前まで行きたい…。


と思ってふとPAブース見たら知ってる人(Tohya)が。あ。見にきたのね。なんつー顔して見てるんだお前は。


スモークの後にメンバー全員がいなくなるって演出があって二部終了。


この時にかなり疲労感はありましたが、まあそんな事言ってられない。多分見にきてる子達には気付かれてないみたいだし、これは最後までいけそうだ。

とりあえずvistlipとは違う世界観…っていうかもはやLillはそういう部分以上に、ライブとか作品としての根本が違うんだね。あとは後ろで流してる映像作ってるチームも違うし、照明や舞台の空気も違う。ダンスがあったりエキストラ?モンスターみたいなの出てきたりとか。

何よりうちのそういう面って割と俺が制作にメインで食い込んでるけど、それを瑠伊がこっちではやってるんだと思うのね。センスや感覚、当然だけど色々違うなってのは感じましたね。これとか月か惑星のモチーフなんだと思うんだけど、この間の7月のBの時に俺が作った物とのテイストとかテンション感の違いね。


見てて面白かったり、発見があったりしました、個人的に。この幕間ではそんな事考えてました。ちょっと余裕出てきたじゃん。


そして二人が登場してサポートメンバーを呼んでる中、あ、長めのMCって撮りやすいけど別にいい絵は撮れないな…とか思ってたら、そんなこんなで三部も始まり。


最後の曲でバルーン?ボール?出てきて無事終了。


案外良い物撮れたんじゃない?とか自惚れながら、そそくさとスタッフの楽屋に帰って片付けて、メンバースタッフ皆様に挨拶して帰路につきました。おお、こんな早くハコ出るのって久々な感じ。

そんなこんなで帰ってデータをPCに取り込んで絶句。なんだこれって写真のオンパレードです。今回載せたのはすげえ枚数撮った中で相当に厳選した物ですね。500以上撮ってたけど、半分くらいどうしようもない写真だったからね…。

そんなこんなでなんか裏側というか感想ですね、これ。カメラマンの力と技術を痛感したという一日でした。


当日の私と高山くん。声かけるまで社長もうちの会社のスタッフも気付かないという。むしろどうかと思う。

19thシングル「It」

発売日:2017年11月8日(水)
【LIMLTED EDITION】(初回生産限定盤)(CD+DVD)
品番:MJSS-9200〜9201
価格:¥1,500+税
[CD]M1:It
[DVD]ROUGH the vistlip

【vister】(CD+DVD)
品番:MJSS-9207〜9208
価格:¥1,500+税
[CD]M1:It 
[DVD]「It」Music video&making

【lipper】(CDのみ)
品番:MJSS-9202
価格:¥1,000+税
[CD]
M1:It
M2:Persona

※初回生産仕様:メンバートレーディングカード(全10種類)

20thシングル「タイトル未定」

発売日:2017年12月6日(水)

【LIMLTED EDITION】(初回生産限定盤)(CD+DVD)
品番:MJSS-09209~10
価格:¥1,500+税
※収録内容:未定

【vister】(CD+DVD)
品番:MJSS-09211~12
価格:¥1,500+税
※収録内容:未定

【lipper】(CDのみ)
品番:MJSS-09213
価格:¥1,000+税

※収録内容:未定

<vistlip 10th Anniversary Tour「Encounter the Phantoms」>

10月21日 仙台RENSA
~[Left side LAYOUT[idea]]~

11月3日 福岡DRUM LOGOS
~[VIIth anniversary tour “Progressive Jack Pot”]~

11月16日 名古屋DIAMOND HALL
~[FBA]~

11月24日 大阪BIGCAT
~[Sequence of chronoghraph]~

12月1日  豊洲PIT
~[the end of ORDER MADE]~

12月3日  金沢EIGHT HALL
~[revelation space]~

12月13日 札幌PENNY LANE24
~[GATHER To the THEATER]~

◆vistlip オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報