レオン・ラッセル、生前最後のレコーディング音源が9月にリリース
2016年11月13日に74歳でこの世を去ったレオン・ラッセルの生前最後のレコーディング音源が、『ラスト・レコーディング~彼方の岸辺で』として9月にリリースされる。
◆レオン・ラッセル画像
1960年代にスタジオミュージシャンとして注目を集め、70年代からソロ活動を本格始動させたラッセルは、ロックンロールやソウル、カントリー、ブルース、往年のポピュラー・ミュージックまでを織り込んだ独自のスタイルで活躍を続け、その死の直前まで年間平均150公演にもおよぶ精力的なライブ活動を展開してきた。人生最後の年をかけて制作されたニューアルバムには、アメリカのスタンダード・ナンバーの不朽のサウンドに影響されたという新曲に加え、ツアーで磨き上げられた「ハミングバード」や「ア・ソング・フォー・ユー」「マスカレード」の最新アレンジも収録される。
フランク・シナトラ、ナット・キング・コール、トニー・ベネットらの歴史的作品を参考に、共同プロデューサーにマーク・ランバート、オーケストラ・アレンジャーにラリー・ホールを起用して制作されたという本作について、妻のジャン・ブリッジズは「これまでで一番気に入っている作品だとレオンは言っていた」、「惚れ込んでいたわ。全てがあるべき形に仕上がったって」と追想しながら次のように語る。
「私からすると、彼はずっと、親しい人たち以外からは謎めいた存在だった。でも、このアルバムは、自分の感情を見せるチャンスだったの。「ジャスト・リーヴズ・アンド・グラス」という曲では彼の心からの叫びを聞くことができる。あれはウソじゃない。彼は感情的な人で、ライヴではそれを見せていた。『ラスト・レコーディング~彼方の岸辺で』はそんな彼の肖像よ。正確な肖像」
また、ラッセルの30年来の友人であり共同制作者であるランバートは、彼とのセッションを振り返り「勢いにのっていた。スタジオにきて前の晩に書いたものをその場で弾くんだけど、既に彼の頭の中では完成図が出来上がっている、ということが何度もあった。実際ピアノに向かって弾く前からね」と語っている。
『ラスト・レコーディング~彼方の岸辺で』は、9月27日(水)に発売予定となっている。
■リリース情報
2017年9月27日(水)発売予定
SICX-93 ¥2400+税
※解説・歌詞・対訳付
1.オン・ア・ディスタント・ショア
2.ザ・ナイト・ウィ・フェル・イン・ラヴ
3.ラヴ・ディス・ウェイ
4.ヒア・ウィズアウト・ユー
5.インサイド・ザ・ナイト
6.マスカレード
7.ブラック・アンド・ブルー
8.スイート・ヴァレンタイン
9.ジャスト・リーヴズ・アンド・グラス
10.ラヴ・オブ・マイ・ライフ
11.オン・ザ・ウォーターフロント
12.イージー・トゥ・ラヴ
13.ハミングバード
14.ザ・ワン・アイ・ラヴ・イズ・ロング
15.ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー・フロム・ヒア
16.ア・ソング・フォー・ユー