80年代のレア国産アナログポリフォニックシンセをベースにしたソフトウェアシンセ「UVX80」
80年代にリリースされた非常にレアな国産ポリフォニックシンセをベースにしたソフトウェアシンセサイザー音源「UVX80」がUVIより登場した。7月9日まではお得な発売記念価格で提供される。
ベースとなったのは、サンプラーやレコーダーのリーディングカンパニーとして一世を風靡した国産メーカーがリリースしたアナログシンセ。名前こそ明かされていないが、アートワークやロゴからAKAI「AX80」と思われる。この8ボイスのシンセは、同社が最初に手がけた楽器であったため、非常に挑戦的で、柔軟かつ贅沢な造りに仕上がっていた。クロスモジュレーション可能な2つのDCO、サブオシレーター、ボイスごとに2つのEGと2つのフィルターによる多彩なサウンドメイクが可能。豊かなモジュレーションパッドから、パンチの効いたリード、きらびやかなベルまで幅広い音色が得られる。
UVIにより現代に蘇った「UVX80」は、80年代の秘宝とも言えるこのビンテージシンセのサウンドの質感、魅力を存分に堪能できる仕上がり。さらに最新のソフトウェア技術により、その個性的な響きを活かしたオリジナルサウンドの創造も可能だ。
オシレーターごとにレイヤーが用意されたデュアルレイヤー構造を採用。豊富に用意されたプリセット音色波形の組み合わせでさまざまなサウンドを生み出せる。2つのオシレーターはそれぞれに、独立したアンプリチュードとフィルター、ステレオセクション、フルカスタマイズ可能な16ステップのアルペジエーターを搭載。強力なモジュレーションとエフェクトにより、カンタンかつダイナミックにサウンドを変化。高品位のコーラス、ディレイ、リバーブで音色を仕上げることができる。また、モジューレーションホイールにビブラートやフィルターなどのパラメーターを即席で設定し、演奏に表情を加えることも直観的に行える。実機にはないポルタメント機能が扱えるのも見逃せない。
実機の特徴的な多様性に富んだアナログシンセサウンドを網羅するために、250を超えるカスタム音色を用意。クラシックからモダンスタイルまで、アルペジオサウンド、ベル、ブラス、ベース、コード、キーボード、リード、パッド、プラックストリングス、スイープなど、可能な限りあらゆるサウンドをプリセット。これらの音色はカンタンにアクセス可能で、レイヤー、スタックすることでほぼ無限に近いバリエーションを生み出すことができる。
「UVX80」は、UVIのフラッグシップインストゥルメント「Falcon」または無償提供の「UVI Workstation」のライブラリーとして64bitネイティブ動作、すべてのメジャーDAWのプラグインとして使用可能だ。
▲実機を彷彿させる操作画面には、レイヤーやホイールのエディット、モジュレーション、エフェクト、アルペジエーターの画面がそれぞれ用意される。
製品情報
発売記念価格(7月9日まで):49米ドル/ユーロ、5,940円(税込)
通常価格:79米ドル/ユーロ、9,720円(税込)
発売日:2017年7月5日
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